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07日の相場は、目まぐるしい値動きだった。日経平均は高値では300円近い上げとなったが、引け間際には150円余りの下げとなり終値は62円(0.3%)安。終わってみれば、前日の逆で東証1部のみ値下がりとなり、2部、JQ、マザーズはそろって上げた。このように日替わりで物色対象が変わるのが今の相場で、やりにくい原因でもあるわけだが、そういうものと承知して臨むしかない。

円安メリット株として、以前、ジャムコとともに取り上げた日本電子が、前日の上方修正を受けて2045△187と急騰した。また昔の銘柄で、これまた超絶決算発表のフルヤ金属は7280△1000のストップ高比例配分。
期待のフィックスターズ(推)も、引け後、2018年9月期決算を発表した。

【フィックスターズが好決算発表】
経常利益は直近の会社予想(=四季報予想)の10.00億円に対し11.13億円だった。
2017年9月期は8.13億円だったから36.8%の大幅増益である。今期予想が11.72億円と5.3%の比較的小幅な増益予想なのを気にする向きもあるようだが、それはちょっとおかしいだろう。
なぜなら
①こういう大幅増益達成後は、反動や計画未達を恐れてか、ほとんどの企業が控えめな予想、場合によっては減益予想を出しがちである。
②特にフィックスターズの場合、控えめな予想が得意。2017年9月期決算(経常利益8.13億円)を発表した時の2018年9月期の予想経常利益は8.77億円だった。
くどいが、分かりやすく示しておこう。
2018年9月期=期初予想8.13億円→10.00億円に増額→11.13億円で着地
2019年9月期=期初予想11.72億円→A億円に増額→B億円で着地
A、Bに私の予想(多少期待も込めた数字だが)を入れたものを示そう。
2019年9月期=期初予想11.72億円→13.00億円に増額→14.00億円で着地
なお、同社の将来性、今後目指す方向性等については決算と併せ公表された「2018年9月期通期決算補足説明資料」に詳しいので、参照されたい。これを読めば、やはり、この会社、とんでもないことになりそうだという確信を深めることだろう。
決算を受けて明日の株価がどう動くか、こういう地合いなのではっきりしたことは言えないが、確かなことは、この決算は文句のない好決算だったということと、同社の将来性は素晴らしいということである。自信を持って大きく育つのを見守ろう。

【シェアテクの企業買収はダントツ】
M&Aonlineで以下の記事を見つけたので紹介しておく。

>東証の「適時開示」ベースで、2018年の企業別の買収件数ランキング(9月14日時点)を集計したところ、9件を手がけたシェアリングテクノロジーが最多だった。(中略)2位はソフィアホールディングスの5件で、いずれも買収先は調剤薬局。(中略)
件数トップのシェアリングテクノロジーが買収を発表した案件は以下の9件(子会社化が6社、事業取得が3社)。
▽リアブロード(東京都新宿区)=海外留学サイト▽APEXY(東京都北区)=ウエブサイト「お金つくーる」運営など▽電子プリント工業(兵庫県尼崎市)=プリント配線基板製造▽名泗コンサルタント(三重県四日市市)=不動産事業▽アーキバンク(東京都渋谷区)の内装工事見積もりサイト「アーキクラウド」を取得▽塩谷硝子(愛知県春日井市)=ガラス製品▽Gogasha(東京都新宿区)のiPhone修理店舗検索ポータルサイト「iPhone救急車」を取得▽モノクリエイト(岐阜市)の「引越しチェキ!」サイト事業を取得▽Discover(東京都渋谷区)=動画ショッピングサイト
買収金額は総額約23億円(非公表1件を含む)。(以下略)

シェアテクの2017年9月期の売上高は17.5億円に過ぎなかった。そういう小さな会社が2018年1月~9.14日で23億円もの買収を実行したのである。もう4年半も前のことになるが、ノーリツ鋼機を推奨したことがある。業務用写真プリンタ会社からの企業変身を評価したわけだが、825円だった株価はつい先日10.01日には3240円を付けた。買収した多くの企業が多大な収益を挙げて、見事に花開いたからである。シェアテクにも同様な夢がある。いや、売り上げの伸びを見ていると、それ以上かもしれない。実際、買収したばかりの海外留学サイトのリアブロードは「スマ留」」申込件数が驚異的な伸びを見せている。

好決算にも関わらず売られていた銘柄も地合いの好転で、そろそろ見直されるような気がする。
ワークマン(当道場銘柄ではないが、私が少しだけ打診買い済み)は好決算を受けた07日6690▼370まで下げたが、終値では7070円まで戻しPTSでは7150△80。
オイレス工業も1934△8と反発、ジャムコも2922△35と上げた。東祥は3日続落となったが、そろそろ戻すか。好決算発表でストップ高した後、意味深な動きのコシダカも、再謄が迫っているとみる。

11月07日 23時24分記
06日の相場は、前日とは一転して主力大型株中心に上げ、日経平均・TOPIXとも1.1%台の大幅高となった。
2部は-0.1%、JQは-0.2%、マザーズは+0.3%だった。

最近、各市場の騰落銘柄数もチェックするようにしているのだが、それを見ていると、市場の実態がよく分かる。

        値上がり銘柄数   値下り銘柄数
東証1部     1362           674
東証2部      201           200
JQ         247           342
マザーズ      74           184

