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2023.02.02
クリアルは社長の言う2940円を目指すか
02日の相場も小動きで、全市場とも値下がり銘柄の方が多かったわけだが、道場銘柄は、前日に続いて大幅高、年初来高値更新中である。
これについては後半に譲るとして、まずはヴィス(推)と久世(推)の評価不足の材料について書くとしよう。
【ヴィスの超割安を証明しよう】
同業(施設等の設計会社)各社とヴィス(推)の来期予想実質PERを比較してみた。簡単にできるはずのことなのだが、日本では真面目にPERを計算する投資家は稀有であり、いわんや、このようにほかの各社と比較する人となったら皆無に近いので、なかなか低PERでも見直されにくいわけで、困ったものである。
株価 1株益 PER
丹青社 713円 23.6円 30.2倍
乃村工芸 919円 39.6円 23.2倍
船場 701円 54.5円 12.9倍
スペース 931円 77.0円 12.1円
ヴィス 1195円 127.9円 9.3倍
この表で明白なように、ヴィスのPERは抜きんでて低いわけである。
しかも、ヴィス以外の各社は、ここにきてようやく業績は回復傾向にあるとはいえ、コロナの影響等もあってか、過去の最高益には程遠い業績(経常利益)である。
対してヴィスは独り2022年3月期に史上最高経常利益を達成、23年3月期も大幅増益予想(経常利益は前期の10.12億円に対し会社予想は11.44億円、四季報予想は13.40億円)、四季報は24年3月期はさらに11.9%の増益を予想している。
常識的には、控えめにみてもPER12倍=株価1535円はしていいわけである。まともなら15倍=1919円以上に買われて当然だろう。
株価は何度も1200円の壁に押し戻されているが、難産の子ほどよく育つで、壁を突破すれば、意外に簡単に1535円も見えてくるのではないか。依然、仕込み場を提供していることに感謝しつつ買い増すとしよう。
【久世が大上方修正の可能性は高まるばかり】
久世(推)は中間決算の発表(昨年11.14日)の時、素晴らしい進捗状況にも関わらず通期予想を変更しない理由として
エネルギー価格の上昇、コロナ再拡大、急激な円安進行
の3つを挙げていた。
そこで、以下、これらの要因がどうなったかを検証してみよう。数字は2022年11月ころの水準(左)と現在のそれである。
原油価格 86ドル→ 76ドル
円相場 145円→ 129円
このように、原油価格は大きく下落し、円相場は円安から急速に円高に変わってきている。
コロナ感染状況は言うまでもなく、ここにきて感染者数等は急激に減少してきており、政府は5.08日より新型コロナについて「2類相当」から「5類」(季節性インフルエンザと同じ)に移行する方針を決定済みだ。
こうまで同社を取り巻く環境が大きく好転しているのだから、2023年3月期業績が大きく上方修正されることは確定的で、あとはどれだけ大幅になるかだけのわけである。その決算(4-12月期)発表は2.10日。上方修正があるとすると(ない可能性はなおある)、中間決算の時と同じなら3日前の07日の発表となる。
02日の相場について
クリアル(推)は怒涛の快進撃で22603△257まであって2534△188(グロース値上がり率10位)。
SBIとの資本業務提携が伝わり、改めて不動産以外に販売商品を拡大、3号・4号免許の追加取得という2大材料が認知され、SBIとの提携効果も考えると、この会社とんでもないことになるのではといった見方がジワリと投資家に浸透しつつあるとみると、この爆発高も理解できよう。
PTSでは2597△63。横田大造社長の言う株価は安すぎる、2940円が妥当が胸に落ちる投資家が増殖中か。
ブティックス(推)は4080円まであって3895△155。私は前言どおり3765円で100株買い増したのはいいが、その後忘れていてさらに買わなかったのは残念。
メルディアは相変わらず意味深な動きを続けていてこの日も安くなる場面がありながら813△1で4連騰。何かあるのではと思わせる動きだ。
