現在NYダウは180ドル近い下げだが、終わってみないことには分からないので、これについては書かない。

ここでは東京インキについて、それと最後の方でロジネットについて書く。
なおウィルグループの決算と08日の急落については前稿を読まれたい。

東京インキ(推)が4-12月期決算を引け後、発表した。
すばらしい内容だったと思うが、反応はいま一つのようで、PTSでも売り買いともほとんど注文がなく、売買も成立していない。

経常利益は前年同期比21.5%増益の14.99億円だった。会社は通期予想を変更しなかったが、通期の予想経常利益は前年同期比2.4%増の15.00億円だから、上方修正しないのは、どうかしているんではないかと言いたくもなる。
さすがにここまでくると、会社も気が引けるらしく、以下のような言い訳コメントを出している(決算短信)。

>通期連結業績予想に関しましては、現時点においては連結業績が順調に推移し、営業利益、経常利益および親会 社株主に帰属する当期純利益につきましては、前回発表予想数値(平成29年8月7日発表)にほぼ達しておりま す。しかし、通期連結業績予想数値が現時点において修正開示基準要件に満たしていないことと、また今後の経済 情勢や当社グループを取りまく事業環境等を考慮し、前回発表数値を変更しておりません。今後、通期の連結業績 予想に修正の必要が生じた場合には、速やかに開示いたします。

やや独りよがりで分かりにくい文章だが、真意はこういうことだろう。

            営業利益   経常利益   純利益
通期予想       1250      1500      1040
4-12月期実績   1244      1499       994

つまり、4-12月期で、すでに通期(4-3月期)予想の数字にほぼ届いているが、修正しなくてもおとがめなしのレベルなので、修正しない。(しかし99%修正になる)

これでも、株価がどう動くか分からないというのが、今の狂った相場だが、まともなら300円高くらいが妥当なのだが。

【ロジネットの決算は?】
1.30日にヤマトHDの好決算が発表され同社株は翌日急伸した。
続いて2.02日にはSGHD(佐川急便)も今期業績の上方修正を発表した。
いずれもアマゾンなど宅配便運賃の値上げが大きく寄与している。
こうなるとロジネットの今期業績にも期待ができよう。ロジネットの場合、9月中間期業績が経常利益12.00億円予想のところ、12.85億円で着地(通期予想は変更せず)しており、いわば下駄はき状態だ。通期24.00億円予想だが25億円~25.5憶円程度への上方修正が期待できよう。

2月09日 0時02分記
ここで弱気になってどうするという趣旨のことを前稿で書いたわけだが、08日の相場は強気弱気入り乱れ、やや危なっかしい展開だったが、結局は、日経平均1.1%(245円)高、JQは1.9%、マザーズは3.6%の大幅高となった。

ともに好決算を発表した、ウィルグループ、ダイトロンの株価は、明暗がくっきり分かれた。

ウィルグループ  1637▼226
ダイトロン     2486△353

ウィルグループのこの下げは異常だと思うが、どうもよく分かっていない方が多いようなので、これについて急遽書くことにする。
数字は経常利益、単位は100万円。

         4-6月期  7-9月期  10-12月期  1-3月期   通期
2017年3月期    115    484      535      846   1980
2018年3月期    525    774      776     予175   予2250  

08日発表の4-12月期決算は経常利益が2075(前年同期1134)という驚異的好決算だったが、通期予想を変更しなかったのと、投資家の不勉強の故か、09日の株価は上記のような大幅安となったわけである。
しかし、2018年3月期の予想経常利益は、上表のように175ということになり、前年同期の846の2割強という論外な数字なのである。
結論だけ書こう。1-3月期の経常利益は770~1050の範囲に収まろう。
よって通期の予想経常利益は、会社の言う2250や四季報の予想する2500をはるかに上回って2900前後になると私は予想する。
EPS50円で株価が割高と言いたいらしい書き込みも見られるが、これなども問題が多い。
1株利益は上方修正必至の上、来期業績は大幅増益が見込まれているからである。

それはそれとして、08日、引け後、好決算を発表、上方修正もした同業のUTグループと比較してみよう。
             
             株価    実質1株利益    実質PER
UTグループ       3440円     88.3円      39.0倍
ウィルグループ      1637円     92.7円      17.7倍

