日経平均の常軌を逸した動きは、ここでは触れない。

日特エンジがICタグ関連でありながら、全く株価が反応しなかったので、08日は面白いことになるかもしれないが、これについては、前稿で書いたので未読の方は、ぜひ読まれたい。なお同社のICタグの売り上げは8%(前期)もある。前々期は6%なので、大きく伸びていることが分かる。

【フルヤ金属の驚異的好決算】
7-9月期の経常利益は6.71億円(連結)だったが、これは前年同期の3.08億円(単独)の2.2倍になる。
注=今期から連結決算に移行したわけだが、通期予想で単独比4%弱増とごくわずかな差しかない(経常利益)。
12月中間期(7-12月期)の予想経常利益が6.00億円(単独)なので、第1四半期で、これを1割以上超過達成したわけである。
通期で単純計算で7-9月期を4倍した額になるとみると26.8億円になる。会社の据え置いた通期予想(連結)が13.62億円だから、ほぼこの2倍ペースということである。
いずれにせよ、とんでもない数字だったことははっきりしている。決算が今期から連結に移行したことで、決算短信には前年同期比の数字が出ていないため、また会社がこれでも通期予想を変更しなかったため、今一つ、このすごさが周知されない懸念があるが、本当のところは卒倒しそうなくらいの素晴らしい決算だったのである。
PTSでは4400△290だが、ストップ高(4810△700)買い気配になっても驚くことはない内容なのである。

【カネヨウが新高値】
後場半ば一気に買い進まれ188△19まであって180△11。年初来高値を更新した。この日の動き、また11.02日に高値を付けた時の動きで分かるように、突如急伸、と思っていると瞬時に急落といったことが簡単に起こるので、機敏に対応することが重要だ。瞬間高値としてはごく目先で見ても200円はおろか220円とか235円とかもないではない。どう指し値を出すか技量が問われる。

太陽誘電(推)は2029円まであって2016△22と反発、年初来高値も更新した。08日が決算発表だが、1ドル108円が想定レートでもあり、好決算はまず間違いないだろう。期待通りかそれ以上なら2074円(2015年12月)更新から2200円以上、あわよくば2400円以上もあり得よう。

日置電機(推)は2525円まであって2511△17で引け新値を取って来た。今期業績は上方修正含みであり、いよいよ2613円の年初来高値更新から一段高方向とみる。

11月18日 0時37分記
ICタグ(RFID)関連銘柄が軒並み高となった。
11.07日の日経朝刊1面に、ファストリが傘下のユニクロなどが取り扱う国内外の全商品にICタグを取り付けるという記事が掲載されたためである。
カーディナル934△150、国際チャート355△80はストップ高(両銘柄とも大引けではストップ高比例配分、大量の買い物を残した。またその後PTSでも大幅高となっている)、このほかでもサトーHD3365△235、ユニシス2191△269、富士通フロンテック2002△106なども大幅高。これ以外でも東芝テック、野崎印刷、朝日ラバーなど、多少なりと同関連と思われる銘柄は軒並み高となった。

ところが、ここに同関連銘柄であるのみならず、本命の1社かそれに近い位置にある(私の判断だが、恐らく一般にも認められていると思う)銘柄で、値下がりした銘柄がある!!それも当道場銘柄である。

日特エンジニアリングだ。4300▼70だったが、1日を通して一度もプラスにならなかったから、完全に無視されたことになる。
誰も同社がICタグ関連と気付かなかったのだろうか?それとも他に理由があるのだろうか。
あれこれ考えたがよくは分からない。ただ同社が同関連であることは、私も当ブログで書かなかったし、意外に知られていない可能性はある。掲示板でも、かなり前に少し書いた方がいるが、最近はそういこともないし、今日の同関連軒並み高を受けて誰も書いていないのだから、掲示板の住人はほとんど知らないとみていいだろう。
同社HPよりコピペできる部分のみ紹介しておこう。

NITTOKUのRFID事業は、各種インレットの提供をはじめ、モジュール製作・ICカード・RFタグ製作等お客様のご要望にお応えします。エンベディング方式(埋込巻線工法)だから、高性能と低価格を提供します。

