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ハクビシンは外見はタヌキかイタチに似ているように思うが、動物分類学的にはジャコウネコ科に属し、麝香臭を発するという。あの異臭はこのためだったのだ。ジャコウネコ科とネコ科の関係はわからないが、ともかくネコの方は、逆に動物には珍しく、ほとんど臭いがしない。シャンプー後など、ああいい匂いというくらい、シャンプーの匂いを引き立てる好素材の持ち主とも言える。
このことは、実は私は愛読書の『三太物語』(青木茂著)で初めて知った。「三太子ネコ」という章に、ネコについて、三太の言葉として「一番不思議なことは、少しも、くさくない動物だ。」とある。

『三太物語』といっても、今や団塊の世代かその少し後の世代以前の方でないとご存じないだろうが、1950年4月(我輩とてまだ人語をよく解さない頃だわさ)からNHKのラジオ番組で放送され人気を博した。その後映画化もされた。その舞台が道志川であり道志というわけだ。

その道志に憧れ、私は何回も道志をさまよったのだが、紆余曲折の末、今の田舎家を買ったわけである。しかし、実は道志という地名は道志川沿いに2ヵ所あるのだ!!これを知っているのは、地元の人は別として、あまりいないことだろう。『三太物語』の舞台は神奈川県津久井郡(現在は相模原市)の三ヶ木(みかげ)界隈。『ワイドミリオン全神奈川10000』でみると、寸沢嵐(すわらし)という大きく表示された地名の東北に小さく道志という表示がある。相模湖ピクニックランドの南東2キロほどのところ。この辺の道志川で映画のロケが行われ、花荻先生役の左幸子が泳いだのである。しかし、今や、この辺は水量も減ったようで、やや残念な風景になっている。
『三太物語』誕生のきっかけともなった、青木茂(1897-1982)の釣りの面倒をみたりしたおじいさん(作中の仙爺のモデル)のお孫さんがやってる旅館が三太旅館。ダム建設に伴い、ここも移転を余儀なくされ、今は少し移動し国道412号線青山三叉路からじきのところにある。私は2年ほど前、ここに伺い昼飯をいただいた。昭和30年代が残っているような懐かしい建物である。もう一つの道志が、私の田舎家のある山梨県南都留郡道志村。県は違うが距離的には、そう離れていない。

注ー『三太物語』に関しては、一部、ネットで公開されている「三太物語」の史跡めぐり(山本恭一氏)による。


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