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28日の相場は、日経平均、TOPIXとも値上がり、騰落銘柄数も値上がり1020、値下がり501で、何の文句の付けようのない上昇のように見える。
しかしJQは値下がり、2部は指数は小幅高だったものの単純平均は値下がりしている。
私はマーケットスピードの、25銘柄の株価が表示できるボックス(計10ボックスある)の一つを、主要銘柄用にしている。
大成建設、三菱ケミカル、武田薬品、日立、ソニー、トヨタ、三菱商事、東電、ソフトバンクなどである。これを見ると、なんと25銘柄中24銘柄が値上がりしている。値下がりしているのはキャノンだけだ。逆に言えば主力株が全面高で、それ以外はまちまちだったということである。
ついでに言えば、私の推奨株は、えてして、この主力株と逆相関の関係になる。

こういう相場状況下、28日に目立ったのは、太陽光、LED関連銘柄の値下がりである。
三晃金属389▼20、サニックス378▼23、高島259▼9、東京製綱303▼4、旭ダイヤ1746▼42、遠藤照明1383▼45、安永1246▼55などである。当欄の推奨株、IDEC、オーナンバ、タカトリもそろって下げている。

最近は、こうしたテーマに乗った中小型株中心の相場が継続しており、主力株は相場エネルギーが不足している中、冴えない動きを続けてきた。その反動が、アメリカ株高もあって噴出したというところであろう。

アメリカ株は現在高く、最近の弱い相場から、やや立ち直りの気配がうかがえる。中国株はすでにここ大きく立ち直っている。日本では、今下期から企業業績が急回復することがはっきりしてきている。さらに福島第一原発の循環冷却がトラブル続きと言われながら28日、株式市場の引けあと(16時少し前だったと思う)再稼働した。円の対ドル相場も80円台後半で比較的安定している。
とりあえず、まずまずの相場環境と言っていいだろう。

今後であるが、前に復興関連で、次第に銘柄が絞られ、思惑的に買われた銘柄、低位の高PER銘柄が多かった、は次第に人気離散したように、太陽光・LED関連も同様のことが起きそうである。地に足の着いた、つまり業績的裏づけのある、比較的高収益・低PER銘柄を投資対象の中心にすえたい。

この意味でタカトリ(推)は、なお見捨てる局面ではないと考える。多少身びいきかもしれないが、940▼20という下げ方は、他の太陽光・LED関連に比べれば下げ率は小さかった。

日本精線(推)は他のソーワイヤ・ワイヤソー関連株の総崩れに押され、引けにかけ上げ幅を縮小したがマイナスにはならず、449△1で引けた。板の極端に薄かった数日前までとは様変わりで、コンスタントに買いも入るようになっている。新発売のダイヤモンドソーワイヤが業績に寄与する2013年3月期、14年3月期の1株利益は70円、80円といった水準が十分期待できよう。確信を持って持続。買い増しも可。突っ込みは買い乗せのチャンスと言えよう。

6月29日 0時22分記
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