【アマゾン旋風やまず】
前稿で日経朝刊の「中小運送、ヤマトの隙突く」という記事を紹介したが、そこで挙げた銘柄は、28日、そろって上げた。
丸和運輸機関(推) 4695△115
ファイズ        6090△140
SBS(推)        792△10
またロジネット(推)も814円で直近の807円比で7円上げた。

ヤマトがアマゾンの当日配送から撤退と伝えられてから、運送業界をめぐる様々な問題点があぶりだされた。中でも、人手不足、劣悪な労働環境がクローズアップされた。こうした中で、運送業者から顧客に対し大幅な運賃値上げが持ち出された。低すぎる料金では仕事は受けないと強い姿勢を大手中心に強く打ち出し、今回ばかりは、その要求がかなり通っているようだ。

これが何を生むか。株式市場では、意外なことに誰も言わないようだが、これは運送業界の収益力アップにつながると私はみる。
ヤマトなど大手はアマゾンの当日配送など、労多くして益少なしの仕事から撤退、その他でも大幅な値上げを打ち出し、かなり成功している。
一方、中小はヤマト・アマゾン騒動を奇貨としてアマゾンの仕事を獲得、また料金でも大手に追随して値上げに動き、こちらもかなりの成果を収めつつあるようだ。

以上から言えることは、最も漁夫の利を得たのは、
丸和運輸、SBS、ファイズ、ロジネットジャパン、遠州トラック
などの、準大手でアマゾンに食い込んだところだろう。この5社は、ヤマトにとっては割が悪くても5社にとっては採算に乗るアマゾンの仕事を大量に受注、その他の顧客に対しても、大手同様値上げを求め、かなり成功したわけである。しかもアマゾンの仕事は、今後も順調に高成長が期待できる。

このような読みに基づいて私は、丸和運輸、SBS、ロジネットについて強気なわけである。

アテクト1937△51、オハラ(推)1555△12、また丸和運輸4695△115。この3銘柄は年初来高値との比較では、まだまだ大きな差があるが、実は大引けの値段(終値)との比較だと、そろって肉薄している。
各銘柄の終値の高値(カッコ内は年初来高値)は
アテクト  1957円(2145円)
オハラ   1568円(1641円)
丸和運輸 4730円(4930円)
であり、今日の終値は、まさにこれらを射程に入れていることがよく分かろう。終値がこれらの高値を上回ってくると、次は当然、年初来高値(カッコ内の数字)が目標になる。

東洋合成が1248△113(JQ値上がり率8位)と急騰、年初来高値も更新した。前稿で書いたように、今期業績は大幅上方修正必至であり、また有機EL関連としては評価不足なので、ここからなお大幅高が期待できよう。

ケミプロ化成が387円まであって382△14と上げた。出来高も急増、戻り高値を更新した。有機El関連の穴株として注目していたのだが、この上げはどうもそういう理由からではなさそうだ。売買単位が1000株から100株に9.01日から変更になる(これはかなり前に発表済み)が、なんとこれを先取りする動きが出たようなのだ。
これで思い出すのがロジネット。同社の場合、10.01日から売買単位が100株になるが、実際の売買では9.27日からである。ようやく、1ヵ月を切って来た。

8月28日 23時12分記
北朝鮮は26日、日本海へ向け短距離ミサイル3発を発射した。
グアム沖に超距離弾道ミサイル4発との構えだったわけだが、これの代替が今回の3発だったとすれば、株式市場には、好材料だろう。ただし、なおグアム沖の可能性が完全になくなったわけではないだろうから、今後の動向には、それなりに注意を払って行くところだろう。

25日のNYダウは小幅高、CME日経平均先物は2円高、為替は1ドル109.3円台と小動きで、全体としてもまずまずのところへ、北朝鮮・日本海へ向け短距離ミサイル3発を発射となったわけで、月曜は、まずまずの好環境と言えよう。