小型株はやけに値下がりしているように見えるのに、指数はほぼ横ばいでおかしいと感じていた原因が、これではっきりする。
指数がプラス0.3%のマザーズは値下がり銘柄数のほうが値上がり銘柄数の2.5倍もあったのである。
日経平均だけでなく、マザーズ指数も全く当てにならないということだろう。2部指数は東芝1社で趨勢が決まるのでほとんど意味がないことは、以前に書いている。

シェアテクは好材料発表を受けて2685△78まであったのだが終値は2528▼79。連日上げていて、そろそろ休養が必要だったのだろう。年初来高値更新に向けての一服ととらえればよく、強気堅持でいいだろう。

決算組は、どうも元気がない。東祥(10.31日引け後発表)は11.01日に4000▼385と急落したわけだが、その後もほとんど戻さず、06日は3820▼65。
オイレス工業(11.02日引け後発表)は11.05日の1951▼197に続いて06日も1926▼25と続落。
ちなみに05日引け後、驚異的好決算を発表したソフトバンクの場合も、寄り直後に9100△353まであったわけだが終値は8575▼172。
こういう動きばかり見せられると、みんなやる気を失うのではと心配になる。いずれにせよ、個人投資家は自らの首を絞めることになっていて、市場参加者は減る一方ということだろう。
なおジャムコ(WEB銘柄)(推)は決算発表を受けて05日、2807▼423と急落したわけだが、06日は2887△80と反発した。
読者の方からジャムコへの対処方針についてのご質問を受けているが、「非公開コメント」となっていて返信できないので、ここで簡単に書く。
注=これまでも時々「非公開コメント」になっていて返信できなかったケースがある。意図せずそうなってしまっていて、私がなぜ返信しないのかと思っている方もおられそうだ。心当たりの方は、今後気を付けて私が返信できる形でコメントください。私が返信しないことは非礼なもの等以外、原則ありません。
ジャムコの9月中間期の経常利益は14.00億円予想→23.90億円(実績)。四季報予想の21.50億円予想をも上回った。会社は通期予想26.8億円をすえおいたが、これは1ドル105円想定を変更しないでの数字。よって通期は中間期の2倍弱(前期がそうだった)とみると46億円になる。四季報予想は36.00億円だが、40億円~46億円程度になるのではないか。
このようにみると、ここまで傷ついた株価なので、その辺を割り引く必要はあろうが、ここからはある程度戻すとみて対処。

アメリカの中間選挙の結果が気になるが、とりあえず、NYダウ、日経平均先物・大証夜間とも小動き。このまま行って主力株一辺倒相場・小型株蚊帳の外にならないことを期待しておこう。

11月06日 23時40分記
05日の相場は主力大型株中心に東証1部銘柄が売られた。日経平均こそ345円(1.6%)の大幅安となったが、ファストリの4.8%安が大きく影響していて、実際は値上がり銘柄が値下がり銘柄の半分あったことでも分かるように、大した下げではなかった。
2部もマイナスだったが、これはひとえに東芝の下げによる。JQ、マザーズはプラスだった。

当道場銘柄は、佐藤食品(WEB銘柄)(推)、オイレス工業、ジャムコ(WEB銘柄)(推)の決算発表組が、そろって急落した。
中でもひどかったのが、オイレスで1951▼197。掲示板ではコンセンサスに届かなかったという見方が出ていたが、このコンセンサスというのがとんでもないものだった。
今期予想経常利益を63.00億円というとんでもない数字にしているのだ。会社予想は54.00億円(これを今回の決算でも据え置いた)。この63億円もひどいが、もっとひどいのが第1四半期11.00億円予想(実際は14.18億円だった)、第2四半期累計30.50億円という予想。(実際は25.35億円だった)。説明は省くが無茶苦茶なわけである。そして今回、こっそり?63.00億円を51.00億円に減額している。
これはコンセンサスといってもアイフィスジャパンなる新興企業のもので、はなはだ危なっかしい。コンセンサスの説明として複数の予想を平均するか何かして算出としているが、少なくとも、このオイレスの予想に関しては1社の予想と断じてまず間違いなかろう。こんなに自在にすいすい予想が変わるのだから。『会社情報』にはクイックコンセンサスというのが一部の企業には掲載されていたが、そこではコンセンサスのもとになる予想会社の数が3社などと明示されていた。アイフィスコンセンサスには、この社数が明示されていないのである。
近年は東京カンテイをはじめ、大した調査能力もなく、データを売ったり、安易にデータを収集して商売のタネにする企業が激増しているが、よほど注意した方がよい。
しかし、このアイフィスの数字をヤフーファイナンスが載せ(ヤフーファイナンスはみんかぶとも連携している)、四季報オンラインはKabutanのニュースを載せるといった具合だから、もはや、眼力のない投資家は、こうした怪しげなデータや分析に振り回されることになる。付け加えるとオイレスの決算は、前稿でも書いたが、よくはなかったがそう悪い内容ではなかったのである。

シェアテクが引け後、
リアブロード(100%子会社)が運営する海外留学サービス「スマ留」の2018年10月度申込件数が373件と、前年同月比で933%を達成したことを公表した。前年同月が少ないので933%に驚くことはないが、それでも9月に急増、10月はそれをさらに大きく上回ったのだから、いやでもリアブロードへの期待は強まる。
06日の株価は2689△106まであって2607△24。また一歩、年初来高値に近づいたわけである。
アメリカの中間選挙は、日本時間の06日、夜(20時?)から投票となる。結果判明の影響は日本株の場合、07日ということになる。