巻線工法で製作するアンテナコイル製造はNC制御で行う為、線径・巻線ピッチ・IC搭載位置等、オンデマンドで用途に合わせたベストチューニングを実現致します。
アンテナ材料にQ特性が高い銅線を採用している為、通信距離・アンチコリジョン性能に優れたICカード・RFタグが製造可能です。
埋込巻線工法と銅線の特性を生かし、他に類を見ない通信特性を確保したRFタグの小型化(10x30mm等)が可能です。
対応IC:mifare、I・CODE1、I・CODE SLI、my-d等
対応材料:PET-G、PET、PVC、PC、ABS、紙等

もしかすると、明日は、これで爆騰になるかもと夢を見つつ、今日は寝るとしよう。
もう一つ、もう爆騰しかかっている銘柄がある。
好決算を発表したフルヤ金属。PTSでは4400△290を付け(出来高100株)、4400円に100株買い物が出ている。

フルヤ金属の決算を含め、相場については深夜。

11月07日 20時24分記
依然、主力株一辺倒、特に日経平均買いに偏向という傾向が続く。06日も日経平均は上げた(1996年6.26日以来の高値)が、JQ、マザーズは下げた。
11.01日~03日で日経平均は537円上げたが、この間の騰落銘柄数は値上がり2922、値下がり2920である。つまり騰落銘柄数はほぼ同数なのに、日経平均は537円も上げたわけである。
これをどうこう言っても始まらないが、しかしそういう相場だということを頭に叩き込んだうえで、どう対応すべきかを考えていることは重要である。

こういう相場ではあるが、当道場銘柄は、比較的堅調だった。

ダイトロンは(やや意外だったが)2425円まであって2368△203と急伸した。好業績を素直に好感した格好だが、ひねくれて売られた銘柄もある。日本ライフラインは4520▼1000のストップ安。決算は予想を上回る好決算だったのである。
このように、決算では株価がどう動くか全く読めないので、十分注意する必要がある。
ただ、基本的には、刹那的に売られても、好決算の場合は、ほとんどの場合、その後は買われているように思う。
トーカロは決算発表直後の11.01日は4440▼130で寄り付いたが06日の終値は4900△180。
IDECは場中の決算発表だったが、その翌日から2日間大幅安した。しかし06日は2389△136まであって2341△88。

カネヨウ(推)も169△2と好位置キープで終えた。紆余曲折もありうるが、やはりどこかで大爆発、200円台乗せがあるとみる方が自然だろう。
>当社は前期に繰越損失金を一掃し、早期復配実現に向け、利益の内部留保の蓄積を目標として邁進しております。
と決算短信にある。すでに繰損一掃どころか利益剰余金が1.62億円あり、これだけでも11円配当が可能だ。遅くも2019年3月期の復配は確定的、早ければ2018年3月期、3円程度の復配があっても不思議ではなかろう。

日置電機(推)は2513円まであって2494△14。10.13日に1-9月期決算を発表済みだが、好決算を好感、年初来高値を更新後、調整していた。それが、ここに来ていいところまで戻して来た。終値で2505円がこれまでの高値であり、これを上回って引けると2613円の年初来高値が見えて来る。

太陽誘電(推)は年初来高値を更新する2026円まであったが、その後は売り物がちになり1994▼2と小反落。6連騰後だけに、この辺で小休止を入れるのは当然だろう。貸借倍率はさらに良くなり0.42倍となった。好取組を背景に、ここから上昇加速もあり得よう。いずれにせよ、最低2074円更新があるとみて対処。08日が決算発表。

フルヤ金属の決算発表は07日のわけだが、これに対する思惑もあってか、株価は乱高下した。4430△70まであったのだが4145▼215まで下げ終値は4215▼145。今期から連結決算に移行(米国フルヤ金属連結化のため)、10.06日に2018年6月期の連結決算の予想(単独を上回る)を発表済み。このため、今回の決算にサプライズ(特に悪い方のサプライズ)は考えにくい。とは言え、それでも株価が大きく動く可能性はある。

11月07日 0時29分記
02日の相場も日経平均・TOPIXとも0.5%前後の値上がりとなる一方、JQ,マザーズはともに値下がりという、最近頻発するパターンとなった。騰落銘柄数でみてもやはり値上がり880、値下がり1060と値下がりかかなり多い中での日経平均・TOPIX高だったわけである。