【丸和運輸機関(推)】

25日は4650円まであって4580△40。24日の逆日歩は2.0円になった(言い訳をすると、貸借倍率が少々良くなっても、日証金の現物株式調達は時間の経過で楽になる面があるのか逆日歩は横ばいとか低下ということが結構ある)が、25日は貸借倍率が0.08倍と5.24日以来の低水準になった。しかも5.24日の時は空売りは32700株に過ぎず(8.25日は208300株)、逆日歩もついていなかった。
こうした取り組み上の好環境下で、好材料が報じられた。26日の日経朝刊に「中小運送、ヤマトの隙突く」という大きな記事がある。
丸和運輸に関しては「アマゾンの当日配送向けに個人運送業者を組織化」、「20年度までに軽貨物1000台、運転手1万人体制に拡充し、首都圏の主要都市に広げる。」とある。

なお27日の日経朝刊にも「圏央道 進む産業集積」という記事で
「残業が減った」。丸和運輸機関の担当者は圏央道効果をこう話す。として、同社の運送にかかる時間が短縮された話が取り上げられている。

26日の「中小運送、ヤマトの隙突く」の記事では、丸和運輸以外にも、上場企業では、SBS(推)とファイズが取り上げられている。
SBS(SBSロジコム、SBS即配サポート)の場合、今期業績の減益見通しが嫌気され人気離散となっているわけだが、これは前期あった特別利益が消滅するためであって、実は業績は好調だ。丸和運輸並みのトラック1000台を19年までに増強予定というから、早晩、アマゾン関連の超出遅れとして見直される可能性が出て来た。
なおロジネット(推)の名前が日経記事には出て来ないが、これは調査不足のためだろう。遠州トラック等も出ていないのだから。

フルヤ金属(推)は例によって下押す場面があって終値は3240△5。年初来高値も更新。これで8連騰だが、このうち、前日終値を下回ることがなかったのは2日だけ(内1日は変わらずまであった)だ。途中、うまく利食い売りを消化して、足場を踏み固めて上げて来たことが分かる。

オハラ(推)、アテクトも順調に上げた。だらしなかったクレステック(推)まで急反発(見捨てたくなる頃に上げるのが相場の常と言うべきか)。

前稿で挙げた東洋合成は1135▼44と大きく下げた。売り上げの過半を占めるのが感光材料だが、半導体の活況で好調だ。さらに今後は有機EL向けに需要が伸びるとみられている。8.09日引け後に4-6月期決算を発表しているが、この時中間期業績予想を上方修正している。経常利益で3.80億円→4.80億円。しかし通期予想経常利益は6.0億円を据え置いている。いずれはこれを9億円前後まで上方修正、実際の数字はそれ以上になるというのが、私の読みだ。来期の予想1株利益は名目で90円以上、実質でも80円台乗せが見込まれ、時価は超割安、ここは絶好の仕込み場とみる。

マルカキカイ、トーカロはもたついているが、焦らず、人気化するのを待とう。

8月27日 23時31分記
24日の相場は前日のNYダウがトランプ演説(メキシコ国境の壁建設に関連して「政府機関の閉鎖も辞さじ」)で下げ、為替も円高になったため大型株中心に下げた。小型株指数はわずかながらもプラスだった。JQ,マザーズも小幅高。
業種別では鉄鋼株の下げが2.7%と際立った。トヨタと新日鉄住金とで鋼材価格引き下げで合意したことが、24日付け日経朝刊記事で判明、これを嫌気した売りがかさんだ。長雨の業績への影響を懸念してか食料品や小売りの下げも大きかった。

当道場銘柄では、フルヤ金属(推)が、安寄りし一時95円安まであったが切り返し、高値更新となる3295円まであって3235△75。利食い売りをこなしながら上げ続ける強さに素直になおついて行くところか。

丸和運輸機関(推)も安くなる場面もあったが切り返し、4540△15と小反発して終えた。23日も4.0円の逆日歩が付き、これで13日連続となる。累計の逆日歩は120円程度になろう。貸借倍率は0.02倍低下の0.11倍となり24日も5円前後の逆日歩か。前日の急落後遺症で24日の反発はわずかだったが、ここから大きく反発する可能性大とみる。