11月06日 0時42分記
02日の相場は、後場の半ばから急速に上げ幅を拡大、日経平均は556円(2.6%)の急騰となった。ファストリ、ソフトバンクがそろって4%超の大幅高となったことも上げ幅を拡大した。TOPIXは1.6%高にとどまった。JQは1.2%、マザーズは3.5%の上昇だった。
この後場半ばからの急伸はトランプ米大統領が中国との貿易合意の草案作成指示との報道が伝わったことによる。
この報道がどの程度信頼に足るのか、どの程度具体的なものか等はっきりしないが、それでも、いずれは米中とも落としどころを探るはずであり、それが近いのではという期待を抱かせるものであり、それなりに、株式市場に安心感をもたらすものとは言えよう。
トランプ大統領は「われわれは中国と非常に良好な協議を行った。ある行動に向けかなり近づいている」とした上で「われわれは中国と合意を結ぶと考えている。そしてそれは誰にとっても非常に公平な合意になるだろう」と語った。 (ロイター02日)

しかし、その後、カドロー米国家経済会議(NEC)委員長はCNBCテレビとのインタビューで 、トランプ政権が当局に対中貿易協定案の策定を指示した事実はないと報道内容を否定した。また米中2国間の交渉の行方について、以前ほど楽観視し ていないとの考えも示した(2日)。

アメリカの10月の雇用統計が02日に発表されたが、これはまずまずの内容だった。

こうしたことを受けての02日のNYダウは高く始まったが、徐々に下押し結局110ドル(0.4%)安だった。為替は1ドル113.20円と円安方向。CME日経平均先物は264円(1.2%)安。

日経平均先物はあてにならないし、NYダウや円相場と株価の関係も最近はよく分からないので、読みにくいが、この下げは、最近の大幅高の反動に過ぎない可能性があり、そう心配することはなかろう。
警戒は緩めないながらも、どちらかと言えば戻り歩調にあるのではという読みで慎重に対処。

当道場銘柄は全般高もあってほぼ全面高。
シェアテクは2679△229まであって2583△133。年初来高値2753円が着々近付いている。前稿で書いたように高値更新から一段高方向とみて対処。

仙波糖化(推)は10.24日以来となる終値での1000円大台回復となる1010△33。決算は13日の発表予定だが、9月中間期の予想経常利益の6.00億円は4-6月期決算発表時に増額した数字であり、こうした場合、実際の数字がこれを下回ることはほぼない。私は6.2億円~6.6億円を予想。この場合、通期予想の9.7億円を据え置くと、10-3月期の予想経常利益は3.1億円~3.5億円ということになる。要するに上半期の半分程度に急減するということであり、前年同期の4.74億円からも大幅減になるということである。
4-6月期決算発表時ならともかく1年の半分を経過して、こうした株主を愚弄するかのような数字はよも出さない、出せないだろう。よって通期業績の上方修正の可能性もかなり大というのが、私の読みだ。
いずれにせよ、05日から13日までは好決算期待から、株価は堅調に推移する可能性が大きいだろう。決算持ち越しはリスクが大きいので、持ち越すかどうかはともかく、上記の読みで対処。

佐藤食品(WEB銘柄)(推)は02日、引け後9月中間期決算を発表した。通期減益予想は据え置いたが、4-6月期に続き4-9月期(9月中間期)でも、前年同期比増益を維持(増益幅は4-6月期よりやや拡大)した。通期で増益になるかはやや懸念がないではないが、それでも会社の言うような2.8%減益はありえないだろう。悪くて微々減益、普通なら微増益だろう。
株価は売られ過ぎであり、今回の決算は前向きにとらえてしかるべきだろう。

フィックスターズ(推)は1268△33と4連騰。
量子コンピューターというと、なお実用化にはほど遠い夢のようなものととらえている方が多いかもしれないが、現実はかなり違うのではないか。
すでに交通量の最適化や金融におけるポートフォリオ最適化、機械学習等の人工知能の発展を支える技術等においても利用されようとしており、フィックスターズに関しては
「現状、多くの企業、研究機関が量子アニーリングマシンの利用を検討しているものの、利用方法がわからず悩まれていると相談を頂くことが多々あります。」(田中宗早大准教授)という状況のわけだが、こうした現状のためフィックスターズにおいては「量子コンピュータの導入支援も本格化。」(四季報)のわけである。
もちろん、現実に業績向上を支える自動運転向け高速化サービスも好調である。豊田通商子会社とすでに合弁会社を設立しており、トヨタの自動運転への取り組み本格化で大きく潤うことになろう。
というわけで、目先の値動きに一喜一憂することなく、早晩大きく化ける銘柄として見て行こう。

コシダカ、オイレス工業、SBS、グローバルG(WEB銘柄)(推)、ジャムコ(WEB銘柄)(推)、アルファポリスなども上げた。
このうち、オイレス工業、ジャムコは、引け後9月中間決算を発表した。
オイレスは9月中間期決算の数字は予想をやや下回った。それでも経常15.9%増益だから通期の2.3%増益予想(据え置いた)の超過達成はほぼ確実だろう。それよりなにより、今私の耳に入ってくるだけでも、錚々たる都心の大規模タワマン複数でKYBの問題製品が使われていることが判明している。シェア4割とかいうのだから当然でもある。業界大手のオイレスのシェア急拡大は必至だろう。この材料はほとんど織り込まれていないのではないか。掲示板では同社の製品にも同様な不正があるのでは的なコメントがあり、これも影響しているのかもしれないが、この点に関しては、会社が10.17日付けで明確に否定している。
>1.建築用免震装置について
当社が提供しております免震装置は、問題となっている装置と機能の異なるものであります。(以下略)

