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タカショー(推)は現時点でプライム市場の上場維持基準に適合していない。
「株主数」、「流通株式数」、「流通株式比率」、「1日平均売買代金」の4指標はすべて余裕をもって条件を満たし「適合」のわけだが、「流通株式時価総額」だけが満たしておらず「不適合」である。
これは100億円以上あればいいわけだが、同社の場合91億円(2023年1.20日時点)である(会社が4.18日に公表)。
注=四季報では同社の時価総額は120億円だが、これは総発行株式数に基づく時価総額である。

では、株価がいくらなら「流通株式時価総額」100億円を満たせるのか。比例計算で、私が計算したところ740円だった。
本日の株価は730△2。あと10円である。

あとたった10円かと失望された方もいるかもしれない。しかし、「流通株式時価総額」100億円はチェックされる時点のいつでもクリアしていなければならないから、株価が740円~760円くらいの水準で推移していたら、経営陣はおちおち寝ていられないことになる。
私は、以上のような考察の末、株価は最低でも770円、できれば800円は欲しいというのが、経営陣・会社側の希望、目標とみている。・・・ショックとか、業績悪化とかも念頭に置くなら800円は最低ラインと言うべきだろう。

そのための有力な方策として自社株買いも発表している。
上限で70万株(発行済み株式数の5.75%)という、かなりのものである。3.06日~6.09日の期間で実施するが、4.30日時点で54万株強を買っている。よって残りは16万株弱である(5.01日から5.17日の分は考慮していない)。
自社株買いを発表してもほとんど買わないケースがマイナーな企業では結構あるが、タカショーの場合、時価総額アップ対策なので、そういうことはまずない。6.09日までに16万株弱の買いが期待できる。

業績面でも大いに期待できる。中長期計画では意欲的な業績予想が示されている。四季報予想でも2025年1月期は経常利益は50.5%の大増益で過去最高を更新する予想だが、会社計画はこれをも上回る予想で、26年1月期は、さらに大増益の予想だ。
詳しくは次回に譲るが、要するに、タカショーは23年1月期を底に、大増益に転換、高収益企業になるわけである。

日経平均は、ついに3万円大台を回復した。それにつけても、アメリカ株に比べても異常なくらい強い動きだ。現時点でもアメリカ株は小幅高にとどまっているにもかかわらず、日経平均先物は300円前後の大幅高である。最近、よく、アメリカの投資会社等が日本株に強気といった報道を目にする。この辺に、日本株の強さの秘密があるのかもしれない。
あまりに強すぎてか、大型株に物色が偏り、小型株は、ほとんど蚊帳の外状態だが、それでも時期が来れば、お鉢は回ってくるはずだ。焦らず行こう。
注=16日、17日で日経平均は計467円上がったが、プライムの騰落銘柄数は同値上がり1751、値下がり1779と、値下がり銘柄数の方が多かった。主力株以外はむしろ下げる銘柄がはるかに多かったわけである。

5月17日 23時39分記
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