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21日の相場も、前日とほぼ同様のものになった。すなわち主力株中心に大きく上げたが、グロースはかなりの下げになり、スタンダードは小幅な上げにとどまったのである。
日経平均は335円=1.23%高、TOPIXは0.67%高だった。プライムは0.67%高だったがグロースは0.79%安。なおグロースと似た動きをするマザーズ指数も0.85%安だった。

今回の東証の市場区分見直しで、おおむね、これまでの東証1部はプライムに、東証2部はスタンダードに、JQはグロースになった(かなり例外も多そうで不正確なのはお許し願う)。またマザーズからグロースに変更になった銘柄もかなりある。
以上のことを頭において、4.04日(市場区分見直し後の取引開始日)以降の、各市場の株価推移を見ると、物色動向等が分かりやすい。

 市場      4.04日  4.21日   騰落率
プライム    1004.82  991.69  -1.38%
スタンダード  1006.17 977.71   -8.29%
グロース    1033.54  913.67  -11.60%
マザーズ    820.17  722.33   -11.93%

これで、いかにプライムだけが相対的に堅調で、その他市場が、そろって大きく下げたかが分かろう。プライムの中には上場基準を満たしていない企業も、かなりの数、含まれている(経過措置)。こうした企業を除けば、プライムの騰落率はさらに良くなったと考えられる。
いずれにせよ、この2週間、プライム以外の銘柄は平均で10%前後も値下がりしたわけである。いつまでも、こうした値動き・物色動向が続くとも思えないが、今がそういう時期だと心得、うまく対処していくしかない。

21日の相場だが、道場銘柄は、やや値上がりするものが多い程度で、トータルでは小幅高だった。
エスプール(推)が1367△31までありながら終値では1335▼1と、結局下げて終えたように、小型株(通常の「小型株」の定義に従っていない)の多くが高値から大きく下げて終えた。
注=エスプールやクロスキャット(推)はプライムだが、主力どころのプライムの動きに連動しない傾向があると思っていた方がよい。

クレステックは連日の戻り高値更新となる1532△15まであって1521△4。小型株に逆風が吹く中でのこの動きは先高を暗示するのかもしれない。

メルディアは738△7と続伸。4.19日につけた720円で底入れした気配が濃厚だ。期日売りが峠を越し、ここにきては比較的、買いがコンスタントに入るようになっている。
AMG(推)も似た動きで910△5と続伸。

クロスキャット(推)は相変わらず不安定な動きで972▼30まであって997▼5。

日本エスコン(推)も、どうもしゃっきりせず824▼4。

アフターコロナ銘柄の堅調が目立った。
アドベンチャー9670△310のほか、コシダカ716△34、ブロンコビリー、ルネサンス、ラウンドワンなども、そろって上げた。やはり、ここにきての感染状況の改善が効いているのだろう。

4月21日 23時59分記
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