ジャムコは9月中間期決算を上方修正したわけだが、内容は私には分かりにくいので、コメントは差し控える。

11月04日 20時26分記

追記=ロジネットの決算について
陸運各社の決算発表が相次ぐが、軒並み好調だ。
10.31日=丸和運輸 9月中間期24.90億円予想→27.75億円
10.31日=ヤマトHD 9月中間期160億円予想→228億円
11.02日=SG HD 9月中間期305億円予想→340億円
通期予想についても、四季報予想を大きく上回る予想を出している丸和運輸は据え置いたが、ヤマト、SGは上方修正した。
そして11.03日の日経朝刊には「混載トラック運賃上昇」という見出しの記事が掲載されている。「年末の繁忙期を控え、運送各社が求めている転嫁値上げを受け入れるに荷主が増えてきた。」からという。
要するに、運賃値上げはなお続いており、9月中間期、各社好決算だったわけだが、下半期も好調が続くことになりそうだということだ。
ロジネットは4-6月期決算が同業各社に比べても際立って好調だった(前年同期比45.2%増益)。9月中間期予想はわずか5.1%の小幅増益予想である。あっと驚く好決算の発表があってもおかしくない。通期予想は微妙だが、上方修正の可能性もある程度出てきたとみるところだろう。決算発表は11月上旬という情報しかないようだが、昨年は11.13日に発表している。

11月04日 21時45分記
前日のNYダウは241ドル(1.0%)の大幅高だったわけだが、日経平均は安寄り後も終始軟調で、結局233円(1.1%)の大幅安だった。最近は、このように日経平均とNYダウの関連も薄れ気味で、要するに論理的に分かりにくい相場が続いている。
01日の日経平均やTOPIXの下げのには、携帯各社への政府からの値下げ圧力があるところにドコモが10.31日に通信料の大幅引き下げを発表し携帯各社の株価が大きく下げたことも響いていると思われる。
日経平均こそ大幅安だったが騰落銘柄数は値下がりが値上がりを2割上回る程度で値上がり銘柄も多かった。規模別指数も大型株は大幅安だったが小型株はわずかながらもプラスだった。

こうした状況で、当道場銘柄は高安まちまちで、やや値上がりするものが多かった。
フィックスターズ(推)は安寄り後1178▼45まで下げる場面があったが終値は1235△12。これで3連騰となる。わけもなく叩き売られた代表的銘柄として見直し余地は大きい。10.18日の推奨時株価は1432円。多少時間がかかるかもしれないが、最低でもここまでは戻るとみて、とりあえずは値上がり待ち。

「ここで買う候補銘柄」として挙げた4銘柄の値動きは以下の通り。
コシダカ 1356△43
シェアテク 2450△60
オイレス工業 2116△41
東祥 4000▼385

東祥以外の3銘柄はそろって大きく上げた。私も3銘柄を少しだが、すべて買ってみた。ここからが楽しみだ。
東祥が急落したのは前日引け後に発表した9月中間決算のためと思われる。ただ、この数字は予想をやや上回る(経常利益は会社計画の34.00億円に対し35.68億円)もので、通期予想は据え置いた。今後上方修正の可能性大だろう。好業績期待で現在の株価だったわけだが、この決算で株価が上がらない・あるいは小幅に下げるのは分かるが9%弱も下げるのは狂っているとしか言いようがない。
なおオイレス工業は02日に決算発表だ。好決算とみるので、買い増したいところだが、東祥の例を見ると迷う。
シェアテクは高値は2580△190まであった。やはり2753円高値奪回から一段高の方向とみる。

仙波糖化(推)は「獲らぬタヌキの皮算用」で示した1000円大台回復を瞬間だがあっさり実現した。1010△58まであって977△25。

NYダウは現在170ドル程度の値上がり。にもかかわらず日経平均先物・大証夜間は小幅ながらマイナス。最近、このパターンが多い。ただ、それで02日の日経平均がどう転ぶか分かったものではないのだが。
まあこうしたパターンでは主力株があまり買われず中小型株優位となることが多いので、そういう展開を期待しよう。

11月02日 0時08分記
アメリカ株の猛反発を受けて、ようやく日本株も立ち直りの様相を強めてきた。
日経平均・TOPIXとも2.2%の値上がりだったが、JQも1.8%、マザーズは4.3%の値上がりと、主力株だけでなく、幅広く買われる展開になったのも、心強い。

ティーケーピーは3850△495と前日に続いて急伸、シェアテクも高値の2490△131からは大幅にダレたがそれでも2390△31と続伸した。

私がナンピン買いしたと書いた仙波糖化(推)は952△66と大きく上げた。10000円大台回復→好決算発表→1100円~1200円どころへ
というのが獲らぬ狸の皮算用。
食品株は堅調なものが多く、佐藤食品(WEB銘柄)(推)、エバラ食品なども高い。エバラは引け後、好決算を発表した。

フィックスターズ(推)は寄り直後1235△52まで上げたがその8分後には1190△7までダレるなど、危なっかしい動きだったが、踏ん張って終値は1223△40。戻り待ちの売りが多いためこうした値動きになるのだろうが、下げ過ぎは歴然であり、大勢としては大きく戻す流れとみて対処。