注=UTグループの株価は上方修正を受けて値上がりしているPTSの株価。ウィルグループの1株利益等は経常利益を私の予想の2900で算出。
細かいことを言えば、いろいろ修正の余地はあろうが、基本的には、上記のような見方が妥当なのである。
UTグループに比しウィルグループの実質PEは半分以下、つまり株価は妥当値の半分以下とも言えるのである。
両社の業績推移等を見れば分かるが、売り上げ等はほぼ同じ(2013年3月期では売り上げが少なかったウィルグループが2019年3月期には逆転予想である=四季報)、ここ5年くらいの成長力=経常利益の伸びを見てもウィルグループはUTグループを大きく上回る。
投資家はえてして今の株価を妥当と判断と言うか黙認しがちだが、ウィルグループに限って言えば、どうみても下げ過ぎだ。もともと動きのいい株である。近々、大きく戻すとみる。

2月08日 22時47分記

相場については深夜。
これに続けるか別稿にするか未定です。

     

 

2018.02.08 へこたれず
地震とか戦争といった突発的事件以外で、これだけ急落したことはないのではというくらいの下げだったわけだが、そのあとの展開も、また、予想を超えたものだった。
07日は前日のNYダウ急騰(567ドル=2.3%高)を受けて、大幅高で始まり、ほどなく743円高まであったのだが、後場に入ると様相一変、安値をわずか上回る35円(0.2%)高で終えた。
こういう相場を見せられると、極端な弱気になったり、中には自暴自棄になったりしがちだが、そう悲観的になることはない。

簡単に、私の経験をもとに対処方針等を書いておこう。
ブラックマンデー、阪神大震災等でも、結局は比較的短期に、相場は戻している。第1波の下げですぐとかならともかく、第2波まで食らってから売るのは、傷口をさらに広げるだけになることがほとんどだ。
相場に挑む者は強靭な精神力で強気でなければならない、気の弱い方は相場をやらない方がいいというのは、私の個人的信条。人にはそれぞれの行き方があり、それは尊重されなければならない。
ただ、基本的に強気が勝利するということを言いたいわけである。
大きな下げで弱気が正解だった唯一とも言っていい例が、バブル崩壊だった。あの時は延々(10年くらいか)下げ相場が続き、ついに私は晴耕雨読とうそぶいているわけにはいかなくなり、塾教師で生活費を稼がざるを得なくなったのだった。
今回は、そういう事態になるはずもなかろう。弱気は禁物である。信用でやってる方は委託保証金率に気を配り、慎重に、しかし弱気にならず、この難局を乗り越えよう。
07日のおかしな相場で、世界の孤児的な下落率になってしまった日本株は、今度は仕切り直しで、前日の忘れ物(上げるところを上げなかった分)を取り返すべく、日経平均先物・大証夜間は現在295円高となっている。

ダイトロンは15時30分に2017年12月期決算を発表した。経常利益は23.00億円予想(四季報予想も同じ)に対し25.83億円(前期は18.63億円)、18年3月期は28.00億円を見込む。
配当も2016年12月期の30円から45円に増配(四季報予想は35円予想)、18年12月期はさらに50円(四季報予想は35円~40円)に増やす。文句のない好決算に、PTSでは2300△167。

ウィルグループも15時00分に4-12月期決算を発表。
経常利益は前年同期比2.8倍の20.75億円。通期予想22.50億円は変更しなかったが、早晩、大幅上方修正は必至だろう。PTSでは1959△86。

2月08日 0時00分記 
06日の相場は、前日のアメリカ株が大幅安(NYダウは1175ドル安)だったため、急落した。
日経平均は1072円(4.7%)安。値上がり銘柄数は35(値下がりは2027)に過ぎず、まさに暴落だった。
主力株以上に中小型株の下げがきつく、JQは7.2%、マザーズは9.2%の下落率だった。

当道場銘柄も軒並み大きく下げた。
特にエンビプロ(推)は一時は東証2部下落率1位になったくらいで987▼157(下落率13.7%)、東京インキ(推)も10.6%の)大幅安だった。追い証回避等の売りには、利益が出るものの売りが有効なので、大きく上げていた銘柄がこうした暴落局面では売られやすいことが影響したと考えられる。