こうした相場が、なおしばらく続くのか、そろそろ終わりになるのか、判断は難しい。
私としては、当道場銘柄の値動きはそう悪くないことでもあり、基本方針は変えず、三菱ケミカル等、大型の割安株もポートフォリオに多少は組み入れて運用するのがいいと考え、実行している。

さて、02日はカネヨウ(推)、ダイトロンの決算発表があった。

カネヨウの決算については、前稿で詳しく書いたので、未読の方は、すぐに読まれたい。言うまでもなくカネヨウは、ここから来期の業績急伸を買う相場がスタートするとみて私は強気だ。

ダイトロンは1-9月期の経常利益が20.51億円(前年同期比+36.5%)だったので、通期の経常利益は会社予想(=四季報予想)の23.00億円(同+23.4%)を上回ることになるのは確定的だ(ただし今回上方修正はなかった)。というわけで、常識的には好決算で、月曜は上げていいのだが、02日に好業績を先取りして激しく動いたので、どうなるかというところ。つまり高値は2205△79まであり(11時36分)、その後2134円まで下落、終値は2165△39。とりあえず、この乱高下でしこった分の整理で軟調な動きになる可能性がかなりありそうだ。ただ、早晩上方修正含みの好業績であり、ひと段落つけば、なお上を目指す展開も期待できよう。

太陽誘電(推)は1996△24と6連騰で連日の年初来高値更新。東エレク、アルバック等に比べなお出遅れ感があり、高所恐怖症に襲われている方もあろうが、ここはなお押してい行くところだろう。最低でも2074円(2015年末につけた高値)前後まではあるとみて対処。

フルヤ金属(推)は4435円まであって4360△120。4465円の年初来高値更新から一段高を見ないと終わらない相場つきだ。

焦れてもう売ってしまったという方が多そうだが、ニイタカ(推)も1934△12と5連騰、動きが良くなって来た。3.31日につけた1975円の年初来高値更新が有望だろう。

ロジネット(推)も、ようやく買い物がかなり入るようになって来ており、やはり10.31日につけた1700円が底になったようだ。02日は1739△30。

その他、下げた銘柄も含め、基本的に、この強い相場の中、中小型株は、大型株に比べ過熱感もないので、強気でじっくり構えていればいいだろう。

11月06日 0時13分記

追記=BEENOSは01日の好決算、自社株買いを好感して1503△251まであって1479△227(東証1部値上がり率1位)。(11.06日8時20分記)

カネヨウが2018年3月期中間期決算、および2019年3月期通期予想、さらに上方修正を02日11時00分に発表した。
決算発表は中小型株の場合、特に鬼門となっている。中でも場中(取引時間中)の発表は、よほどの超絶好決算でもない限り売られて来た。三菱ケミカル、IDECが好例である。

カネヨウの場合は、やや趣を異にするが、結果的には(終わってみれば)、同じで、売られて終わった。すなわち11時00分00秒に172±0の売買成立。01秒には173△1。その後上げ幅を拡大、11時04分には184△12まで急騰した。しかしその後は徐々に売り優勢となり、前場終値は169▼3となり、後場に入ってもいいところなく結局167▼5で終えたわけである。

それでは、決算内容を見てみよう。これは中間期はともかく、重要な通期予想に関しては10.29日付けで書いた以下の予想に沿うものだった。

>問題は通期予想をどうするかである。
中間期等が少々、あるいはかなり良くても通期予想は変更しないというのが、多くの日本企業の習い性になっているので、多少の不安はあるが、普通なら、変更=上方修正があろう。なぜなら、買収という具体的事実があり、フォワード・アパレルの4-9月期の実績もほぼ判明しているわけで、これを入れれば通期予想の経常利益1.30億円は増額必至だからである。

2018年3月期通期予想経常利益は1.30億円→1.75億円と増額された。四季報予想は1.70億円だからこれをも上回ったことになる。
これで売られるのは理解不能というところだが、今の相場が主力株一辺倒になり、中小型株の好業績に素直に反応できていないところに根本原因があるとみるべきだろう。しかし真実は最後には勝つを信念に強気堅持である。