グローバルG(WEB銘柄)(推)も1415△48と続伸した。前稿でも書いたようにフィックスターズと同様に考えればいいだろう。

アルファポリスは相変わらず1日のうちでの乱高下が激しいが、それでもこの日は終始堅調で終値は1840△99。やはり突っ込んだところを買えばいい銘柄と言える。

為替がどんどん円安に進んでおり、これも効いたかジャムコ(WEB銘柄)の動きがいい。3190△50と4連騰。9.26日につけた3360円の年初来高値が見えてきた。0.10円とは言え逆日歩が付くようになってきており、好取組もあって、一段高が有望だろう。

ここからは、警戒は緩めないながらも、やや強気に転換、持ち株は値上がりを期待して持続でよさそうだ。
多少買うとした場合、何を買うか。

2157 コシダカ 1313🔻2
3989 シェアテク 2390△31
6282 オイレス工業 2075△19
8920 東祥 4385△5

私が検討してピックアップした4銘柄を紹介しておく。
新顔2銘柄についてだけ書くと、
オイレスは免震・制振装置を手掛けており業界トップのKYB脱落の恩恵大とみる。
東祥は下げない株として前著でも取り上げた銘柄だが、珍しくここ大きく下げたのでここは仕込み場ではと考えている。
このほか、仙波、フィックスターズ、グローバルGも捨てがたい。

10月31日 23時57分記
>NYダウは現在250ドル高、日経平均先物・大証夜間も220円高となっている。
と、前稿末尾で書いたわけだが、引けてみればNYダウは245ドル安、これを受けて、朝方の日経平均先物も150円程度の値下がりとなっている。
持ち株等の8時過ぎの気配を見ると、小型株の場合、大半が前日終値比でかなりのマイナスになっている。
少々、いやかなり下げようと、そうおたついたりはしないのだが、今はそういう時ではない。これ以上大幅に値下がりすると、今度こそ本格的な金策をしないといけない非常時なのである。
フィックスターズ(推)などは前日の終値1137円に対し、1040円程度の気配にぞっとする。それでも徐々に気配も上がるだろうとみていると、なんと980円くらいまで下げる。これだけで1000万円程度の下落となり、悪夢を見ているよう。前日なぜか急騰した佐藤食品(WEB銘柄)(推)等、その他銘柄分も加えるとこの倍くらいの下落になりかねない。
我が人生も極まれりかと、ちょっと肝を冷やしたわけだが、場が開いてみれば、日経平均は100円安で始まったものの、間もなく反騰に移り、結局307円(1.5%)の大幅高で終えたのだった。

いつものこととは言え、本稿を書いているときのNYダウや日経平均先物が全くと言っていいほど当てにならないうえ、引けてからのNYダウも当てにならず、毎日、一体どういう動きになるのか予測不能というのが、今の相場だ。
やはり、なお先行き不透明とみて、基本的に少ない持ち高で、形勢を見きわめるところだろう。普通の人(投資家)は海水浴場で言えば遊泳禁止と心得た方がいいだろう。
ただし、徐々に市場は落ち着きを取り戻しつつあるのかもと思わせる兆候もちらほら出てきているのも事実だろう。
以上のようなことを総合的に判断して、自らの投資行動を決められたい。

30日の相場は、日経平均・TOPIXの値上がり率が1.4%前後だったのに対し、JQは1.0%、マザーズは3.8%で、そん色なかった。東証1部の規模別指数は、小型株の値上がり率が大型株を大きく上回った。
ここ、異常と言っていいくらい小型株は叩き売られたわけで、地合いさえ落ち着けば、その分大きく戻すことも可能だろう。
そのいい例ともいえるのがこの日のシェアテクやティーケーピーだ。シェアテクは2359△288、ティーケーピーは3355△277と、ともに急騰した。
その他の銘柄は、総じて戻りは、それまでの下げに比べ、今一つだったわけだが、単に比較的人気のある上記2銘柄などに比べ、出足が鈍いだけなのか、人気薄で今後も戻りが鈍いのか、今後の動きで見極める必要がある。

フィックスターズは安寄り後1060円まであって終値は1183△46。直近の高値1678円(9.26日)から1060円までの下落率は36.8%に達する。量子コンピューターに加え自動運転でも中核となれる銘柄である。自動運転では豊田通商の子会社と合弁会社「Fixstars Autonomous Technologies」を設立している。大きく下げただけに反動も大きいのではないか。

グローバルG(WEB銘柄)(推)についても同様なことが言える。29日までなんと変わらずを挟んで7連続安を演じた。時流に乗る好業績内需株として、大きく見直される余地は十分だろう。

仙波糖化(推)は大半の小型株が上げる中、849🔻45まであって886🔻8と下げた。これで6連続安。私はここは底値とみて866円平均で1400株買ってみた。来期予想実質PERは、今期業績上方修正、来期も続伸とみると、10倍台(11倍割れ)と、食品株としてはありえない低さになる。いつどういう形で上げるかは読めないが、いずれにせよ、この水準なら、大きく報われるとみての買いである。

NYダウ、日経平均先物は、相変わらず、おかしな動きである。現在NYダウは160ドル程度のプラス、一方日経平均先物・大証夜間は67円安。為替は1ドル112.72円と大きく円安(ただし最近の相場は円相場がほとんど影響しない感じである)。