アテクト、ウィルグループ、マルマエ(推)、エスプール、日本化学産業、泉州電業なども上げた。
一方、オハラ(推)、ウェルシア、不二製油などは下げた。

なお、昔の銘柄でエランが引け後1対2の株式分割を発表、PTSでは2650△210を付けている。

半導体・有機EL関連の人気がすっかり盛り返したようだ。一時半導体景気はピークが近いのではといった懸念が高まったが、ここに来て半導体需要の強さを裏付けるデータもあって、人気回復となっているようだ。
とは言え、ひと相場出したような銘柄ではなく、比較的新鮮な銘柄を選ぶことが肝要だ。
フルヤ金属の他、マルマエ、トーカロ、東洋合成、岡本工作などの値動きを見つつ、判断したい。

8月24日 23時40分記
23日の相場は、NYダウの大幅高に加え、円安もあって、主力株中心に上げて始まったが、次第に日経平均は上げ幅を縮小、177円高まであったのが終値では51円(0.26%)高にとどまった。逆に上昇率で日経平均を大きく下回っていたJQ平均は始値と近い水準で終え、上昇率は0.30%で、日経平均を上回った。

ダイフク、不二製油、小型株でノーリツ鋼機、日本高度紙、幼児活動研究会(いずれもかつて当道場で取り上げた銘柄)などが、年初来高値を更新したが、上げた理由はともかく、エネルギー不足の中、動きのいいものに乗るという流れが強いということだろう。

フルヤ金属(推)は3240△85まであって3160△5。マイナスに転じる場面がありながら結局プラスで引けるのは、連騰疲れを癒す効果があって歓迎すべきか。

丸和運輸機関(推)は4750△20まであったものの4525▼205と急反落となった。好材料で急騰した前日の上げ幅の72%が吹き飛んだことになる。まあしかし、これが今の相場と思うしかない。だからこそ、前日の4930円まであったところでは、幾分なりと売っておくのがいいわけだが、それがなかなかできないのが凡夫の凡夫たる所以だろう。私は私にしては珍しく、前日、総保有株数の3割ほどを売った。多少は経験に学び進歩したのかもしれない。
とはいえ、そう弱気のわけではない。22日も逆日歩は5.0円が付き、これで2円以上の逆日歩が12日間継続中だ。もう面倒なので計算していないが累計の逆日歩は100円程度になっただろう。私の場合、百数十万円の臨時収入になる。というわけで、空売りしている人達は心穏やかならざるはずで、24日は急騰もありえよう。

前稿で「ナンピン買いのチャンスかもしれない。」としたマルマエ(推)は1266円まであって1246△24と反発した。

オハラ(推)が要注目の動きだ。1565円まであって1542△29。年初来高値は1641円だが終値としては1568円が高値だ。あと23円に過ぎないが、これを上回って終えると、年初来高値更新への展望も開けようというものだ。

マルカキカイは寄り天となり1929△14の安値引けだった。売り物が結構出て来て、なかなか上っ放れなれないわけだが、出来高は前日の3倍近くに急増、年初来高値にもあと4円まで迫ったわけで、半年にも及ぶ1900円前後の揉み合いから脱するのも時間の問題だろう。買う気のある方は迷わずすぐにがいいだろう。ただし、北朝鮮リスクもあり地合いに問題があるので、買う場合は他の銘柄を売って持ち高は増やさない方がいいだろう。

8月24日 0時16分記
22日は中小型株中心に物色された。日経平均、TOPIXはほぼ横ばいだったが、JQ,マザーズはともに0.3%台の値上がりとなった。
朝方には、前稿を書いた段階より為替が円安になって先物も下げ幅を縮小、いい流れになっていたわけである。

丸和運輸機関(推)は4930円まであって4730△285(東証1部値上がり率9位)。
株式分割に加え、レオス・キャピタルワークスの大量保有(5.32%)、逆日歩と好材料がそろい、なお大幅高の可能性も十分ありそうだ(ただし、ここからは、それなりにリスクも大きいと覚悟されたし)。
レオスは独立系資産運用会社で2016年末時点の運用資産総額は2000億円。ひふみ投信等を運用。
逆日歩はここ2.0円と3.0円が計4日続いたわけだが、21日は7.0円に跳ね上がった。貸借倍率も0.12倍と低い水準だ。