日経平均先物・大証夜間はプラス圏に行ったと思うとマイナス圏に押し戻されるの繰り返しで、不安定な動きだったが、次第に買い優勢になり、円安に加え、アメリカ市場が開いてからは、NYダウの反発もあって、大幅高になっている。現在は320円高。

株価は、一昔前に比べ、上にも下にも大きく振れやすくなっている。今回にしても、これほどまで下げることはないと思うが、それでも、こういうことになる。これが、現在の株取引のありようなのだと心得よう。
行き過ぎが異常なほどにある、それを十分承知で動かないと、大底を売りたたいたりしかねないし、思いもよらぬ損失額に動転することにもなりかねない。

東邦化学(推)は14時00分に4-12月期決算を発表した。
経常利益は前年同期比2.9倍の18.65億円、純利益は1279億円(前年同期は1.72億円の赤字)だった。会社は通期予想を少し引き上げ、経常利益19.50億円、純利益12.00億円とした。
しかし純利益に至っては、この上方修正した数字をすでに上回っている。
前期決算の場合、1-3月期で、経常利益9.15億円、純利益4.89億円を挙げている。これを加えるだけで
経常利益=19.5億円→27.80億円
純利益=12.00億円→17.68億円
になる。いずれにせよ、早晩、再度の大幅上方修正となろう。株価は決算発表を受けて、少し下げ幅を縮小はしたが、それでも649▼80の大幅安だった。地合いさえよくなれば猛反発となろう。

ここまで書いたところでチェックしてみると、NYダウは一転130ドル安、日経平均先物・大証夜間は90円高。前日同様、朝になってみないと、どう転んでいるか分からない。

2月07日 0時41分記
05日の相場は、出足はそれほどでもなかったのだが、その後じりじり下げ幅を拡大、後場一時多少戻す場面もあったが、結局、日経平均で言うと、この日の安値に近い592円(2.6%)安で終えた。
アメリカは別とすると、世界主要国で最も大きな下落率になりそうだが、最後に悪い癖を出してしまったというところか。

さて、その後の展開であるが、日経平均先物・大証夜間は、一時300円を超す下げとなっていたが、その後かなり戻している。
NYダウの下げが230ドル前後(現時点)であるのを見て、それにサヤ寄せしている感じである(前日の下げ率はNYダウ666ドル安とほぼ同じ下落率だった)。日経平均先物・大証夜間は現在192円安。
いずれにせよ、なお余震が続き、先行き不透明である。
景気実態はいいのだから、と強気になりたいのが人情だが、そう単純でないのが相場である。
今後の(特に目先の)展開は予断を許さない。かなり悪いシナリオもなくはない(こう書いたからと言って、その確率が高いなどということでは全くない)と覚悟の上、臨機応変対応するようにしたい。

パソコンの方ですが、つい1時間ほど前に、全面復旧しました。このブログの管理画面だけアクセス不能というおかしな事態に困惑させられたわけですが、手練れの手を借り、原因究明の結果、ルーターに問題があるのではということになり、差し込みを抜いて、再度差し込んだらなんとそれだけで復旧。ネット接続不可の時はこれはすぐやってみるのに、今回はFC2ブログだけのことなのでやってみなかったのが失敗でした。

いずれにせよ、ご迷惑をおかけしたことをお詫びし、以上ご報告いたします。
コメントをいただいて返信できずにいることも併せてお詫びします。ご心配くださった方には御礼申しあげます。

あのアオサ事件の後、頭の中を

ふるさと持たないあの人に海辺のアオサ教えたい

のフレーズが頭の中を経巡るという後遺症が出ている。
ご存じない。古すぎますからね。1972年、南沙織「早春の港」の一節です。

そうこうしているうちにNYダウ201ドル安、日経平均先物・大証夜間142円安と、少し戻してきました。

2月06日 0時06分記
大きく下げていたところに、NYダウ高、円安が来て、01日の日本株は大きく反発した。日経平均は388円(1.7%)高、TOPIXも1.8%上げ、マザーズも2.3%高だったが、JQは0.8%高にとどまった。

