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24日の相場は日経平均、TOPIXとも小幅安、騰落銘柄数でも値下がりの方がわずかに多かったが、小型株指数は、わずかながらもプラスだった。
道場銘柄は値上がりする銘柄が多く、トータルでもまずまずのプラスだった。

クリアル(推)は3200△110の高値引け。お気付きの方は少ないと思うが、これは終値としては昨年来高値更新である。昨年来高値の3725円(2.17日)を付けた日の終値は3115△20で、長い上ひげとなり翌18日は2920▼195と急落、以降、3.22日まで終値としては3000円を割り込んでいたのである。そういうわけで、24日の3200円という株価は意味深いものがある。新ファンドは3月発表予定なので、もう発表は秒読みである。ここ小粒の物件が続いているので、今回は大物物件発表→株価急騰というシナリオも、多少は期待していいだろう。

久世(推)は高寄り後987▼43まで突っ込む場面があったが、後場後半に復活、終値は1032△2。これで目先筋の売りをかなりこなしたので、やや展望が明るくなってきた。
四季報オンラインが業績予想を更新した。3.22日(会社が決算予想を上方修正した日)付けとなっているが、ほとんどのオンライン購読者もすぐには気付かなかったのではないか。私もその一人で、読者の方からのコメント(24日6時29分)で知った。マーケットスピードには四季報速報24日0時00分とある。以上からすると、この材料は24日の株価に全くかほとんど織り込まれていないとみてよさそうだ。
さて、そのオンラインの内容だが、2023年3月期の経常利益予想を5.30億円から会社予想に合わせて8..00億円に増額。
材料になるのは24年3月期予想を7.50億円→10.50億円に大きく引き上げたこと。2023年3月期業績は、まだコロナの影響が下半期半ばまで残っていたわけだが、24年3月期は期初からコロナの影響ゼロといっていいくらいになるのだから、この上方修正は当然だろう。今後コロナが多少なりとぶり返すとかならないとすると、さらに利益は膨らむ可能性は十分あろう。

グッドライフは1630△292とストップ高寸前まであって1530△192(スタンダード値上がり率2位。

【エルテス】
同社は連結子会社がバンズ保証全株式およびバンズシティのプロパティ・マネジメント事業を取得することを発表済みで、これに絡んで「2023年2月期業績予想の上方修正を行うことを想定しております」としていることは、すでに書いた。
以下では、どのくらいの上方修正になるかについて書く。

バンズ保証の2022年3月期の経常利益は227万円に過ぎないので、ほとんど貢献はない。ただし21年3月期は853万円なので23年3月期業績次第では多少の貢献はありうる。
バンズシティのプロパティ・マネジメント事業の2022年3月期の経常利益は2.13億円。
エルテスの2023年2月期の予想経常利益は会社、四季報とも1.80億円。
つまり取得費用等がそれなりにかかるとかするかもしれないが、そういうことをとりあえず考慮しないと、エルテスの2023年2月期の予想経常利益は
1.80億円+2.13億円=3.93億円
と、一気に急増するわけである。993円高値更新から1000円大台乗せがあって、何らおかしくない。

3月26日 23時51分記

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