10月31日 0時00分記
29日の相場も、終わってみれば中小型株には非常に厳しいものだった。
日経平均が堅調に推移する中、JQは下げ幅を拡大、ずるずると下げる展開、マザーズは高寄りしたものの10時前にはマイナス圏に突入、その後は下げ幅を拡大、引けにかけ一段安となった。
結局、さしもの日経平均もマイナスになった(-35円=-0.2%)が小幅安にとどまり、一方JQは1.9%、マザーズに至っては4.1%の大幅安となった。
大型株指数はわずかながらもプラスだったが小型株指数は1.2%の大幅マイナスだった。
要するに前立会日同様、いやそれ以上に、主力大型株が踏ん張る中、小型株が(東証1部、同2部、JQ、マザーズそろって)大きく売り込まれたということである。

ここまで小型株が売り込まれる合理的理由はないと思うが、つまるところ、需給関係の悪化で、売りが売りを呼んでいるとみるところだろう。
たとえば、メルカリを保有する個人投資家はかなりいるわけだが、上場初日5000円で寄り付いて6000円まであって5300円が終値だった。それが10.29日は2685🔻149と連日の安値更新である。このダメージだけでもマザーズ市場は気息奄々となる。
マザーズ指数やJQ平均のこのところの連日の下げで個人投資家には追い証が続出していると推定される。
通常、こうした下げでも途中上げる日もあって、投資家はそこで一息入れられ、追い証にまではならないわけだが、今回はJQ、マザーズともここ5日続落の上、合計の下落率も大きい。このため、委託保証金率をよほど高めにしていた投資家以外は、30%割れが当然、20%割れ(追い証)の方もそれなりに出たと推定されるわけである。

読者諸氏でも苦しんでいる方も多いと思われる。そういう方への慰めもかねて、私の場合について、あえて書いてみよう。
(株をやっている方は儲かった話だけしたがって損をしたことはひた隠しに隠す傾向が強い。しかしまあ隠すことはない。私は隠蔽体質は大嫌いなので、バブル崩壊時、一敗地にまみれたと公言もしている。トータルでそして最後に勝てばいいのである。今回の免震・制震問題でもマンション名を隠すのはやめるべきだ)

伝統証券A口座=10.25日朝は保証金率36.0%、26日朝29.6%、29日朝26.1%
ネット証券C口座=10.25日朝は保証金率32.1%、26日朝28.0%、この後50万円入金、29日朝30.2%

29日は立ち合い開始後まもなく、私の口座はプラスに転じたので、まあ今日は、戻り待ちで、あまり動かず行こうかくらいに鷹揚に構えていた。しかし、その後、小型株が叩き売られ状況は一変した。
そこで方針転換、簡単に売買ができ手数料もほぼかからないネット証券は建玉を大きく減らし、伝統証券は放置ということにした。
その結果、保証金率は大引け後で
伝統証券A口座=21.1%(オー・ノー!)
ネット証券C口座=36.2%
となった。
午後2時過ぎ、伝統証券の営業マン氏から電話があった時に、今私のマイナス幅はどれくらいか分かりますか?と聞いたら、1000万をちょっと超えましたねというお言葉!600万くらいと推定していたのでややショック。
3時過ぎに再び電話あり、元の数字を間違えていたか何かして、マイナス幅は635万円になるという。
おいおいおい、脅かしちゃあだめでしょう!と言いつつにんまり。400万儲かったような気分。

私の個人的な話はともかく、今回、このように追い証がらみの売りも含め、やむなく叩き売られた株数が大きく膨らんだことで、小型株の場合必要以上に下げ幅が拡大したとみていいだろう。
なお、予断は許さないが、基本的には、小型株もそろそろ大底に近付いたのかもしれないくらいに考えて、対処するところかと、考えている。

NYダウは現在250ドル高、日経平均先物・大証夜間も220円高となっている。30日は小型株も含め日本株が大きく上げるのを期待しよう。

10月30日 23時52分記
とんでもない相場になっている。私もこの2日間、株から離れ、ゆっくり静養・気分転換に充てることにした。
こういう場合、体を動かすのがいいというのは、経験の教えるところなので、庭木の剪定に汗を流すことにした。生け垣の金木犀が懸案だったわけだが、これにけりをつけるべく、頑張りメイン部分は完了、隣家との境界部分は半分完了できた。自宅側からは脚立に乗ってやるわけだが、背丈が高くてやりにくかったのを、高すぎる分はのこぎりで切り低くしたが、これが難事業。ハードユースでのこぎりの切れがかなり悪くなっているせいもある。それでもこれが完了したので来年からはぐっと楽になる。道路(2メートルくらい低い)側からが命がけ。なんと言うのか分からないが脚立の半分部分が1本棒になっている脚立の変種に上がって作業をする。コーナンで買った大小様々なもののうち2番目に高い(大きい)やつである。最上部に乗って立つ(取扱い説明書では禁止事項だが)と、目がくらみそう。
これが庭側からの作業で金木犀が低くなったので、道路側からの作業ではもくろみ通り、最上部まで行かずにできるようになり、ぐっと楽に安全になった。落下して半身不随にという恐怖から、ようやく解放された。

さて相場である。
25日のNYダウは401ドル高。これを受けて日経平均先物も急騰していたので一安心していたわけだが、終わってみれば小幅高(2日間休養しているうちに記憶がやや薄れたので正確でない恐れあり)。そして始まった日本株は、日経平均は172円高で寄り付き208円高まであったわけだが、その後、徐々に軟化、177円安まで下げ終値は84円(0.4%)安だった。ただ大型株指数は0.9%の値上がりであり、逆に言えば中小型株、小型株の下げはその分、大きかったわけである。小型株指数の下落率は1.2%に達する。
JQは1.6%の下げ、マザーズは3.0%の下げで、ともに年初来安値を更新した。

