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いろいろなコメントが寄せられている。批判的なコメントの多くは、はなから議論しようという積もりもなく、根拠も示さい、いい加減なものなので、どうでもいいのだが、一部、全くと言っていいほど、株式投資の経験の無いと思われる人の、批判と言うより、希望や無いものねだり、非常識(株式投資をある程度知っている人にとっては)に類するものがある。

これについて、期待に応えるものかどうか、やや自信はないが、書いてみたい。

①推奨銘柄が出来高が少ない、小型株過ぎる。
こういうことを言われる方で、具体的にご自分の推奨する銘柄をあげて来た方も何人かいる。それをどうこう言うつもりは全くないが、実は、それらの銘柄は全てその後、いいところなく下げている。それは、今の地合いが、エネルギー不足で、そういう中大型株にとって厳しい環境にあるからである。だから、私は最近小型株しか言っていないだけのことである。
少しさかのぼれば、ライト工、ハザマ、旭ダイヤなど、それなりに出来高のある銘柄も推奨しているし、最近でもパラベッドなどは、読者が買ううえで出来高など気にしないでいい水準の出来高がある銘柄である。
なお、私が読者を「肥やし」にして、「食い物」にして、といった、憶測というより邪推によるものも執拗に寄せられるわけだが、こう思う人には、早々に退散願うしかない。ただ自分が食い物にされたと書いてくる方はゼロで、書いてくるのはおためごかしに第三者を装っているものばかりなのは、文章力不足で自分が似非有料投資顧問だと認めているかのような書き方についなってしまっているのに気付かないのかもしれない。私は、当ブログの読者がいずれ増え、ここでの推奨で、推奨後、その銘柄にかなりの買いが入って高寄りするであろうことを、前々から(ブログスタート時からと言ってもいい)予測、対策について考え続けていた。だから実際にそうなってからは、すぐにそうした場合の注意点、どのように指し値すべきかについても、詳細にアドバイスしてきた。まあ、それさえも、私が読者に高く買わせ売り抜けるための巧妙なカムフラージュだとか言う輩が出て来そうだが、そういうのまで相手していられない。

②祭で終わらない息の長い銘柄を。
(「祭」などという用語は嫌いなのだが)こういうコメントは、おそらく投資経験がせいぜい数年以内の方の仰ることと推察する。
1970年代前後は、長期投資がいいこととして勧められた。ソニーを、ホンダをずっと持ってたら株数が何倍になり株価も何倍になったから100万円が5000万円に(これは適当に書いているのであるが、まあとんでもなく増えたのである)なっていたといった記事をよく見かけたものである。その後も、ヤフーを新規公開時に買って持っていればといった記事を散見した記憶があるが、そういうのも、これが最後で、最近はさすがに見かけなくなった。長期投資=いいこと=儲かる から長期投資=危険=損する に事態は一変したのである。
それは時代が変わり、日本経済が苦境におちいり、世界の変化のスピードが一昔前とは比較が出来ないくらい速くなり今日の勝者は明日の敗者になる時代だからである。シャープの惨状を想起されよ。亀山ブランド?悲しくなるではないか。TVの左上にAQUOS世界の「亀山」ブランド」というのが貼り付けられて売っていた!
だからと言って息の長い銘柄がないわけはもちろんないが、そういう牧歌的な株式投資で儲けたいという贅沢な望みは、基本的に捨てていただきたいのである。相場というのは、厳しい生存競争のなかで必死に戦う世界なのである。それを私が代理戦争をしているから、読者は、それほど危険を感じずやっていられるだけで、自分の才覚で、そういう感覚でやったら、恐らく、その怖さを身にしみて感じられることだろう。エルピーダメモリを買って身ぐるみはがれても誰も何もしてくれないのである。バブル崩壊のとき、いわゆる優良株を後生大事に抱えていたらどうなっていただろうか。

似たようなご意見にバリュー株を持ってればどんな相場環境でも早晩上がるはずとか、あまりに楽観的としか思えないものもある。パナソニックなど、ついこの間まではバリュー株中のバリュー株だったのではないか。大坪社長は家電世界トップを目指すだったかともかく景気のいいことを宣言されていたのである。上がる株をバリュー株というのならいざ知らず、「バリュー株」などという耳障りはいいが空疎な言葉は信じない方がいい。

③推奨銘柄の基準が分からない。
こういうコメントをいただくと、正直がっくりと来る。
私の長い付き合いの対面営業の証券会社の5月の「参考銘柄」(最近はお客の苦情を怖れてかこういう言葉をどこも使う。私が「推奨銘柄」としているのは私の覚悟を示しているのである)の、推奨後の株価推移を見ると

セブン&アイ=2452円→2442円→2384円(-2.9%)
積水化学  = 743円 →743円→ 671円(-9.0%
日立建機  =1622円→1657円→1504円(-7.3%)
タムロン  =2568円→2577円→2317円(-9.8%)
注=数字は左から基準日株価(5.08)→その後の高値→現在値(5.25)(騰落率)

全銘柄が基準日より値下がり、しかも3銘柄は基準日の値段がその後の最高値である。情けない気もするが、日経平均は5.08日9182円、5.25日8580円で、この間9.3%値下がりしているから、そう悪い成績ではないと言って言えなくもない。
それはともかく、こういうのが基準が分からないと言われてもしようがないと言うのである。確かに小型株でなくバリュー銘柄であり、息の長い相場が期待できそうな幻想を抱きそう(経験の浅い方なら)だが、そうは問屋が卸さないというのが、相場の現実なのである。

