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2023.09.20
AMG
8891 AMGホールディングス(東証スタンダード)
株価=1937△38(09月15日終値)
出来高=16700株(09月15日) (売買単位=100株)
実質予想PER=4.69倍(2025年3月期。四季報予想の経常利益に基づき算出)
年初来安値=1289円(01.17日)~1958円(09.15日)=年初来高値
自信度=A
推奨度=A
注=株価等は推奨時の数値。
2021年11.16日の推奨銘柄で、その時の株価は1030円だった。
同社株が、ここ急騰しているのは、熊本市本社の有望子会社がありTSMC関連であることが、遅ればせながら知られてきた(新四季報での言及)ためと思われる。
この子会社については、私は子会社化を発表した時(2022年8.08日)以降、何回か詳しく書いてきたので、ご記憶の方も多かろう。ただ、その実態・実力は、私の説明にもかかわらず、ほとんど投資家に知られてこなかったのではないか。たとえば、四季報は2022年秋号(22年9.16日発売)で、AMGの予想売上を2024年3月期270億円としている。
しかし川崎ハウジング、およびそのメンテ会社・シンメンテの合計売上は21年9月期実績でさえ94億円余あったのだから、こんなに少なくなるわけは、なかったのである(この辺のことも、当時当ブログで書いたと記憶する)。
新四季報ではAMGの2024年3月期の予想売上を300億円にしている。さらに25年3月期は320億円(前号は310億円予想)である。
要するにこの2子会社が、もともと高収益会社だったうえ、TSMC進出で予定地周辺を中心に熊本市周辺が戸建て住宅ブームとさえ言ってよさそうな活況を呈していて、さらに業績を伸ばしているという構図だろう。
さて、それでは。同社の業績がいかに素晴らしいかを次に示そう。
決算期 売上 経常利益
20.3月期 104億円 8.26億円
213月期 131億円 9.71億円
22.3月期 164億円 14.09億円
23.3月期 228億円 13.88億円
24.3月期予 300億円 15.00億円
25.3月期予 320億円 17.00億円
この5年間で
売り上げは104億円→320億円(予想)と、3.1倍にもなっている。
経常利益も8.26億円→17.00億円(予想)と2.1倍になっている。なお23.3月期のみ、経常減益になっているが、この期でさえ本業の利益を表す営業利益は増益だった。
マンション業者にしろ戸建て業者にしろ、これだけの高成長で利益面でも減益知らずに伸びている会社は、ほとんどない(直近5期)。
注=今ざっと、好業績と思われるところを当たってみたが、三井不、三菱地所を含めほとんどが売り上げまたは経常利益減、もしくは両方とも減を経験している。
唯一そうでなかったのが。AMGオープンハウス(先日、三栄建築へのTOBを発表)。
このように、AMGは出色の好業績・高成長企業にも関わらず、来期予想実質PER4.69倍という、ありえないような低PERに放置されている。AMGとオープンハウスには、実は共通点がある。どちらも果敢にM&A・TOB等で有望な企業を傘下に収めている(そしてこの方針は今後も堅持とみられる)ことである。
売り上げの伸び(AMG3.1倍、オープンハウス2.2倍)、経常利益の伸び(AMG2.1倍、オープンハウス1.9倍)ともにAMGが上回る。
PERはAMG4.69倍に対しオープンハウスは6.11倍で、AMGがはるかに低い。
AMG(来期予想実質1株利益413.0円)をPER6.11倍に買うと株価は2478円。
控え目に5.5倍で2272円。
この辺があって当然だろう。
20日の相場は大きく下げ、道場銘柄も銀行株がそろってかなりの下げになり、またクリアルが前日の上げ以上に下げるなど、かなり厳しい結果になった。
ただ、これは大きく上げた当然の反動安で、心配することはないだろう。私なども、栃木銀行(推)は出遅れとみて朝方買い増してみたら終値はかなり下になってしまった。
しかし、現在、日経平均先物は実質で250円前後の大幅高となっている。21日の相場が楽しみだ。
