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07日の相場は9立会日ぶりには下げた。日経平均は250円=0.75%安、TOPIXは0.38%安。いつ下げるかと誰もが思っていたわけで、当然の下げだったわけである。半導体など、外需株に下げる銘柄が多かった。陸運、建設、小売り、保険など、内需株には値上がりするものが多かった、
スタンダードは0.06%安、グロースは1.45%安。

道場銘柄は、久世(推)が大きく上げた一方、クリアルは奈落の底に転落と、ポートフォリオ次第で明暗が分かれることになった。

久世は1986△144(スタンダード値上がり率11位)で、年初来高値更新。なぜ大幅高したのかと考えていたら、同業他社も急騰していたことが分かった。
8142トーホーは3780△700(プライム値上がり率1位)、尾家産業1926△76、7130ヤマエグループ4145△250(プライム値上がり率4位)。ただし、トーホーの場合、前日、引け後に今期(2024年1月期)業績予想を大きく上方修正した(予想経常利益46億円→65億円)ことがある。
8.14日に久世が、そして今回はトーホーが、相次いで業績の驚異的上方修正を行ったことで、食品卸業界の業績が予想を大きく上回る改善を見せていることがはっきりしてきて、そうなると、どこもPERも低く割安だという評価が一気に顕在化したということだろう。

クリアルは、全稿で「1日の下げ幅が平気で300円くらいになる」と書いたが、この日の下げ幅は710円にもなった。株価が4000円台だったら700円がストップ安だから、それさえ上回る下げだった。グロース市場の銘柄が売られている、高PER株が売られているということ以外、特に売る材料があるわけではないだろう。瞬間的な突込みは別として、ここからは大きな下げはそうはないとみて対処。

北洋銀行は342△2で連日の年初来高値更新。7連騰になる。
ほくほくFGも1415.5△12.5で5連騰。
ラピダス人気恐るべしというところか。そろそろ売りたくなる方も出てきそうだが、ここで売らないのが鎌倉流である。「株式投資地獄の道行き」論に従い、大部分は行くところまで行くわけである。
そうやって、クリアルも久世も大利を得ることができたのである。それに比べれば、下げた銘柄の下落率など、せいぜい2割から3割どまりのはずだから、トータルで勝者になれるのである。

内外テック(推)、新報国マテ(推)、京三製作(推)は半導体関連株安もあって、そろって下げた。
いつ風向きが変わるか分かったものではないが、どうもやはりこのところ、内需株に追い風気味で、外需株は動きがやや悪いというのは認めざるを得ないようだ。

日経平均先物は、現在かなりの下げになっている。8連騰の後遺症はなお数日続く恐れありとみて対処。

9月08日 0時11分記
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