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前稿で最近の日本株の弱さについて書いたが、15日の動きはまさにそういうものになってしまった。
14日のアメリカ株はNYダウ336ドル=1.05%高、NQ指数2,13%高と大きく上げた。これを受けて、15日の日経平均は200円高で始まったわけだが、ほぼ寄り天となり、以降はほとんどいいところなくじりじりと値を消し、大引け近くには116円安まで下げた。終値では何とか7円=0.03%高にはなったが、アメリカ株に比べ、弱さは歴然だ。ただしこれにはファストリ、ソフトバンクGがともに1.5%前後の大幅安だったことが大きく影響している。TOPIXは0.65%だったが、それでも弱いのには変わりない。
ただ、道場銘柄は、前日の下げがきつかったこともあって、ほぼ全面高となり、前日の下げ分の半分近くを取り戻した。

しかし、さらに追い打ちをかけるように、その後,欧米各国市場が、軒並み大幅安となっている。
ヨーロッパ主要国の株価は3%弱から4%弱の急落となった。
アメリカはNYダウは現在520ドル(約1.96%)安、NQ指数は約1.5%安となっている。
これを受けた日経平均先物は配当落ち分を考慮しても550円=約2.0%安と、アメリカ株を上回る下げとなっている。
この各国株の大幅安の原因は、経営不安が続くスイスの金融大手クレディ・スイスの株価が10%(一時は20%超)も急落したこと。10%株式を保有する筆頭株主のサウジ・ナショナル・バンクが追加出資できないと言明したことが報じられたことが売りを誘った。

何とも気の重い相場が続くわけだが、こうした困難に耐えることが相場をやるものの宿命と心得、耐えるとしよう。いずれにせよ、予断を持たず、最悪の事態にも耐えられるように、リスク管理はしっかりしておきたい。

3月16日 0時05分記
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