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2011.05.30 タカトリ
6338タカトリ(大証2部) 866△52(5月30日終値)出来高27.0千株
3/17=540円~912円=5/10(年初来高値・安値、月日)
自信度=☆☆☆

前々回のワイヤーソーについての記事であげておいた銘柄である。
後場急伸してしまったのは残念だが、この会社のすごさを考えれば、この程度の水準なら、まったく心配ないとみる。

パンスト縫製機械からスタート、現在の主力製品は精密切断加工機だが、2008年にLED用サファイヤ基板スライス用ワイヤソーを新規投入(今やシェア90%以上)2010年には太陽電池シリコン切断用ワイヤソーに進出、10月からユーザーの評価を受けている。
以上が、私がここ調査を重ねて、つかんだ事実である。この新規参入したばかりのワイヤソーが、ものすごい勢いで伸びている。つまりLED、太陽電池用のワイヤソー(MWS)の月産能力を4月から3倍にしたのだ(四季報は「倍増程度」としている)。

同社の売り上げ構成は電子機器94%、繊維機器6%となっているだけなので、LED、太陽電池向けの売り上げ比率は分からないが、総売り上げの急増ぶりをみれば、この2分野が牽引していることは疑う余地がない。
2011年3月中間期の売り上げは35.48億円で前年同期の18.57億円比91%増のすごさだ。受注はさらにすごく2010年10月から11年3月=50.8億円で前年同期の25.7億円の98%増。

同社は5月12日に今期決算の上方修正を発表、18日に、それとほぼ同じ内容の3月中間決算と2011年9月期通期決算予想を発表した。だが、実は株価はさほど反応していない。
以下に述べるような実態を評価できなかったとしか、言いようがない。

2011年9月期予想
売り上げ83.05億円(70.05億円から増額。前期は46.77億円)
経常利益7.58億円(5.47億円から増額。前期は1.97億円)

これだけ、利益もさることながら、売り上げが激増している企業は、ほとんどないのではないか。

この背景には、太陽電池ウエハーやLED基板用ウエハーを生産するためにシリコンインゴットからウエハーに切断する工程で、技術革新が起きていることがあげられる。すなわち、これまでの遊離砥粒式から固定砥粒式への変換が現在起きているのである。研削油をかけずに出来ることになり、公害の元になる廃液がでないというメリットが新方式にはある。この新方式で、高い技術力を生かし低価格のものをタカトリは投入、急速にシェアを取っているのである(一部鎌倉雄介の推測を含む)。

「太陽電池向けの需要急伸」と四季報にあるが、同社が太陽電池向けワイヤソーで評価を受けたユーザーには京セラ、住友金属鉱山のほかLG、サムスン、中国・台湾の企業がある。この中で特に注目すべきはサムスンだ。
5月29日、サムスングループは太陽電池事業に集中投資、2015年、年産能力300万kW、世界シェア8パーセントを目指すと伝えられている。タカトリの売り上げ激増は止まらないというわけだ。

長くなったので、とりあえずこの程度にし、最後に簡単に1株利益について。
今期予想1株利益は特損で30円程度だが実質値では83.3円。
来期は堅めにみても100円、実際は120円から130円どころも十分ありうるとみる。

急伸後なので、多少押す可能性もあるが、一気に行く可能性もある。いずれにせよ100株単位なので、とりあえず100株なりは確保してから、その後を考えたい。
1000円は最低ラインとみている。1200円程度もありえよう。そして中期的には1640円の上場来高値挑戦も可能とみている。

5月30日 22時10分記
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