9月20日 23時59分記
株価=1937△38(09月15日終値)
出来高=16700株(09月15日) (売買単位=100株)
実質予想PER=4.69倍(2025年3月期。四季報予想の経常利益に基づき算出)
年初来安値=1289円(01.17日)~1958円(09.15日)=年初来高値
自信度=A
推奨度=A
注=株価等は推奨時の数値。
2021年11.16日の推奨銘柄で、その時の株価は1030円だった。
同社株が、ここ急騰しているのは、熊本市本社の有望子会社がありTSMC関連であることが、遅ればせながら知られてきた(新四季報での言及)ためと思われる。
この子会社については、私は子会社化を発表した時(2022年8.08日)以降、何回か詳しく書いてきたので、ご記憶の方も多かろう。ただ、その実態・実力は、私の説明にもかかわらず、ほとんど投資家に知られてこなかったのではないか。たとえば、四季報は2022年秋号(22年9.16日発売)で、AMGの予想売上を2024年3月期270億円としている。
しかし川崎ハウジング、およびそのメンテ会社・シンメンテの合計売上は21年9月期実績でさえ94億円余あったのだから、こんなに少なくなるわけは、なかったのである(この辺のことも、当時当ブログで書いたと記憶する)。
新四季報ではAMGの2024年3月期の予想売上を300億円にしている。さらに25年3月期は320億円(前号は310億円予想)である。
要するにこの2子会社が、もともと高収益会社だったうえ、TSMC進出で予定地周辺を中心に熊本市周辺が戸建て住宅ブームとさえ言ってよさそうな活況を呈していて、さらに業績を伸ばしているという構図だろう。
さて、それでは。同社の業績がいかに素晴らしいかを次に示そう。
決算期 売上 経常利益
20.3月期 104億円 8.26億円
213月期 131億円 9.71億円
22.3月期 164億円 14.09億円
23.3月期 228億円 13.88億円
24.3月期予 300億円 15.00億円
25.3月期予 320億円 17.00億円
この5年間で
売り上げは104億円→320億円(予想)と、3.1倍にもなっている。
経常利益も8.26億円→17.00億円(予想)と2.1倍になっている。なお23.3月期のみ、経常減益になっているが、この期でさえ本業の利益を表す営業利益は増益だった。
マンション業者にしろ戸建て業者にしろ、これだけの高成長で利益面でも減益知らずに伸びている会社は、ほとんどない(直近5期)。
注=今ざっと、好業績と思われるところを当たってみたが、三井不、三菱地所を含めほとんどが売り上げまたは経常利益減、もしくは両方とも減を経験している。
唯一そうでなかったのが。AMGオープンハウス(先日、三栄建築へのTOBを発表)。
このように、AMGは出色の好業績・高成長企業にも関わらず、来期予想実質PER4.69倍という、ありえないような低PERに放置されている。AMGとオープンハウスには、実は共通点がある。どちらも果敢にM&A・TOB等で有望な企業を傘下に収めている(そしてこの方針は今後も堅持とみられる)ことである。
売り上げの伸び(AMG3.1倍、オープンハウス2.2倍)、経常利益の伸び(AMG2.1倍、オープンハウス1.9倍)ともにAMGが上回る。
PERはAMG4.69倍に対しオープンハウスは6.11倍で、AMGがはるかに低い。
AMG(来期予想実質1株利益413.0円)をPER6.11倍に買うと株価は2478円。
控え目に5.5倍で2272円。
この辺があって当然だろう。
20日の相場は大きく下げ、道場銘柄も銀行株がそろってかなりの下げになり、またクリアルが前日の上げ以上に下げるなど、かなり厳しい結果になった。
ただ、これは大きく上げた当然の反動安で、心配することはないだろう。私なども、栃木銀行(推)は出遅れとみて朝方買い増してみたら終値はかなり下になってしまった。
しかし、現在、日経平均先物は実質で250円前後の大幅高となっている。21日の相場が楽しみだ。
9月20日 23時59分記
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