フルヤ金属(推)も一時はマイナス圏に沈んだが切り返し3195円まであって3155△45で5連騰となった。どこまで行くのか判定不能だが、相場に聞く限り、やはりなお大幅高もありそうだ。ただ臨機応変、状況に対処することが必要だろう。

オハラ(推)はこの2日間で73円下げたわけだが、22日は1513△86と一気に下げ分以上に戻し、戻り高値を更新した。有機ELで買われているのか全固体電池なのか不明だが、チャートは丸和運輸に似て来た。うまく行くと一気に1641円高値更新から一段高もありえよう。

トーカロが3990△80と続伸、一時は4000円大台を回復した。有機EL関連でもあり、最大の取引先は東エレク宮城だ。8.02日引け後、好決算を発表、03日こそ急騰したが、その後はいいところなく、時価は決算発表直前をも下回る。好決算でもしばらく上げなかったフルヤ金属同様、時間差を置いて大幅高コースも考えられる。

人気の圏外に置かれたクレステック(推)、マルマエ(推)は、下げ止まらない。あまりこだわらず、一部は動きのいい銘柄にチェンジもとは、いつも言っていることだ。ただ、マルマエの場合、新株発行が嫌気されただけで業績は絶好調の上有機EL関連の超出遅れともいえるので、この3日続落局面は、ナンピン買いのチャンスかもしれない。

アテクトは5連騰で、ついに一時は1900円大台回復、1894△27。正念場といったところだ。

コマツ、ヤマシンフィルタなど、ここ建機株が堅調だが、穴株を一つ紹介しておこう。出来高が少なすぎるのでひそやかに。
マルカキカイである。1915△17。今年の2月以降半年以上もボックス圏でもんでいる。うまく仕込めれば、おいしいことになろう。

北朝鮮リスクは消えたわけではない。大幅高した銘柄や見込みの薄い銘柄等、多少なりと外し、ある程度は身軽になっていることもいいだろう。もちろん、恐怖におののき大半は売るなどという行動を勧めているのでないことは言うまでもない。

8月23日 0時00分記
21日の相場は、期待通り、中小型株中心の相場となった。日経平均、TOPIXとも小幅安だったが、これは大型株の下げによるもので、騰落銘柄数は値上がり銘柄数の方が多く、単純平均もプラスだった。ただしJQ、マザーズは下げた。

フルヤ金属(推)は大商いとなって3125円まであって3110△170。完全に有機EL相場の牽引車となった。
アテクト、トーカロ、また当道場銘柄以外では平田機工、保土谷化学、東洋合成、昭和真空等も上げており、今後こうした中小型の有機EL関連の動向にも注意を払ってみていくところだろう。

トリドール、日本高度紙工業、LITALICOなど、かつて取り上げた好業績銘柄で大幅高するものも目立った。

日本化学産業が2119△204(東証2部値上がり率2位)と突如急伸、バイテック、インターネットインフィニティー、本田通信、アテクトなど、新四季報から発掘した妙味株で上げるものも目立った。

オハラ(推)、マルマエ(推)、クレステック(推)は下げた。

丸和運輸(推)が引け後、タイミングよく1対2の株式分割(基準日は9.30日)を発表した。21日の終値は4445▼15だったわけだが、PTSの気配は4600円買い4900円売り。
依然2円以上の逆日歩が継続10日連続となっているわけだが、21日の貸借倍率は0.12倍とさらに低下、これに株式分割という材料が出て一段と面白いことになって来た。

現在日経平均先物・大証夜間は93円安、為替は1ドル108.78円となっている。少々の日経平均安、円高は、小型株にとって問題ないことが多いが、さらに進むと、そうも言っていられなくなる。
北朝鮮リスクも含め、警戒は怠らず、吹き上げたところは多少なりと売るなど、慎重に行きたいところだ。

