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15日の相場は大幅続伸となった。日経平均、TOPIXとも0.8%台のプラスで、日経平均は連日の年初来高値更新、TOPIXも5.09日を上回る新高値。ただ主力大型株中心の上げで、値下がり銘柄もそれなりに多かった。
スタンダード、グロースもプラスだったが、こちらはともに値下がり銘柄の方が多かった。

道場銘柄はクリアル(推)、タカショー(推)、明豊エンター(推)、ブティックス(推)、セック(推)、ニーズウェル(推)などが上げる一方、久世(推)、ペットゴー(推)がこの日発表の決算を警戒してか下げ、まんだらけ、メルディアも下げた。

タカショーは733△3の高値引けで引け新値。これで6立会日連騰となる。1文新値の懸念はほぼなくなったとみていいだろう。

明豊エンターも軟調に推移していたのだが237△1の高値引け。今後に期待をつないだ。

【この日発表した3銘柄の決算について】

久世=2023年3月期は経常利益は会社予想の3.6億円(四季報予想は5.3億円)に対し9.00億円だった。
私は3.02日付けで「久世の今期決算を推理する」と題して、以下のように書いている。
>1-3月期の経常利益がどうなるかを考えると
会社予想=▲274
四季報予想=▲104
が、どうみてもおかしいことがはっきりする。
鎌倉雄介予想=266~566
この私の予想数字を使うと、通期の予想経常利益は900~1200になるわけである。
つまり、私の予想の最下限ではあるが、予想どおりになったわけである。
ここまではよかったのだが、24年3月期について、会社は予想経常利益を31.1%減益の6.20億円としてきた。
これを受けてPTSでは880▼48。
会社の減益の予想数字だが、原材料の値上がりのほか、設備投資や労働環境の改善も挙げている。
しかし売り上げは625.00億円と前期の564.4億円から10.7%も増加する予想だ。やはり、前期の予想数字同様、超控えめな数字を出してきたとみるしかない。
こういう本当にどうなるかを考えての数字ではなく、最悪でもこれくらいの数字なら達成できるという経営者本位ともいう言うべき数字に惑わされないようにしたい。

ペットゴー=2023年3月期は経常利益は会社予想の2.22億円(四季報予想は2.2億円)に対し2.25億円でわずかながらも上回った。24年3月期予想は2.61億円(前期比+13.4%)。PTSでは1330円まであって1420▼150。いくら何でもやり過ぎだろう。プラスでもおかしくない決算数字である。

クリアル=2023年3月期は経常利益は上方修正した数字どおりの4.96億円。注目の24年3月期は45.1%増益の7.20億円。15日には定款の一部変更のIRも出している。新エネルギー分野、船舶、航空機リース等への進出が書かれている。今期の売り上げは58.2%もの急増予想である。一体、この会社はどこまで大きくなっていくのだろうと夢は膨らむばかりだ。書き忘れていたがEGA駒込は予想どおり、一瞬(1分)で募集完了となった。
PTSでは3760△100。

5月16日 0時24分記
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