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07火の相場はアメリカ株高を受け大幅反発となった。日経平均は328円=1.21%高、TOPIXは0.98%高だった。大型株や日経平均採用銘柄の値上がりが目立ち、その他銘柄は今一つの値動きだった。スタンダードは0.4%高、グロースは0.25%高にとどまった。

道場銘柄は、まずまずの値動きだった。

クリアル(推)は1309△25。
JP HD(推)は297△5。
メルディアも780△13と上げた。
AMGも1365△10と上げたが、引け後発表の決算については後述。
この他、リソル、アドベンチャー、オプテックス、イトーキ(推)、ゲオ、帝国電気、綿半(推)、じげんなども上げた。

下げたのは、エージーピー(推)767▼25のほか、リファインバース、武蔵精密、長瀬産業、クロスキャットなどである。
このうち、長瀬とクロスキャットは決算発表組。両社とも、04日引け後に9月中間決算を発表している。長瀬の場合、中間期は前年同期比0.9%の減益だった。四季報はかなりの増益を見込み、通期は大幅増益予想だったが、会社は今期小幅増益の通期予想を据え置いた。というわけで1967▼72と下げたのはやむを得ない。
クロスキャットは中間期の経常利益は前年同期比75.1%増益の8.27億円だった。通期予想の11.90億円は据え置いたが、今後の上方修正は必至だろう。それでも通期予想はもちろん、中間期予想も四季報予想を下回ったので、総合的にみて、この決算は可もなし不可もなしくらいとみるところか。それでも1355▼55と下げたのは今の地合い(小型株にシビア)と、決算即売りの風潮のなせる業だろう。

【AMGの決算】
07日、引け後に9月中間決算を発表した。
経常利益は5.30億円予想に対し上回る5.60億円で着地した。
2023年3月期通期予想については、売り上げ予想を200.00億円→230.00億円と大幅増額する一方、経常利益予想は10.00億円を据え置いた。これに関する会社の説明が以下である。

>第3四半期より株式会社川﨑ハウジング及び株式会社ハウメンテの収益が当社グループの連結業績に反映されることとなりますが、昨今の急激な円安に伴う原料・燃料価格の高騰及びこれに伴う建築資商材の値上げが続いており、第3四半期四半期以降の不透明な市場動向により、営業利益及び経常利益は前回公表予想と同程度を見込んでおります。

しかし、30億円(15%)も売り上げが伸びるのに利益は全くでない(中間期0.6億円上回ったことを考慮すると0.6億円減少)などと言うのは、にわかには信じられない。ただただ慎重・控えめな数字にしたとしか思えない。いずれ大幅な上方修正に進むとみる。

また今回の川崎ハウジング等の子会社化で特別利益(負ののれん発生益)約18億円が発生、予想1株利益は、一時的ながら842.12円に達する(予想名目PERは1.62倍)。これもあって今期の配当予想も30円→45円に大幅増額する。
PTSでは現在1427△62。

川崎ハウジング等のことを知らずに安易に売る投資家がいると困るので、以下に10.17日に書いた記事を引用しておこう。

>今日(10.17日)の日経朝刊に西村経産相が、TSMCが熊本県で建設中の半導体工場を見学したという記事が掲載されている。
西村さんの視察はここではどうでもよくて、注目すべきは(分かっていたことではあるが)、総投資額1兆2000億円で約1700人が働く予定で、新卒・中途採用で計数100人を見込むというところだ。JASM(TSMC、ソニーグループ、デンソーの合弁の工場運営会社)の23年春の大卒初任給は28万円(世間相場を大きく上回る)という。
こうしたことで、今は菊陽町はじめ周辺は不動産の引き合いが急増しているわけである。
AMGが子会社化した川崎ハウジング等2社は、熊本市が本社の戸建て住宅会社であり、上記のことが、受注に多大の恩恵をもたらすことは理の当然だろう。
AMGの2022年3月期の売り上げは約164億円。対して21年9月期の2社の売上合計は94億円強だが、TSMC関連の売り上げ寄与があれば、一体どれだけ増えることか。川崎ハウジング等2社の少し前の期の売上94億円強でもAMG売り上げの54%強になる。23年3月期は3四半期から連結なので寄与は小さいが、24年3月期はフル寄与、(以下略)
注=2024年3月期、AMGの売り上げは更に急増するわけである。それもTSMG特需も反映する形で。利益も当然、それ以上に急増するとなれば、株価の評価もさらに高く評価さるべきは言うまでもなかろう。

11月07日 23時50分記
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