当道場銘柄は大きく上げるものが目立った。
フルヤ金属は6650△1000と連続ストップ高があって6430△780。
東京インキ(推)4530△250、日置電機(推)3585△60、マニー4000△155、東洋合成2068△110は、そろって昨年来高値更新。
コムチュア(推)、エンビプロ(推)、ザ・パック、日特エンジ、ダイトロン、リゾートトラスト、白洋舎、ロジネットなども大幅高した。

決算がらみで売られたアイティフォー(推)、ヒトコム、応栄化学(推)は、この日も逆行安だった。タクミナ(推)は反発した。
なおアイティフォーは引け後、自己株式の取得(自社株買い)を発表した。株数は80万株、発行済み株数の2.82%でそれなりの水準だ。

いずれにせよ、急落したかと思えば急騰、もう終わりかと思わせたあたりで猛反発、いつまでたってもだらだら下げる、等々、常軌を逸したような動きが目立つ。大きく上げたら一部は適宜利食う等、慎重な行き方が求められる。

個別銘柄だけではなく、日経平均やNYダウも激しく乱高下する展開だ。
現在、NYダウ先物は大幅安、日経平均先物・大証夜間も226円安となっている。折しも、また雪が降っている。おちおちしていられない相場環境だと心得ていなければならない。

2月01日 23時26分記
31日の相場は、終わってみれば日経平均194円(0.8%)安、TOPIXは1.2%安、一時はプラスだったJQも0.3%安、マザーズは0.4%安と、すべてマイナスだった。日経平均だけだが、これで6連続安、この間の下落幅は1026円に達する。
ただ世界経済の見通しが暗くなったわけではなく、案の定、現在NYダウは1%近い急騰、為替も1ドル109円に迫る円安となっており、このままいけば、2.01日は日本株もそれなりの反発となろう。主力株に偏って中小型株は蚊帳の外となる展開になることに一抹の懸念はあるが。

当道場銘柄は高安まちまちと、相対的には強い展開だった。
好決算を前日発表したフルヤ金属(推奨後数日前に6ヵ月経過)は大引けで5650△700のストップ高比例配分。私?200株の零細株主。
東京インキ(推)は4280△140と連日の新値追い。材料について書く予定だが、ほかの銘柄に忙殺されていることでもあり、株価好調のここは後回し。いずれにせよ、もっと上を見て持続あるのみ。

日置電機(推)は3620円まであって3525△70で昨年来高値更新。まだまだ上がりそうだ。

人材派遣のウィルグループ、エスプールは、そろって大幅高だったが、私がここ少し買っているアウトソーシングは急落。同業でも動きが違うのは最近の相場によくみられることだ。アウトソーシングは下げすぎとみる。ここは買っていいだろう。

タクミナ(推)、ヒトコム、広栄化学(推)という、決算で売られた銘柄は、そろって下げた。
ただ、この3銘柄は少なくとも来期決算を考えれば、先行きは明るい。いずれ見直されることになろう。

広栄についてだけ少し書いておこう。
経常利益はまあまあでも営業利益は減益で、これが売られた原因だと言う向きがある。しかしこれはおかしな理屈だ。今期に関しては、今回の決算発表前から通期の営業利益は大幅減益が予想されていたのである。それが大幅に増額(12.00億円→14.00億円)され、前期の14.02億円比、減益と言っても実質横ばいに好転したわけだ。経常利益はもともと営業利益より2.0億円多い予想だったのだが、今回も2.0億円多い16.0億円予想に14.00億円予想から増額された。9-12月期が悪かったといっても、それを踏まえたうえで、会社は通期見通しを上方修正したのだから、素直に評価すればいいのである。
好決算発表にも関わらず、一時大きく売られ、その後すぐ立ち直り、新値追いとなった日置電機のような例もある。同様な展開になることを期待しよう。

アイティフォー(推)については、前稿参照。

エンビプロ(推)は大幅安で始まった後1186△26まであって1151▼9と、相変わらず目まぐるしい値動きだ。売られても大きく戻してくる動きを見ていると、やはり、これは、ここから大きく上に行くのを示唆しているように思う。