要するに、日経平均などの主力大型株も下げたが、その下げは相対的に小さく、中小型株の下げは、かなりきついということである。中でもマザーズに至っては、昨年末値比で29.1%の下落となる。JQは10.6%の下落。
ちなみに日経平均は8.3%の下落率である。

最近は追い証という言葉も、ほとんど聞かなくなったことは、以前書いた。これはネット証券経由の取引が主流になり、ほぼリアルタイムの委託保証金率が表示されるようになったことが大きな要因であろう。
ところが、今回、10.23日に日経平均で604円安24日は84円高したものの25日は822円安、そして26日も84円安と、短期間に大きく下げたことで、追い証やそこまでいかなくても、保証金率が30%に肉薄といった投資家が、個人大口投資家中心に急増していると思われる。
何せ、この間(1022日→10.26日)の下落率は、日経平均こそ6.1%にとどまるがマザーズに至っては11.5%に達するのである。
これだけ急落すると、持ち株にもよるが、急落した日には1日で保証金率が5ポイントから10ポイントくらいは平気で下がる。累計では10ポイント超~20ポイントくらい下がるということだ。だから手をこまねいている(建玉を減らすとか入金するとかしない)と、30%割れ(新規の建て余力がなくなる)や、はては20%割れ(追い証)にもなりかねないわけである。
言いたかったのは、今回の(小型株の場合)3連打を食らっては、ダメージが、それほど大きかったであろうということである。

はてさて、今後である。例によって、専門家の言として下値はこれこれという見通しが日経などに載る。しかし、こういう数字は常にと言っていいほど、その時の終値から500円から1500円下を言うだけで、何のあてにもならないことは、歴史が教えることである。
それよりなにより、トランプ政権誕生以降、世界の株価は、予想とは全く違った値動きだったという事実をしっかり認識する必要があろう。予想に反してヒラリー候補が敗れトランプ大統領誕生と決まった時、アメリカ株も日本株も、これまた予想と反対に急騰した。以降も、いろいろ言われながら、トランプ政権下、アメリカ株は大きく上げ、日本株もそれなりに上げたわけである。
それが、やはりトランプ政権下、米中貿易戦争が激化し先行き不透明感が強まり、さらにアメリカの中間選挙が近づいたことで、市場の動揺が強まり、今回の世界的株安となっているわけである。
下げれば弱気というのが、新聞に登場する専門家の常だから、さらに下値模索的な予想が多くなるが、正直な話、先行きは誰にも読めないだろう。
加えて、個人投資家からすれば、日経平均の予想ではなく、小型株の予想、JQやマザーズの予想のほうが、むしろ重要だろう。こちらは、繰り返し書いているように、日経平均との連動性は乏しいのである。
こうしてみると、一段と先行きは予想しにくくなる。

東証1部全銘柄の予想PERは13.62倍(10.26日終値)、日経平均採用銘柄は12.37倍である。これは歴史的に見ても、かなり低い水準である。もちろん、今後、世界景気の悪化が進み、このPERがアップする懸念は少なからずあるわけだが、そうなるかは、まだ判断できない。原油価格の上昇など懸念はあるが、一方為替相場はなお111.9円と輸出企業各社の平均想定レートである107円前後からは、かなりの円安水準である。

まもなく本格化するアメリカの決算発表、それに続く日本の決算発表の数字も、今後の株価に大きく影響することは言うまでもない。
なお、26日のNYダウは296ドル(1.2%)安だった。ただ同日の日本株の取引終了ころは400ドル前後安かった(私の記憶)のに比べると、かなり戻している。そうしたこともあってかCME日経平均先物は21240円で、東証の終値比で55.4円高である。
こうしたのが当てにならないのは、最近の傾向ではあるが、一応頭に入れておこう。

どう転ぶか分からないと心得、備えは万全に、持ち高は少なめにして、しっかり臨機応変に対応するようにしたい。

10月29日 0時05分記
3687 フィックスターズ(東証1部) 
株価=1432▼16(10月18日終値)   
出来高=212500株(10月18日) (売買単位=100株)
PER=56.6倍(2019年9月期予想実質値) 
07月06日=1310円~1820円=03月28日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆

10月18日付で推奨しているので、株価や年初来高値・安値等は、同日や同日現在の値である。
推奨度が☆☆なのは、現在の相場環境を考慮したためである。
本日は急落、1305円まであって終値は1306🔻94。つまり、7.06日につけた年初来安値を更新したわけである。
これでダブルボトム形成となって、明日26日から、いよいよ本格的上昇相場入りを期待して、これを書いている。

量子コンピューターの本命として推奨したわけだが、それではなぜフィックスターズが同関連の本命なのか。

以下は「量子コンピュータ」に関するウィキペディア記事の引用である。

>2011年に突如として、カナダの企業D-Wave Systemsが量子コンピュータ「D-Wave」の建造に成功したと発表した。D-Waveはこの記事の多くの部分で説明している量子ゲートによるコンピュータではなく、量子焼きなまし法による最適化計算に特化した専用計算機である。発表当初のものは128量子ビットであった。D-Waveが本当に量子コンピューティングを実現したものか否か、当初は疑う向きも多かったものの、確かに量子コンピューティングによるものとする調査論文が英科学誌ネイチャーに発表され、グーグルを筆頭とするベンチャー企業がD-Waveと協業を開始するなど、2018年1月現在、確実視されて来ている。

