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8月18日の日経朝刊1面で、日本電産の事業買収が大きく報道された。
アメリカの電気大手エマソン・エレクトリックのモーター事業部門を600億~700億円で買収するというもの。
これで、日本電産の2013年3月期の売り上げ1兆円目標達成が有望になってきた。
ところで、私は、以前、日本電産は京セラの背中が見えてきたといったが、今日はこれについて、少し詳しく書いてみよう。

両社の2002年3月期と2011年3月期(予想)の売り上げ、経常利益を比べてみよう。
(10年前の2001年3月期と比較したかったのだが、この期京セラは特殊要因で異常な数字になっているので、2002年3月期との比較にした)
日本電産 2811億円 177億円→  7000億円 1020億円
京セラ 1兆346億円 516億円→1兆2000億円 1320億円

となる。日本電産の猛追がある程度お分かりいただけようが、実は、すでに逆転が確実視されるものもある。
1株利益である。四季報では2011年3月期、
日本電産452.3円
京セラ 463.2円
だが、日本電産については四季報速報で上方修正しているように、四半期決算の数字、1ドル85円前提等から、これをかなり上回るのは必至だからである。
売り上げは2013年3月期、日本電産は1兆円目標を掲げていることは、すでに述べたとおりだが、これは、今回の買収で約1000億円がオンされるので、2012年3月期は、四季報速報8000億円を前提とすれば9000億円に増加し、13年3月期の1兆円は余裕をもって達成できよう。同期の京セラの売り上げは1兆3000億円から1兆3500億円程度と見込まれる(鎌倉雄介推定)。
そして、日本電産は2016年3月期2兆円の売り上げを目指す新中期経営計画を掲げる。ただ、永守重信社長とて万能ではない。7年ほど前は2011年3月期での売り上げ1兆円達成を掲げていた。2年遅れるわけだ。16年3月期の2兆円は、必ずしも楽観を許さないとみる。
これに対し、京セラはどうか。実は2011年3月期(予想)の売り上げは2007年3月期を下回る。このように、近年は他の電機大手同様、売り上げ伸び悩みが続いている。よって2016年3月期で2兆円は到底無理、おそらく1兆5000億円からせいぜい1兆7000億円どまりだろう。
以上をまとめると、早ければ2014年3月期、遅くも15年3月期で、両社の売り上げ逆転が実現するだろう。

こうした両社の勢いの差を象徴するのが、ここに来ての両社の株価。今日の値動き。
京セラ 7780円△150円
日本電産7720円△300円
早ければ、あしたあさってしあさってにも、株価逆転が見られる。日経は取り上げるだろうか?
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