8月22日 0時16分記
北朝鮮リスクに加え円高もあって18日の日経平均、TOPIXはともに1.1%の大幅安となった。JQは0.2%の小幅安にとどまったがマザーズは1.2%の下げだった。
アメリカ株(NYダウ)はトランプ政権が危機的状況になっていることで17日は1.2%の大幅安(本年2番目の下げ幅)だった。
18日は100ドル余り下げた後、以下の材料で、プラス圏に浮上、最後は76ドル(0.4%)安だった。
バノン主席戦略官・上級顧問をトランプ大統領が解任したわけだが、これで穏健派が主導する政権になりそうだが、これは強固な支持基盤である層の離反を招きかねず、政権の先行きは依然、不透明で、株式市場が期待するような経済政策が打ち出される期待ももてそうにない。
ただ、これまでは政権瓦解にひた走りの体だったのが、これで立て直しに向けて、一応の体制が整ったとみることもできなくはない。楽観はできないが、いたずらに悲観的になるのではなく、今後ケリー首席補佐官の指導力のもと、多少なりとまともな政権運営、経済政策が出てくるかもしれないと、冷静に見守るところだろう。

日本株(日経平均)は、日経平均先物が一時急落となっていたが、CME日経平均先物は10円安で終えた。為替も1ドル109.19円と、一時の109円台割れからは多少円安になっている。

こうしたことから21日の相場は、小型株はまあまあの動きとなるか。
21日から米韓軍事演習が始まるが、これも一応警戒。
ただ、少し先を見れば、歴史的高値圏にあるアメリカ株には割高感を指摘され、トランプ政権リスクもあって、警戒が必要だろう。これと連動する形で円高リスクも常に意識されるところだ。

フルヤ金属(推)は年初来高値を大幅に更新する2980円まであって2940△60。市場がお盆休み期間の超閑散のなか、前日を上回る出来高となり、先行きへの期待が大きく高まっていることをうかがわせる。
フェローテック、東エレクなども18日は上げており、半導体・有機EL人気は再び盛り上がりそうな気配さえある。その中で最も業績面で期待でき、有機EL相場の中核に位置するフルヤ金属は3000円大台乗せから一段高が期待できよう。

アテクトは不安定な動きながら1822△7と3連騰となった。ストップ高・調整、ストップ高・調整、ストップ高・調整となり、現在は再再再度のストップ高をうかがっているのか、そうは問屋が卸さずになるのか微妙なところだ。ただ前にも書いたがPIMの有望性からすると、基本的に壮大な相場が待ち構えているとみるところだろう。

オハラ(推)、マルマエ(推)などは、全般安に引きずられる形で大幅安となった。地合いさえ悪くなければ、心配ないだろう。

【アマゾンエフェクトで丸和運輸、ロジネット】
19日の日経朝刊に「米企業にアマゾン恐怖症」という記事が載っている。「アマゾン快進撃の陰で、業績と株価の低迷にあえぐ米企業(メーシーズ、JCペニーなど)が増えている。」というのである。そしていずれ日本でも「アマゾンエフェクト」に直面する可能性があるとしている。
しかし、これはすでに私が想定していることで、その先駆け現象として、アマゾンの輸送を手掛ける企業の業績が予想をはるかに上回って大きく向上、株価も同様になるとみているわけである。
その本命企業がどこか。ファイズ、遠州トラックが先駆したが、ここまでの株価推移から見ると、次第に丸和運輸機関(推)が本命の地位につきつつあるように思われる。
丸和運輸の株価は18日、安値は4355▼90まであり、終始軟調に推移していたわけだが、大引け迄1分を切った14時59分過ぎから強力な買いが入り終値は4460△15の高値引け。空売り筋の心胆を寒からしめた。空売り筋の買い戻しで上げた可能性も十分あり、その場合は自縄自縛と言うか自業自得と言うべきか。依然、大幅な逆日歩継続、アマゾン関連本命からして、やはりここから大きな相場を出す可能性が一段と強まったのではないか。

