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20日の相場(東証1部)は、日経平均やTOPIXの下落率以上にきつい下げだった。主力株中心に全面安となり騰落銘柄数は、値下がり188、値上がり1398と、値下がりが圧倒的に多かった。
パルプ・紙、食料品、繊維製品の3業種以外の業種が全て値下がりした。海運の値下がり率が最大なことが示すように、円高が、相場を圧迫している。

20日のヨーロッパ各国の相場は、イタリア国債の格下げにもかかわらず、そろって上げている。ドイツ、フランス、イギリス株は2%前後の値上り率となっている。アメリカ株も、現在NYダウ、NQとも1%前後の値上がりとなっている。
ただ、依然円高が続いており、このためかCME日経平均先物は、現在、前日比ほぼ横ばいとなっている。

ヨーロッパの財政不安が、今後ある程度織り込み済みとなるにせよ、円高は、ほとんど変わらず続く可能性が高い。となれば、ポートフォリオは、円高にある程度耐えられそうな銘柄の比率を高めておきたいところ。

20日の相場で円高メリット株のエービーシー・マートが上げ、また新四季報で好業績が伝えられたエムスリー、「 新四季報から有望株を探る」 (9月12日付け)で挙げたウェザーニューズ(2012年秋に北極海の航路探索用衛星1号機を打ち上げることが材料視されている模様)も逆行高しているが、これらが、今後の相場動向を暗示しているのかもしれない。

ライト工(推)、前田建設などの復興関連の好業績株や日本調剤(推)、メディカルシステムなども、為替相場の影響は受け難いことでもあり、見捨てる必要はなかろう。グリーは激しい動きが続くが、今後は読みにくい。

9月21日 2時42分記
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