実はいい材料を、つい数10分前に発見した。犬も歩けば棒に当たるである。
その材料を紹介すべく、これを急ぎ書いているわけである。

カネヨウの通期業績予想が、前年同期比、売り上げが激増、利益面でも増えたのは、ひとえにフォワード・アパレル・カンパニーを子会社化したことによるものだ。
前々稿で書いた通り、同社は下半期分寄与したことで、経常利益は0.6億円の増益になることが予想されていた(四季報)。今回予想経常利益はそれを0.5億円上回ったわけで、これもフォワード・アパレル分とみれば0.65億円の寄与だったことになる。

こうしたことを踏まえ2019年3月期業績を予想することが重要となってくる。
なぜなら、ひとまず今期予想は期待をやや上回ったわけだが、来期(2019年3月期)さらに大幅な業績向上が見込まれるとなれば、株価は、今度こそ大きく上げる、200円突破もということになるからである。

【鎌倉雄介の推理】
フォワード・アパレルの経常利益はどうなるか?

四季報はカネヨウの2019年3月期(=2018年04月-03月期)の予想経常利益を3.00億円としている。

2017年10月-03月期= フォワード・アパレル分0.60億円。カネヨウの経常利益は、その他分1.10億円で計1.70億円
2018年04月-03月期=フォワード・アパレル分予1.20億円。カネヨウの経常利益は、その他1.10億円で計予2.30億円
となり、辻褄が合わない。
この問題に実は私は頭を悩ませていたわけである。四季報の3.00億円の根拠が分かれば、カネヨウの株価に一段と強気への確信が持てるのだが・・・

しかし、何のことはない。それは解決していたことなのだ。にもかかわらず気付けなかったのは、単なる勘違いでうっかり見逃していただけのことだった。

つまり、フォワード・アパレルの年商70億円のうち7割が中東向けトーブ用生地(四季報)のわけだが、このトーブ用生地の売れる時期に季節性があるのではないかということに、私は数日前気付き、調べたのである。そうしたら
「カンドゥーラ(トーブ用生地で作る)」の最も売れるのはラマダン明けという。つまり中東諸国の男性はラマダン明けというハレの日用にこぞって新調したカンドゥーラをまとおうとするわけである。
ではラマダンの時期はとなるが、これは年により少し違うが、いずれにせよ5月中下旬から6月中下旬だ。
お気づきになったであろう。
10-03月期(下半期)はラマダン明けとまったく無縁の時期のわけである。かくしてフォワード・アパレルを子会社化したものの2018年3月期決算ではラマダンがらみの繁忙期が全く入っていなかったので、寄与は今一つだった。しかし2019年3月期はこの繁忙期は当然入るうえ通期で寄与するので売り上げ・利益とも大きく伸びることになる。
かくして四季報のいう来期予想経常利益3.00億円の根拠と思われることが判明したわけである。
さらに今回の中間期決算で出された2018年3月期決算の予想経常利益は四季報予想をやや上回った。こういう上方修正は(結果的に未達で恥をかいたりすることがないよう)必達の低めの数字が出されるというのは常識である。

かくてカネヨウの2019年3月期の経常利益は、四季報の3.00億円予想に対し
鎌倉雄介=3.10億円~3.20億円
と予想する。
まだ、今期予想の経常利益1.75億円で株価を論じている方がほとんどだが、11月に入り、もはや来期(2019年3月期)に重点を置くべきだとは、鎌倉理論の教えるところである。
いわんや来期、フォワード・アパレルの業績が今期の半年分から1年分フル寄与、しかもおいしいラマダンがらみの時期を含むとなれば、これを織り込まない予想など論外だと分かろう。

11月05日 0時18分記
01日の日経平均は22420△408と暴騰した。とは言え、どう見てもこんなに上げたとは思えないだろう。
JQなどは安い時も結構あって終値でも0.15%のわずかな値上がりにとどまった。
東証1部の騰落銘柄数を見ると、値上がり1248に対し値下がりも704あった。こんなことはめったにない珍現象だろう。普通なら値下がりは50以下、どんなに多く見ても200以下であろう。
実感日経平均=(1248−704)÷6≒91
91円高に見えるものが408円高だというのだから、唖然としない方がおかしいくらいだ。
こういうことを、私以外が言わない理由について。

