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相場は、エネルギー不足が著しく、ちょっとした売りまたは買いで上にも下にも行くという、方向感のはっきりしない状況になっている。日本市場のメインプレイヤーである外国人投資家が、6月第3週は前週に続いて2週連続の売り越し、しかも売り越し額は10ヵ月ぶりの高水準だった。個人投資家も傷つき、頼みは日本銀行のETF(指数連動型上場投資信託)買い入れという状況が続いている。

アメリカ株も、足元がふらついていて、どうも先行き頼りない。

新興国も含め世界的に景況感が悪化していることが、こうした動きの背景にあると思われる。ただバーナンキFRB議長はアメリカの景気について、現在の景気指標悪化は一時的で、日本の大震災の影響を含む一時的要因が解消するにつれ好転するという見通しを示している。

というわけで、しばらくは、なお不安定な相場が続きそうだが、その先は上昇という基本的見方を、とりあえず変える必要はないだろう。

タカトリ(推)が年初来高値を目前に足踏みを続けている。しかしチャートを見れば分かるように上昇波動は全く崩れていない。一方、同じ大証2部でワイヤソーで人気の安永は24日、1312△70と急伸、ザラ場高値1334円は年初来高値1343円にあと9円まで肉薄するものだった。前回のワイヤソー・ソーワイヤ関連株を比較した表で、安永を入れなかったのは、まずかったが、実は、安永もタカトリなみに低PERである。ただ、年初来安値からの上昇率、総売り上げに占めるワイヤソーの比率、成長力を総合判断すれば、タカトリの方が、実質的に割安という判断を持っている。両社の値動きを見ると、タカトリがワンテンポ遅れて動いている。隔靴掻痒、ヤキモキされている方も多いと思うが、株価というものはそういうものであると腹をくくって、信念をもって見守りたい。

日本精線(推)は小反落となったが、ここもチャートは底入れ後の上昇波動に入っており、今13週移動平均線が上向きに転換しかかっている。順調に戻れば、いわゆるゴールデンクロスになるわけで、ここはなお絶好の仕込みどころ。
なお、同社の電着ダイヤモンドソーワイヤ本格出荷接近という大材料は、ほとんど知られておらず、これが知られれば、一気に上に行くであろう。
どうしたら、この材料が知られるか?これは、株価が上昇すれば知られるのである。当ブログの影響力が、もう少しあれば簡単なことだが、逆にそうなら、株価は取り上げたとたん急伸、読者は高い価格でしか買えないということになるのだから、まあ現状あたりがいいとみるべきかも知れない。

IDEC(推)が、底堅い動きを続けている。かなり前、読者の方から、これはなんと読むのかと聞かれていたのに、うっかり見落とし、長くお答えしないままになっていた(すでにお答え済みだが、見ていただけてないおそれ大)。他の読者でも疑問をお持ちの方も多いと思うので、ここに書いておこう。これは「アイデック」と読む。

6月25日 4時35分記
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