ロジネットは1929△70と大幅高となった。
31日の日経朝刊1面に、ヤマトHDが値上げ交渉をしていた大口顧客の4割が取引を解消、アマゾンは値上げを受け入れたと伝え、また30日に今期業績予想を上方修正している。こうしたことがロジネットには好材料と受け止められたのかもしれない。
ヤマトの値上げは認めロジネットは拒否もないだろうから、ロジネットはヤマトのおかげで値上げも実施でき、ヤマトの減らした分の仕事も来て、まさにいいことづくめで、好業績が期待できよう。とんでもない超割安株価が今度こそ大きく是正されるかもしれない。

2月01日 0時32分記


【アイティフォーの決算】
16時00分に4-12月期決算を発表した。
注意深く見ないといいか悪いか判断が難しい内容なのだが、掲示板では例によって株探ニュースを引用する方がいて、これがミスリードのもとで困ったものである。
前にも一度書いたように株探の「当社が試算した・・・・」というのは、サルでもできる類のことで、人間の頭脳が使われていない。
東京カンテイと株探に惑わされるな
というのは、私の年来の主張である(東京カンテイに関しては、新刊の『鎌倉雄介の株道場』P199~200参照)。

アイティフォーの決算は4半期ごとの数字を前年同期と比較するという、私が提唱している手法を使うと分かりやすい。
以下の数字は経常利益、単位は100万円。

          4-6月期  7-9月期  10-12月期  1-3月期   通期
2017年3月期    114     389       241    587   1331
2018年3月期     78     345       270     予1057 予1750

4-12月期では経常利益は693で前年同期の744比で7.0%の減益だった。
しかし前年同期比では4-6月期は36負けていた、7-9月期も44負けていた、それが10-12月期では、ついに29勝ったわけである。
しかもこうなることは、予定通りなのである。「大手通信キャリア向け受注減で上期減退。ただ金融機関向け決済クラウドやRPA(ロボットによる業務効率化)など新規商品投入し利益急反発。」(四季報)
9月中間期の予想経常利益は当初330だったが実際には423(78プラス345)だった。中間期予想330時点での通期予想経常利益は1750だった。中間期が予想を上回ったが通期予想は据え置いている。これからしても、業績は順調に推移しており、通期見通し達成に大きな懸念はないとみるところだろう。むしろ上方修正の可能性の方がやや大だろう。

>なお、当社グループでは、顧客への出荷や納期が9月および3月に集中する傾向があります。
これは決算短信にある文言だが、1-3月期にガバっと稼ぐから心配しないでいいよという会社からわれら株主へのメッセージであろう。

1月31日 19時14分記
アメリカの長期金利が3年9か月ぶりの水準にまで上昇したことで、前日のアメリカ株が大幅安となった。円高に加え金利上昇も出てきて、日本株も下げたわけだが、それでも前場終値は、日経平均で152円安にとどまったが、後場に入って下げ幅を急拡大、終値は337円(1.4%%)安だった。
いずれにせよ、数日前から、相場をめぐる環境は波高しになっている。これが今後、さらに悪化するのか、あるいは好転するのか、今は全く読めない。注意深く、慎重に進むしかないだろう。

決算をめぐる激しい動きに、30日も翻弄された。

          1.09日    1.29日    1.30日
ヒトコム     3010円            2200円   
コムチュア   3010円    3495円    3825円
広栄化学            3510円    3225円

上の表は、まずはヒトコムとコムチュア(推)が1.09日は株価が同じだったのに、1.30日には2200円対3825円と大差がついたことを示している。
またコムチュアと広栄化学(推)は1.29日は株価がほぼ同じだったのに、1.30日には3825円対3225円と大差がついたことを示している。

ヒトコムの決算(1.15日引け後発表)は、期待外れではあったが、通期予想に変更はなかったわけだし、せいぜい300円安の悪材料だろう。それが30日の終値までで773円も下げたわけである。

30日、13時00分に発表となった広栄化学の決算。2018年3月期の予想経常利益は14.00億円予想が16.00億円へ上方修正された。
四季報予想は16.5億円だから、これより悪いわけだが、いつも控えめな予想を出す広栄化学なのだから会社の言う16.00億円=四季報の言う16.5億円とも見ることができ、こんなことでひどく悪く言うのはおかしい。
全般安に見合う下げ分が100円、やや期待に届かなかった分が50円~85円で、計150円~185円安が、シビアにみての妥当な下げ幅だろう。100円~135円は下げ過ぎとみる。

