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欧州債務危機で、欧州金融安定基金(EFSF)の機能強化などの対策が打ち出されるのではという期待が出、またアメリカのクリスマス商戦が出足好調と伝えられ、28日の欧米各国株価が大幅高となったのを受けて、29日の日本株も、かなりの値上がりとなった。
ただ、値上がりの中心は、輸出関連などここ大きく下げていた銘柄群で、建設、食品、陸運などは、小幅な上げにとどまった。

以前にも指摘したように、
海外全面高・円安→輸出関連中心の上げ、内需・建設などは人気薄
海外安・円高→中堅建設・内需の一角を物色、輸出関連など主力株は下落
といった傾向が、みられる。

というわけで、ハザマ(推)、ライト工(推)、東亞道路(推)、世紀東急などの動きはいまひとつだったわけだ。
やまや(推)、薬王堂も同様である。
1日だけでなく2~4日くらいの動きで、流れを判断する必要があるということを、指摘しておきたい。

ハザマの場合、日証金の貸借倍率が、ここ大きく改善、11月25日から1倍を割り込んでいる(=買い残<売り残)。復興関連で確実に受注を取っており、業績はさらなる増額修正含みであることも考えると、なお一段高を残しているとみる。とりあえず200円目標を変える必要はない。
世紀東急は相変わらず動きが重い。買い残が減らないと、この状況は変わらないのかもしれない。こういう超低位、2桁株価銘柄は、今の相場には乗れないのかもしれない(やや弱気)。
これに対し、東亞道路は、多少、動きが変わってきたようだ。140円台乗せからに期待。
ライト工は、ここ着実に日証金の買い残が減少して貸借倍率も改善している。どこかで370円高値を更新するとみる。
五洋建設は11月24日の221円で調整完了か。動きが重いのは企業規模が比較的大きいせいかもしれない(大手4社=いわゆるスーパーゼネコンはほとんど上げていない)。マリコンは活躍環境にあり、そのトップとして見直されよう。

私は、ここハザマ、ライト工を中心に、五洋建設、東亞道路、世紀東急、グリーをポートフォリオの主だったものとしてきた。それを、これらにやや買い疲れ感がないでもないので、やまや、薬王堂を加えた。
そして、現在の主力はやまや、ハザマ、ライト工である。

相場環境がいいときは、銘柄の入れ替えもそう頻繁にやる必要がないことが多い。場合によっては、何もしないのがいちばん良かったりする。しかし、現在のような状況では、そうは行かない。塩漬けは出来るだけ避け、だめなものは、見切り(少なくとも何割かは)、時流にうまく乗るのが肝要である。
この意味で、推奨株は、最小単位でもいいから極力買うようにしてもらいたいと考えている。

やまや、薬王堂を買ってない方は、ぜひ、少しでも持ち株に加えておくことを、お勧めする。
どちらも少額から買えるし、ローリスク(そして恐らくハイリターン)でもあるので。

11月29日 23時48分記
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