アマゾンの膨張する巨大な輸送を支えるには、ヤマトの穴を埋める輸送能力のある企業の存在が必須だ。それはまず丸和運輸、次がロジネットだろう。ロジネットの場合、なお売り圧力がそれなりにあり、株価の高値からの大幅安で疑心暗鬼も強いわけだろうが、どこかでそういう心理状況も一変、株価への見方も一変しよう。そうなってからでは遅い。お持ちの方は明るいい未来を確信して持続のみだろう。余力ある方は新規、買い増しともいいだろう。

8月20日 21時29分記

17日も小型株優位の展開となった。日経平均、TOPIXとも0.1%の値下がりだったが、小型株指数は前日同様値上がり、中型株指数もわずかにプラスだった。JQは0.7%、マザーズは0.8%の値上がりだった。

「フルヤ金属は有機EL相場の大本命 」と前稿でしたわけだが、フルヤ金属(推)は出来高急増で2880△158(JQ値上がり率30位)。
私の広報活動が奏功したのかは疑問なしとしないが、ともかく大幅高した。他の有機EL関連も

オハラ(推)=1500△46
マルマエ(推)=1277△42
アテクト=1815△65
トーカロ=3995△30

と、トーカロ以外はそろって3%超の大幅高となった。当道場銘柄以外でも有機EL関連は大半の銘柄がプラスだったようだ。
半導体関連は、そのほとんどが有機EL関連でもあるわけだが、半導体関連の中核銘柄として買われた東エレクやアルバックには買い疲れ感がなくはなく、ここからは半導体というよりは有機ELのフルヤ金属やオハラ、また、これまであまり買われて来なかったマルマエ、アテクト、トーカロのような銘柄が、人気を集めるのではないか。

丸和運輸機関(推)は4445△65と反発した。16日の逆日歩は3.0円で8日連続の逆日歩となった。超低金利の今、これだけ高額の逆日歩が続くのも珍しい。東京の8月連続雨降り記録のように、さらに続くと株価的にも一段と面白い。

北朝鮮リスクはひとまず後退したわけだが、 金委員長は「米国が朝鮮半島周辺で危険な妄動を続ければ、重大な決断を下す」と発言した(17日午後か)と伝えられており、21日からの米韓合同軍事演習で、また緊張が高まる恐れがある。前にも書いたように、持ち高はある程度少なめにして乗り切るところではあろう。

8月18日 0時35分記
16日の相場は、ようやく小型株優位の展開となった。すなわち日経平均、TOPIXはそれぞれ0.1%、0.0%(0.01%)安と、ともにほぼ横ばい。規模別株価指数は小型のみプラスだった。これに対しJQは0.5%、マザーズは2.0%の値上がりだった。

当道場銘柄は値上がりするものが多かったものの、前稿で書いたように、この日も善玉多数に対し、大悪玉が出現してしまった。
丸和運輸機関(推)である。4540△35と高く始まったのだが終値は4380▼125。
ただ最近は特にこういうおかしな値動きが目立つ。ダイフクは、前日東証1部の多くの銘柄が値上がりする中終始軟調で、結局4380▼25だった。ところが16日は一転4570△190と急伸、年初来高値も更新した。最初に取り上げたとき(3.05日)は2800円前後だったわけだが、そこから6割程度も値上がりした。しかし、そこ迄の道のりは必ずしも平坦ではなく、ここまで持ちこたえることは至難の業だ(私も含め)。16日、ウィルグループ、ウエルシア、バイテックが年来高値を更新したが、これらとて、取り上げてから必ずしも順調に値上がりして来たわけではない。要するに、アベノミクスで上げ始めたころとは違い、相場環境が厳しくなっており、すいすい上げる展開はほとんどなく、どこで売るかどこでは持ちこたえるか、判断が難しい相場だということである。

丸和運輸だが、ダイフク同様、すぐに反発するとみてよさそうだ。15日の逆日歩は2.0円だったが、高率の逆日歩は7日連続、累計の逆日歩はざっと計算したところ84円強に達している。16日の貸借倍率は0.19倍。