鎌倉注1=D-Wave Systemsは以下ではDウェーブ・システムズ社(略し的Dウェーブ)と記す。
鎌倉注2=量子焼きなまし(法)は量子アニーリングの表現の方が一般的であろう。

最初は半信半疑で迎えられたDウェーブの量子コンピューターであるが、その後は上述のグーグルが協業を開始したほかゴールドマンサックスが出資するなど、世界の錚々たる企業が秋波を送っている。

さて、そこでフィックスターズである。以下は同社のIR(2017年6月26日)である。

>株式会社フィックスターズ(本社: 東京都品川区、以下フィックスターズ)は、D-Wave Systems, Inc.(本社:カナダ ブリテイッシュコロンビア州、以下D-Wave)と、量子コンピュータに関する協業を開始する旨合意いたしました。

フィックスターズは、マルチコア黎明期から並列処理等による高速化ソリューションを提供し、その後もGPUやFPGA等がアクセラレータとして利用され始めた当時から、いち早く各半導体アーキテクチャの構造を活かした高速化を実現してきました。今後はD-Waveと協業し、特定領域におけるアクセラレータとして圧倒的な潜在能力を示す量子コンピュータの、導入支援を提供いたします。

D-Waveは、量子アニーリングに基づく量子コンピュータを提供するカナダ ブリテイッシュコロンビア州に拠点を置く企業です。2011年に世界初の商用量子コンピュータとされるD-Wave Oneを発表し、Lockheed Martinを皮切りにGoogleやNASA等、様々な企業、研究機関がD-Waveの量子コンピュータを導入しています。

量子アニーリングマシンの基本動作原理を世界に先駆けて提案した、東京工業大学 理学院 教授の西森 秀稔氏は以下のようにコメントしています。「量子アニーリングマシンの実用が進むにつれ、その驚くべき成果とともに量子コンピューティングに対する関心が近年急速に高まってきています。『組み合わせ最適化問題』やサンプリングを目的とし、全く新しい原理に基づいて開発された一種のアクセラレータとして、交通量の最適化や金融におけるポートフォリオ最適化、加えて機械学習等の人工知能の発展を支える技術等においても利用されようとしており、非常に大きな可能性を秘めています。アクセラレータを活用し様々な高速化を実現してきたフィックスターズが、量子アニーリングマシンによる量子コンピューティングの更なる可能性を示してくれることと大いに期待しています。」

産学連携を積極的に行い、量子アニーリングマシンによる情報処理技術の研究を推し進める、早稲田大学 高等研究所 准教授の田中 宗氏(科学技術振興機構 さきがけ研究者を兼任)は以下のようにコメントしています。「現状、多くの企業、研究機関が量子アニーリングマシンの利用を検討しているものの、その特性を活かした利用方法がわからず悩まれていると相談を頂くことが多々あります。今後利用が広がるためには、ハードウェアの提供や量子アニーリングマシンの物理的な特性に関する専門家のアドバイスはもちろんのこと、マシン上で利用できるアプリケーションや、適用分野やアルゴリズムに合わせた導入支援の提供が必要になります。様々なプロセッサや産業分野を対象として高速化を手掛けてきたフィックスターズがD-Waveとの協業を開始することにより、量子コンピューティングの裾野は確実に広がると期待しています。」

D-Wave International プレジデント、Robert “Bo” Ewald氏は以下のようにコメントしています。「量子コンピューティングの実用化を進めるためには、世界中の専門家や業界リーダーとの強い協働が必要不可欠です。西森教授や田中准教授のようなプロフェッショナルのサポートに加え、フィックスターズのようなリーディングカンパニーと協力し、世界中のお客様により速くより素晴らしいソリューションを提供してまいります。」

フィックスターズ 代表取締役社長、三木 聡は以下のようにコメントしています。「この度、D-Waveとの協業開始を発表できたことを大変嬉しく思います。フィックスターズは創業以来、高度なソフトウェア技術を事業の中核に据え、日々進化を遂げるハードウェアアーキテクチャ毎の最適化や、並列処理等を用いた高速化ソリューションを提供してまいりました。特定領域において圧倒的な性能を示す量子アニーリングマシンの導入支援を提供することで、お客様のビジネスの更なる加速を実現してまいります。」

調べれば分かるが、日立のCMOSアニーリングマシン、国立研究開発法人新エネルギー・産業開発総合開発機構(NEDO)の新規事業「高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発」等、量子コンピューター関連の研究開発の多くに顔を出すのがフィックスターズである。要するに機械そのものの開発は大企業や大学・研究機関だが、その運用、導入といった場面で不可欠な唯一無二とでも言えそうな存在がフィックスターズなのではないか(あくまで素人の想像である)。
この辺のことに関しては次回以降に譲り、ここではこれまでとする。

なお9.20日の日経朝刊の量子コンピューターの記事の写真に使われていたのがDウェーブの量子コンピューターである。本来なら、この記事にフィックスターズの名前もと出て、株価もストップ高してもおかしくないところだったのだが・・・
実は、この記事、「金融高度化 活用策探る」という副題がついていて、金融関連の使い方に絞った書き方だったことと、おそらくこの記事を書いた方がDウェーブとフィックスターズの協業について知らなかったため、フィックスターズが無視されたのだろう。

10月25日 21時19分記