話が、ややそれてしまった。鎌倉雄介の銘柄選択の基準である。これを根源的に説明していては疲れてしまうのでしないが、基本だけいえば、鎌倉理論に従って、今最も割安かそれに近く、かつ時流にもある程度乗り、これからの値上がりが期待できる銘柄ということである。
しかし、こういうことを仰る方は、私の記事をよく読んでない、いわんや他の方の銘柄推奨記事を読んでいないのではないかと思う。分量はともかく、中身のあることを私ほど書いている記事はほとんどないことに、熱心な読者なら気付いてくれるはずである。なにか材料が書いてあっても、他の人の場合、それは既知の材料を、そうと言わず、かついつ明らかになったかも言わず書くのである。これは実に困ったもので、ある意味読者を欺くものなのだが、大半の人が、そういうことを平気でやっているのである。

④推奨銘柄が推奨時より下がっていたら買いでは?
これには、絶句してしまう。
「推奨銘柄は推奨時のみ推奨銘柄」(5.07付け)に説明したので、よく読んでいただきたい。もちろん、場合によっては、そういう場合に買いでいい場合もあり、実際私自身、そういう買い推奨をしたこともある。しかし、それはそういう相場環境だからそうしたのであって、読者は、特に経験が浅かったり腕前に自信がなければ、避けるべきだということである。

⑤あれだけ強気に推奨したのだから・・・
いろいろ反論したいところだが、こういうことを言われる読者が、株式専門誌も夕刊紙や雑誌の銘柄推奨記事もほとんど読んだことがないとしたら、ちょっと話が違ってくる。と言うか、よほど長時間話し合いでもしない限り、溝を埋められない気がする。
私も今後、書くトーンをもう少し弱めようとかいう気には実はなっている。これは反省したと言うより(多少はあるが)、いろんな読者がいて、私が常識と思っていることが通じない方も現実に存在するらしいからである。
昔、東スポを初めて見て、「えッ、馬場死んだの!!」とか叫ぶやつがいた。もちろん馬場さん元気にやってた頃の話である。東スポ記事・見出しに免疫が出来ていなかったわけである。お前の記事は東スポと同じかとかいう反応はやめていただきたい。要するに、どこの世界にも、それなりの常識があるのだが、今株式投資の世界では、ネット取り引きが圧倒的になるなかで、「暴落」が「ナイアガラ」に変えられるがごとく、まあ初心者が自分で用語を変え我流でやって、間違った理解も間違ったとも気付かずやっているという状況が生まれているのである。「今期予想1株利益」を正確に理解している人など10%もいないのではないか。掲示板で、しきりに「象担」(あるいは「像担」)という言葉が使われているのを見たことがある。これが何を意味し、どういう経緯でこうなっているかお分かりだろうか?これがきちんと説明できれば、あなたはそれなりの経験のある方と言えよう。「増担保」という言葉がある。これを「利確」を「隔離」と書くごとき感覚で「象担」にしたわけだろうが、「増担保」は「ましたんぽ」と読むから「象担」とした人は無知をさらけ出したのである。ただ誰も指摘しないから、ひとしきりそれが多く使われた。[増担保]、[追証」、「続柄」ではなく、「増し担保」「追い証」「続き柄」という表示にすればいいのだが、私は別といて世の大勢はそうなっていない。

本題に戻って、いくら強気に推奨した銘柄でも、状況の変化で、目標値なりここくらいまでいくかと思っていた値段がそれなりに下がることがあるのは言うまでもない。単純にいえば推奨時より日経平均が2割下がったら、目標値も2割下がると考えるのが常識だろう。バブル真っ只中のときでも、銘柄推奨は行われていたわけだが日経平均が3万8000円台で推奨した銘柄が目標値に届かない、このまま目標値まで行くと信じて持っていていいでしょうかと日経平均2万円割れでも聞く人はいないだろう。もちろん、そんな日経平均が素っ高値圏のときに買い推奨したのが間違いだったわけだが・・・

注=「売り時期」について、前回書いたわけだが、ああいう一般論は別として、当ブログでは、推奨銘柄について、ここで売りなさい的なことは、書かないのを原則にしていることをご了承いただきたい。範囲を広げれば、推奨銘柄と言っても何10にもなろう。それについて、いちいち売りとかそういうほのめかしがないから持っていた、だから推奨銘柄実績表もおかしい(100円で推奨、200円まで上昇、その後100円まで下落、この場合実績表の評価は◎ではなく×にせよといったコメントもあった。さすがにこれに賛同する人は、いやいや、それがいらっしゃるのだ!事ここに及んでは世も末じゃなのだが、そこまで常識が崩壊していたのであった。
この問題は、しっかり書かないといらざる誤解を持つ方が出て来そうなので、「売り方」の特別版として、近いうちに書くので、変な反応はなさらず、しばらくお待ちいただきたい。

5月27日 13日20分記

追記=前回の「ど素人」という言葉に怒りのコメントがあった。
「某ど素人氏の見立て」とあるように、これは私の親しい、株の実戦経験の無い人のことを言ったわけで、読者諸氏の一部を言ったわけではない(私はそれほど礼儀を知らない人間ではない)ので諒とされたい。
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