日経平均は言うまでもなく日経新聞社が知的財産権を保有する登録商標だ。だから日経の紙面では、日経平均という用語は頻出するがTOPIXはめったに出て来ない。いわんや、日経平均の信頼性に疑問を呈するような言説はご法度だろう(私の推測)。
それならほかの新聞、朝日とか読売がそうしたことを言いそうなものと思われるかもしれないが、こちらは能力的に無理であろう。
証券会社はよく知らないが、まあ批判精神ゼロで、のんきに暮らしていて、こういうことには思い至らないのだろう。
かくして、鎌倉雄介だけが、日経平均についての問題点を書くというわけである。

1日の相場は、上記のことでもある程度分かるように、主力大型株一色の相場となり、小型株、JQ銘柄等は高安まちまちで小高い程度となった。

好決算を発表した東エレク、ソニーがそれぞれ13.4%、11.4%の大幅高となった。
主力どころだと、このように素直に好決算を好感、大きく上げるが、中小型株では、わけの分からない動きになる。

IDEC=場中の好決算発表で、急速に上げ幅を縮小。翌日の01日も続落という惨状。
トーカロ=10.30日に好決算発表。01日は安寄り後4425▼145まで急落、終値は4620△50。
丸和運輸機関(推)=10.30日発表の決算は、日経記事の数字をも大きく上回る営業減益(9月中間期)。01日は安寄り後2190▼83まであったが、その後急反発、2388円まであって終値は2329△56。

こういうわけで、決算で市場がどう反応するかは読むことがほとんど不可能だ。
02日はカネヨウ、ダイトロンの決算発表があるが、どういう決算が出て、株価がどう反応するか。

太陽誘電(推)は1918▼40と大きく下げて始まったが終値は1972△14。
これは、どうも村田製作の悪い決算(10.31日引け後に大幅下方修正を発表)への連想のようだ。村田は16485▼1205。
セラミックコンデンサーメーカーという同業とは言え、村田の減益は同社だけの特殊要因によるもので、太陽誘電とは無縁だ。
実際、4-6月期で村田はすでに前年同期比減益だったが、太陽誘電は逆に前年同期比5.3倍もの驚異的増益だった。9月中間期は期初予想を上回るのは必至だろう。通期業績予想の引き上げが中間決算発表時にあるかは微妙だが、実際には大幅上方修正で終わるのは必至というのが、私の読みである。

ロジネット(推)は丸和運輸の決算も懸念材料だったが、これは無事通過、株価も1709△9と7立会日ぶりに反発、病み上がりの体力を回復すれば、超出遅れ・超割安是正へ向かおう。

フルヤ金属(推)、日特エンジ(推)、日置電機(推)、ニイタカ(推)、東洋合成なども、これだけ主力株が上げると、比較感から見直されることになろう。

11月02日 0時19分記
30日の相場は、中小型株優位の展開になった。
特に大引け間際、当道場銘柄の多くが買われたため、大半の銘柄がプラスで終えた。

太陽誘電(推)は1958△41と4連騰、連日の年初来高値更新となった。全固体電池関連の有力銘柄ということに加え、ここ、半導体関連をけん引役に電子部品株にも人気が広がる方向なのも、追い風だ。
また空売りが急増しており、31日の日証金貸借倍率はさらに低下して0.71倍となった。逆日歩の発生も期待できそうだ。
いずれにせよ、2015年末につけた2074円を視野に置いた動きとなろう。

カネヨウ(推)もひと頃とは一変した躍動感にあふれた値動きで、安寄りして170▼4まであったのだが、最後は強引に176△2の高値引け。183円高値更新は絶対させるぞという強い意思を感じさせるような買いだった。
前にも書いたように、ここからは臨戦態勢で、期待外れで終わるか200円も大きく上回る高値を出して終わるか、いずれもありうる(中間も含め)という見込みのもと、うまく対処されたい。小型株には後ろ髪は無いという覚悟を持って。