一方、コムチュアは、好決算だったとはいえ、330円高、高値では4100△605だったのだから、上げ幅がすさまじい。

結局、あまり内容などよくはわからぬまま、方向が決まると、一気に一方的に大きく振れてしまうということだろう。

広栄化学の株価推移を詳しく見てみよう。

12時59分03秒=3535円(△ 25)
13時00分00秒=決算発表
13時00分06秒=3560円(△ 50)
13時00分07秒=3580円(△ 70)
13時02分19秒=3105円(▼405)
15時00分00秒=3225円(▼285)

決算発表では「上方修正」に短絡的に反応、直後に、この日の高値を付けたわけである。
いずれにせよ、良きにつけ悪きにつけ、過剰に反応するのが今の相場なので、十分気を付けて行動するしかない。
広栄の株価がどう動くかは予断を許さないが、万事控えめな会社が大きく上方修正したのであり、まずまずの好決算だったことに間違いはない。そして通期ではさらに増額になる可能性も十分あろう。ゆえに、285円安は行き過ぎ以外の何物でもないだろう。

NYダウは現在270ドル(1.1%)安、為替も1ドル108.5円とさらに円高が進んでいる。こうした状況で日経平均先物・大証夜間は152円安となっている。

1月31日 0時00分記
29日の相場は、日経平均は小幅安、TOPIXは小幅高となった。JQは小幅安、なざーずは1.3%安だった。
先週末のNYダウは0.8%の大幅高だったわけだが、日本株はこれに追随できなかったわけである。ここに来ての円高が影響していると思われる。これまでは円高と言っての企業の想定レートよりはなお円安で、株価への影響はほとんどなかったわけだが、ここ1ドル110円を割り込み、想定レート以上の円高になってきたことで、局面が変化したわけである。
とは言え、いつも言っているように、為替ほど読みにくいものはない。このままさらに円高が進行するかというと、なんとも言えないであろう。ここは円高だから内需といった短絡的思考ではなく、なおどちらに転ぶかわからない宙ぶらりんな状況と心得て、日々の動向を注視していくところだろう。

東京インキ(推)は4260円まであって4210△235。今期の1株純資産は9000円弱、来期は9400円どころが予想され、好収益とも相まって、(一時的にはともかく)下値不安は小さい。どっしり構えて大きな果実を手に入れるようにしたい。

日置電機(推)は3570円まであって3540△95で、連日の昨年来高値更新。前日の安値3265円と比較すると300円程度上の水準だ。コンセンサスなどといういかがわしいものに惑わだれて狼狽売りしたツケはいかに大きかったかということである。狼狽ここからは、危険水域に突入だが、今期予想実質PERは23.0倍、来期なら21倍弱となろう。来期予想の1株利益170円弱をPER25倍に買うと株価は4200円程度になる。人気次第では4000円乗せからこの程度まであってもおかしくない。

エンビプロ(推)は11222円まで下げる場面があったが終値は1190△10。25日、26日と調整、27日も利食い売りをこなしての反発である。再び大きく上っ放れるか。

マニーは3925円まであって3895△110とあっさり昨年来高値を更新した。

タクミナ(推)、ヒトコム、ロジネットなどは、相変わらず動きが悪い。乏しい市場エネルギーの中では、こうした人気離散銘柄にまで物色の手は伸びないということだろう。
ただ、丸和運輸機関4035△230、ファイズ3160△336と急伸しているのを見ると、ロジネットの1845▼3の浮世離れしたような低株価には驚くしかない。いつか花実のの咲くものをとがんばろう。

引け後、コムチュア(推)が決算を発表。経常利益は前年同期比50.0%の驚異的大増益。通期の経常利益予想17.00億円(前年同期比10.2%の増益)は変更しなかったが、笑止千万、早晩大上方修正必至だろう。PTSでは3600△105。

30日は広栄化学(推)の決算発表だ。4-9月期の数字からすると、好決算が予想されるが、ここに来ての原燃料高を危惧する向きもある。一抹の不安は残るが、4-12月期の数字はいいだろう。通期は据え置きだろうが。

1月30日 0時03分記