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東海地震は明日起きても不思議はないと言われて久しいが、今に至るも起きていない。

私は常々、その根拠、確実性に疑念を抱いてきた。
実は単なる疑念というより、東海(あるいは東南海、南海も含めて)地震ばかり、異常に取り上げ、他地域については、全く無視といっていいくらいの冷淡さであり、この間、東海地震は不発の一方、阪神淡路、新潟県の中越、中越沖、そして今回の東日本と、多くの巨大地震が起きて、甚大な被害が発生していることへの怒りと言ったほうがいい。

ところで、東海地震は100~150年周期と言われているわけだが、最後の東海地震とされる安政東海地震の起きた1854年から、すでに157年が経過しており、さすがに、政府もマスコミも不安になってきたのか、東北大地震もあり、最近は、あまりり騒がなくなってきたようにも思う。

そうした中、最近、新しい注目すべき研究・発表が出ている。

一つは、ロバート・ゲラー東大大学院教授による日本の地震予知研究批判。氏は、地震予知は不可能という立場で、日本の地震予知研究の問題点を指摘し続けている。国策として巨額の予算が東海地震やいわゆる3連動地震予知に集中的に投じられていることを問題視し批判している。

もう一つは9月16日に発表された研究である。
これは産業技術総合研究所と新潟大のチームによるもので、宝永地震(1707年)の震源域に駿河湾は含まれない=すなわち宝永地震は東海地震ではないというものである。

1605年 慶長地震(東海 東南海 南海連動?)

1707年 宝永地震(東海 東南海 南海連動)

1854年 安政東海地震(東海 東南海連動)

これを根拠に(もちろん、これだけではないだろうが)100~150年周期説が唱えられてきたようなのだが、それでは、あまりに安易と言うしかない。
よく2例や3例で、いや極端な場合、1例で法則を打ち立てたり推理をする人がいて辟易するが、この東海地震100~150年周期説というのは、まさにそれではないか。

そして、今回の上記研究が正しいとすると、1707年の宝永が抜け落ちるのだから、ことは重大だ、
つまり2例で100~150年周期説を唱えてきたのに、1例しかなくなり、しかも、その結果249年周期になってしまったというわけだ。

そもそも、新潟県は、私の子供の頃は、地震などあまり起きないところと、漠然と思われてきたように思う。
それが、以下のように、日本で、ということは世界で地震の最頻発地域と化してしまった。

1961年 長岡地震
1964年 新潟地震
2004年 中越地震
2007年 中越沖地震

しかし、その後も全く予知態勢の強化などされていないようだ。
地震予知連あたりだと、新潟県では大きな地震が起きると3年後に再び大きな地震が起きるという説を唱えそう。

政府は、ゲラー教授の言説などにも虚心に耳を傾け、地震予知に対する取り組みを、根本的に考え直すべきなのではないか。

9月18日 23時40分記
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