東エレク、アルバック、フェローテックはそろって大幅高、年初来高値更新となった。
ダイトロンは大幅安になる場面もあったが終値は2111△12と年初来高値更新。卸売業に分類されていることも低PERの原因だろうが、半導体が売り上げの24%を占め、各地に工場も有する製造業の面も有することはもっと知られていい。期待の決算は02日発表。IDECが文句のない決算を発表したが、直後から売られたように、決算発表は鬼門であることも忘れず対処。
東洋合成も1400△3と上げて終えた。1469円高値挑戦のコースだろう。

IDECは14時00分記決算発表。2470△105程度だった株価は2330▼35まで急落。終値は2390△25だった。中間期は予想を大きく上回り、通期予想も上方修正、予想配当も40円→50円でこうだから、とにかく決算発表(特に場中の場合)即売りというパブロフの反応的行動に出る投資家に満ち溢れているということだろう。ただ三菱ケミカルが大幅安となったが翌日はそれ以上に戻したように、好決算なら見直されるとみていいだろう。

日特エンジ(推)、フルヤ金属(推)、日置電機(推)、ニイタカ(推)もそろって小幅ながら上げた。中小型株に見直し買いが入り始めたことでもあり、これら銘柄はここからが戻り本番だろう。

ロジネット(推)は1700▼17で変わらずを挟んで6立会日連続安。高値後の安値が800円(8.09日)=分割考慮で1600円。これより100円上であるが、この間の全般高を考慮すれば、31日の1700円は8.09日の1600円と同じ程度とみていいだろう。
同じくぴったりの値段なのも底値を暗示しているとみていいかもしれない。
というわけで、ここでは売るのは考えず、いよいよ、近々戻り相場に入る可能性十分とみて対処するところ。

11月01日 1時04分記
30日の相場は、ほぼ予想通り、どちらかと言うと中小型株優位の展開となった。
日経平均、TOPIXとも横ばい、JQは小幅高、マザーズは1.4%の値上がりとなった。

こうした中、当道場銘柄は比較的堅調なものが目立った。

カネヨウ(推)は175円まであって174△5で、ついに引け新値となった。出来高も月曜で全般細っていることを考慮すると、高水準を維持している。
こうなると、当然9.25日につけた183円高値奪還が焦点になる。ただ、前々稿で書いたように、子会社化したフォワード・アパレルの主要商品である中東向けトーブが売り上げ急増と予想され、つれてカネヨウの今来期業績にも多大の好影響を与えるはずとなれば、ここから一段高とみたとて、極楽とんぼと揶揄されるいわれはなかろう。

太陽誘電(推)は年初来高値を更新、1952円まであって1917△17。5倍前後でおおむね推移して来た日証金の貸借倍率は、ここ低下気味だったのだが、30日は一気に0.84倍と売り長(売り残が買い残を上回る状態)になった。2015年末につけた2074円を目指した上昇相場突入を期待しよう。

東エレク、アルバックなど、半導体関連の動きがまた良くなって来た。ともに年初来高値更新である。
となると、ダイトロン、東洋合成の出遅れが意識されて来る。
ダイトロンは約1ヵ月ぶりに年初来高値を更新したが、じりじり上げて過熱感がないだけにさらなる上昇が期待できよう。
東洋合成は戻り高値は更新したが、年初来高値にはまだ70円余りある。

ソリトン、BEENOS、マルマエ、ウェーブロック、LITALICOなど低迷していた小型株で大きく上げるものが目を引いた。主力大型株一辺倒で忘れられていたこうした銘柄群にも、ようやく目が向けられ始める兆しが出て来たということだろう。

丸和運輸(推)も2261△56と久々に大きく戻した。丸和運輸の場合、10.20日の日経朝刊に4-9月期の営業利益が21億円と「従来予想の23億円を下回った模様」という記事が載った。これも、ここに来ての下げ要因だったと思われる。ただ、この「下回った」原因はアマゾン関連の受注急増で求人関連の一時的費用が急増したためであり、また「通期予想は下方修正しないもよう」だ。31日が決算発表で、こうした決算に市場がどう反応するかだが、一時的にはともかく、短期間に実態は理解され反騰基調は維持されよう。

