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25日、全般安のなか73円高と逆行高した電産トーソクが今日27日も61円高して1864円、ようやく推奨時の株価近辺まで戻した(推奨時1869円、翌立会日寄り付き1850円)。

ここ輸出関連、製造業の株価は大きく下げるものが目立つ。そうした中、電産トーソクの強さが目立つが、その理由としては、2つのことが考えられる。
1つは、親会社の日本電産が18日に大型の事業買収を発表して人気化したのが波及したこと。
もう一つは、取り組みのよさ。

取り組みがいい銘柄というのは、基本的に割高、高PERだ。それは株価がどんどん上がると、割高と見た投資家が空売りに出る。そして上がれば上がるほど売りが積みあがり、取り組みもよくなるという構図だ。
いま好取り組み株のランキングを見ると電鉄株が数多く顔を出している。21位までに2位の西鉄、3位の南海電鉄など5社もランクインしている(東証1部)。
そのなかの1社が京急。信用倍率は0.05倍、逆日歩0.05円。年初来高値圏にあり27日の終値は849円。予想1株利益は12.7円に過ぎず今期予想PERは66.8倍に達する。羽田国際化をはやすが、利益は大して伸びず、ファンダメンタルズからは説明不能の株価だ。

一方、電産トーソクも信用倍率0.11倍、逆日歩0.05円。ただ今期予想PERは12.8倍と低い。これは空売りする人(個人投資家)は、割高割安をPERとかファンダメンタルズから判断するのではなく、頭に入っている株価水準(トーソクの場合昨年後半から年末にかけての800円から1000円程度)から判断しがちだ。それでトーソクは、こんなに上げたら上げすぎだ、割高だと空売りし、現在の株不足状態になったわけである。
というわけで、業績絶好調、低PER、好取り組みと3拍子そろった、珍しい銘柄が生まれた。それがトーソクのわけだ。6月の2068円高値は、いずれ抜くというのが、私の揺るがぬ信念だ(昨日勤皇今日佐幕も大事にしているが)。

8月27日 23時30分記

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