日経朝刊(16日)に「有機EL 素材で攻める」という大見出しの記事が載っている。三菱ケミカル、キヤノントッキ(キヤノン子会社)、出光興産、トーソー、保土谷化学、日本写真印刷等多くの企業の名前が挙がっている。

しかし、「素材」を取り上げるなら、最大級の銘柄を忘れている。
それはフルヤ金属(推)だ。

有機EL燐光材向け原材料(イリジウム化合物)
・イリジウム化合物の高純度化技術により世界トップシェアを維持
・大手スマートフォンのOLED化拡大に伴うイリジウム化合物の受注増加2017年6⽉期
(決算説明会 2017年8⽉9⽇ の資料) 2018年6月期業績予想としてのもの。
日経記事にあるような素材メーカーに、原材料としてイリジウム化合物を供給しているのがフルヤ金属であり、競合相手もほとんどないと言っていいのではないか。
前期業績は当初大幅減益予想だったのが2回の上方修正で14.8%の経常増益で着地した(2017年6月期)。そして今期は同39.7%の大幅増益予想を会社は打ち出している。
有機ELの急拡大等、同社を取り巻く環境が大きく好転し情勢が急速によくなろうとしているのである。この大きな変化・すごさを市場はほとんどというか全く理解せず、決算発表即売りの洗礼となったわけだが、間もなく、まともな評価が始まり3000円相場に向けて走り出すのではないか。

このほかでも当道場銘柄には有機EL関連が目白押しだ。
再度確認しておこう。

オハラ(推)=有機EL露光装置
マルマエ(推)=有機EL製造装置向け金属加工
アテクト=スペーサーテープ(同社は世界一のシェア)は有機ELディスプレー駆動用LSIにも実装
トーカロ=液晶や有機ELなどのフラットパネルディスプレイや半導体産業への中国の戦略的投資拡大およびIoTやビッグデータへの対応に向けた大手半導体メーカーの積極的投資計画を背景に、当社の受注環境は好調に推移するものと予測しています。(社長あいさつ)

8月17日 0時24分記
15日の相場は、北朝鮮ミサイルリスクが、ある程度和らいだという見方から、大きく反発した。
日経平均、TOPIXとも1.1%の上昇。ただJQは0.4%マザーズに至っては0.0%(細かく言うと0.03%)の上昇にとどまった。

当道場銘柄のような小型株は、日替わりで強かったり弱かったりという値動きを示すものが多い。このためポートフォリオ全体で見ると、最近はずっと、毎日のように、善玉と悪役が両方とも出現してしてトータルではパッとしない結果になりがちだ。

15日の場合、ウエルシア、バイテックが年初来高値更新、オハラ(推)、丸和運輸機関(推)、ウィルグループ、薬王堂、トーカロ、インターネットインフィニティ、スターツ出版などが上げた。
一方、アテクト(推)が急落、フルヤ金属(推)、クレステック(推)マルマエ(推)、エスプール(推)などは下げた。

やはり、結局は業績の良かった銘柄は基本的に強いというのが、今回の4-6月期決算発表後の値動きと言ってよさそうだ。
この点から言うと、フルヤ金属、トーカロ、バイテック、ウィルグループ、ウエルシアは、文句なく好決算。丸和運輸、ロジネット(推)も株価からして許される決算だったと言えよう。またオハラは10月決算なので5-7月期決算が9.14日発表予定だが、4月中間決算が
経常利益は会社予想の3.2億円に対し6.55億円で着地しており、据え置いている通期予想を大きく上回る好決算がほぼ確実だろう。

とりあえずはな動きの良いオハラ、フルヤ金属に期待。アテクトも4度目のストップ高はともかく、どこかで急騰しよう。PIMの将来性を疑うことなかれ。
書き忘れるところだった。丸和運輸は14日も8.00円の逆日歩が付きこれでなんと6連続8円以上の逆日歩である。貸借倍率0.17倍なので15日もかなりの逆日歩だろう。多少希望的観測であることをお断りして書くと、近々空売り筋の買戻しで年初来高値更新から一段高か。

小型株には厳しい展開が続くが、16日は小型株優位の値動きになると期待して眠るとしよう。

8月16日 0時36分記