10月31日 0時30分記
世界的な好景気、株高を背景に日本株も強い動きが続いている。多少、過熱が心配されるところだろうが、日経平均だけ見るとそうでも、値下がり銘柄数の多さで分かるように、全体としてみれば過熱と言うほどのことはない。
なお主力株優位の相場が続いているが、それでも徐々に中小型株も元気を取り戻しつつある。今後はさらにそういう傾向が強まる可能性が大きいとみる。
27日のNYダウは小幅高、日経平均先物も小幅高にとどまったので、月曜は中小型株には多少の追い風だろう。

27日の相場で、太陽誘電(推)は1907△78まであって1900△71と急伸した。野村が24日のゴールドマン・サックスに続いて格上げ・目標株価引き上げ(2200円→2400円)したことも影響したか。
いずれにせよ、業績絶好調に加え全固体電池関連の中心的銘柄の1つとして、ここからが上昇本番となるかもしれない。とりあえずの目標だった年初来高値の1918円更新は月曜にも達成しそうだ。次は当然2000円だが、そのあとは野村の言う2400円もなくはないだろう。

カネヨウ(推)はついに終値で169円まで来た。終値の高値は10.04日の172円だ。これを上回って引けると、いよいよ183円の年初来高値更新が見えてくるとは、前にも書いたとおりだ。
こういう状況下、好材料が出た(と言っても私が気付いて紹介したということだが)。つまり、買収したフォワード・アパレルの主力商品のトーブが中東で売り上げが急増しているようで、ならばトーブの売り上げが全体の35%も占めるカネヨウの来期業績は一段と大きく向上しようというのが、私の読み(前稿参照)。このシナリオが受け入れられれば、株価は軽く200円大台乗せとなろう。

三菱ケミカルは、前日、場中の決算発表で急落したのが何だったんだというかのような急反発で1190△38。主力大型株の出遅れ、超低PER銘柄として、なお大きく上昇のコースとみる。

ダイトロンは2082△51と急反発、終値としては戻り高値を更新した。9.28日につけた2102円の年初来高値更新が有望となって来た。10.02日に決算発表を控えている。好決算必至とみている。その前に大きく上げた場合は、一部はそこで売るのもありだろう。あまり上がらず決算を迎えるようなら、好決算で上がるとみて持続が基本戦略。

日特エンジ(推)、日置電機(推)、東洋合成、IDECなども強気でいいだろう。

オハラ(推)は1ヵ月ぶりに年初来高値を更新した。私なども、もう大半は売却済みで、わずかに残しておいたうちの半分ほどを数日前に売ったら、さらに大幅高。どこまで行くのやら分かりません。
アマナも5連騰で年初来高値更新、ついに1000円大台乗せとなった。こちらは来期(と言っても2018年12月期)の予想実質1株利益は79.6円で実質PERは12.6倍に過ぎない。となればもう一段高があってもおかしくない。

ウェルシアは24日付け日経夕刊1面で大きく「調剤報酬 大幅下げ」と報じられた。それでもなぜか24日はほとんど反応せず小高く終えたわけだが、25日に急落した。しかし27日は急騰、下げた分をほぼ取り返した。やはり、それでも好業績維持可能とみる向きが多いということだろう。

10月29日 23時38分記

カネヨウ(推)は、11.02日の決算発表を控え、高値圏で強張っている。

>当社は、平成29年7月31日開催の取締役会において、下記のとおり、フォワード・アパレル・トレーディング株式会社が保有する原料・テキスタイル貿易部門の事業を譲り受けることを決議し、事業譲渡契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。

という会社発表があったことは、推奨時に書いているので、読者諸氏はとっくに承知のことだ。とは言え、フォワード・アパレル・トレーディングなる会社の実態はほとんど明らかでなく、カネヨウの業績に与える影響はどうかとなると、四季報予想以外、ほとんど知るすべがないのが実情だろう。

そういう悪条件ながら、あれこれ調べていて、多少なりと有益な情報を提供できそうになったので、これを書いている。

四季報によると、フォワード・アパレル買収によるのれん(「買収された企業の時価評価純資産」と「買収価額」との差額)=2億円で、これを5年で償却とある。つまり、今後5年間(=5期)は毎年0.4億円の経常利益減(特損)要因となる。
同じく四季報には「経常益はのれん代・買収費勘案で0.3億円上乗せ」とあるから、結局、この買収による各項目の経常益に与える影響は次のようになる。