JP HD(推)は324▼12と深押ししたが、そこから切り返し340△4。反騰に入るか。
2月02日 23時54分記
これについては後半に譲るとして、まずはヴィス(推)と久世(推)の評価不足の材料について書くとしよう。
【ヴィスの超割安を証明しよう】
同業(施設等の設計会社)各社とヴィス(推)の来期予想実質PERを比較してみた。簡単にできるはずのことなのだが、日本では真面目にPERを計算する投資家は稀有であり、いわんや、このようにほかの各社と比較する人となったら皆無に近いので、なかなか低PERでも見直されにくいわけで、困ったものである。
株価 1株益 PER
丹青社 713円 23.6円 30.2倍
乃村工芸 919円 39.6円 23.2倍
船場 701円 54.5円 12.9倍
スペース 931円 77.0円 12.1円
ヴィス 1195円 127.9円 9.3倍
この表で明白なように、ヴィスのPERは抜きんでて低いわけである。
しかも、ヴィス以外の各社は、ここにきてようやく業績は回復傾向にあるとはいえ、コロナの影響等もあってか、過去の最高益には程遠い業績(経常利益)である。
対してヴィスは独り2022年3月期に史上最高経常利益を達成、23年3月期も大幅増益予想(経常利益は前期の10.12億円に対し会社予想は11.44億円、四季報予想は13.40億円)、四季報は24年3月期はさらに11.9%の増益を予想している。
常識的には、控えめにみてもPER12倍=株価1535円はしていいわけである。まともなら15倍=1919円以上に買われて当然だろう。
株価は何度も1200円の壁に押し戻されているが、難産の子ほどよく育つで、壁を突破すれば、意外に簡単に1535円も見えてくるのではないか。依然、仕込み場を提供していることに感謝しつつ買い増すとしよう。
【久世が大上方修正の可能性は高まるばかり】
久世(推)は中間決算の発表(昨年11.14日)の時、素晴らしい進捗状況にも関わらず通期予想を変更しない理由として
エネルギー価格の上昇、コロナ再拡大、急激な円安進行
の3つを挙げていた。
そこで、以下、これらの要因がどうなったかを検証してみよう。数字は2022年11月ころの水準(左)と現在のそれである。
原油価格 86ドル→ 76ドル
円相場 145円→ 129円
このように、原油価格は大きく下落し、円相場は円安から急速に円高に変わってきている。
コロナ感染状況は言うまでもなく、ここにきて感染者数等は急激に減少してきており、政府は5.08日より新型コロナについて「2類相当」から「5類」(季節性インフルエンザと同じ)に移行する方針を決定済みだ。
こうまで同社を取り巻く環境が大きく好転しているのだから、2023年3月期業績が大きく上方修正されることは確定的で、あとはどれだけ大幅になるかだけのわけである。その決算(4-12月期)発表は2.10日。上方修正があるとすると(ない可能性はなおある)、中間決算の時と同じなら3日前の07日の発表となる。
02日の相場について
クリアル(推)は怒涛の快進撃で22603△257まであって2534△188(グロース値上がり率10位)。
SBIとの資本業務提携が伝わり、改めて不動産以外に販売商品を拡大、3号・4号免許の追加取得という2大材料が認知され、SBIとの提携効果も考えると、この会社とんでもないことになるのではといった見方がジワリと投資家に浸透しつつあるとみると、この爆発高も理解できよう。
PTSでは2597△63。横田大造社長の言う株価は安すぎる、2940円が妥当が胸に落ちる投資家が増殖中か。
ブティックス(推)は4080円まであって3895△155。私は前言どおり3765円で100株買い増したのはいいが、その後忘れていてさらに買わなかったのは残念。
メルディアは相変わらず意味深な動きを続けていてこの日も安くなる場面がありながら813△1で4連騰。何かあるのではと思わせる動きだ。
JP HD(推)は324▼12と深押ししたが、そこから切り返し340△4。反騰に入るか。
2月02日 23時54分記
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