のれん代=-0.2億円
買収費 =−0.1億円
経常益 =+0.6億円
以上合計=+0.3億円

事業譲受日は2017年10.01日なので、以上の数字は、1018年3月期のうち2017年 10.01日~2018年03.31日(=下半期)に影響する分である。
会社予想の今期経常利益は1.3億円なので、これに上記の「以上合計=+0.3億円」を加えると1.6億円となる。四季報が1.7億円予想にしているのは、4-6月期で前年同期よりかなり収支が改善していることや、好採算の羽毛原料が伸びていることで+0.1億円しているとみてよかろう。いずれにせよ、フォワード・アパレルは黒字会社でそれなりの寄与が見込まれ、四季報は予想しているのだろうから、1.7億円の数字は、それなりの信頼度を有すると判断していいだろう。
11.02日の中間決算だが、ここには買収効果はゼロ(10.01日に事業譲受)なので、あまり期待しないほうがいいだろう。ただし前年同期比で経常利益が100万円増加予想なので、4-6月期で900万円改善(-1800万円→−900万円)していることからして、経常利益3000万円予想は4000万円前後になっていても、何ら不思議はない。
問題は通期予想をどうするかである。
中間期等が少々、あるいはかなり良くても通期予想は変更しないというのが、多くの日本企業の習い性になっているので、多少の不安はあるが、普通なら、変更=上方修正があろう。なぜなら、買収という具体的事実があり、フォワード・アパレルの4-9月期の実績もほぼ判明しているわけで、これを入れれば通期予想の経常利益1.30億円は増額必至だからである。

【トーブ、中東で日本製販売急増か】
フォワード・アパレルの年商70億円のうち7割が中東向けトーブ用生地である(四季報)。

トーブ=サウジやドバイなど、中東諸国の男性がまとう真っ白な民族衣装「カンドゥーラ」の生地のこと。高級品は日本企業の独壇場で、東レ、シキボウが大手。日本製品の品質の良さが知れ渡り、他の模倣品の追随を許さないわけである。(9.20日付け記事の引用)

とは言え、今現在でも、状況は同じなのだろうかと多少の懸念も持ちつつ調べていて、以下のような記事を発見(カネヨウ推奨時には未発見だったのだ、何事も徹底的に調べることが大切ですな)、これで

フォワード・アパレルの業績絶好調→カネヨウの業績も予想以上に向上→カネヨウ183円高値更新から一段高

というシナリオが、かなり現実味を増して来たように思う。以下の日経電子版の記事参照。

・クラレ、中東の男性用衣装生地を本格販売 日本製人気高く、17年に出荷量4倍へ (2016/8/13 0:31日本経済新聞 電子版)
クラレは中東で男性用民族衣装「トーブ」向けのポリエステル生地の販売に本格的に乗り出す。2017年までにアラブ首長国連邦(UAE)やサウジアラビアで約40社ある代理店を段階的に増やす。17年の販売目標は年140万平方メートルと16年計画比4倍。これまで女性の民族衣装用の生地を販売してきたが、日本製の人気が高いことから男性用の取り扱いを始める。

・岐セン、中東向け衣装「自社商標」販売強化 (2017/6/28 21:30日本経済新聞 電子版)
 繊維製品の加工を手掛ける岐セン(岐阜県瑞穂市)は中東の民俗衣装の輸出を強化する。男性が着る「トーブ」と呼ばれる衣装で、自社ブランドの活用に乗り出した。現地では日本製品の人気が高く、信頼性をアピールするのが狙いだ。2018年3月期に輸出を前期比1割拡大する。中東の衣装は自社工場で生産しており、前期の輸出は4億円と前の期に比べて5割前後伸びた。
注=岐センと言ってもご存じない方がほとんどだろうが、2004年まで名証2部に上場していた染色加工の会社で筆頭株主は東レ。

カネヨウの年間売り上げは来期157億円予想、フォワード・アパレル分は77.5億円予想(前期実績70億円)と約5割、この7割がトーブ用生地。つまりカネヨウの売り上げの35%がトーブ用生地ということになる。この売り上げが大きく伸びるとなれば、カネヨウの業績にも大きな期待ができようということである。

10月29日 17時47分記