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14日の相場は、先週末のアメリカ株の大幅安を受け、大きく下げた。日経平均は616円〈2.23%〉安、TOPIXは1.63%安だった。主力大型株中心の下げだったため、小型株の下げは比較的小さく、騰落銘柄数を見ても値下がり1606に対し、値上がり507と、日経平均の下げ幅の割に値上がり銘柄数の多いことが分かろう。
JQ指数は1.19%安。
マザーズ指数は740.13▼35.16(-4.56%)で、再び昨年来安値を更新した。ここまでくると、下値のめども立たなくなるという惨状だ。

道場銘柄は、10日に大きく下げた反動もあって、比較的、健闘、小幅な下げにとどまった。
テクノスマート(推)1290△54、タカギセイコー(推)1673△13、ステップなどが上げ、メルディアも1円安にとどまったのが幸いした。
前日決算を発表した4銘柄は、いずれも好決算ないしまずまずの決算だったわけだが、さほどいいとも思えぬテクノスマートが大幅高した以外は、そろって大幅安となった。AMG(推)991▼35、アドベンチャー6410▼320(高値では7300△570)、ミマキ757▼50である。

【クレステックが好決算】
引け後、2022年6月期の12月中間決算を発表した。
経常利益は7.29億円で前年同期の4.56億円を59.8%も上回った。それでも、会社は通期予想の9.53億円(前期は10.67億円)を変えなかった。

        7-9月 7-12月 7-3月 7-6月
21年6月期  120    456    896   1067
22年6月期  371    729     ?  予953

この表は前期と今期の各四半期累計の経常利益(単位=100万円)を示したもの。
誰が見ても、7-12月期の半年で729の経常利益だったのが通期で953、つまり1-6月期の半年では224しか経常利益が出ないという会社計画はあり得ないとなろう。
四季報は7-12月期(中間期)の経常利益を550と予想したうえで通期の経常利益は1150と予想している。7-12月期の経常利益は、今回729と発表されたわけだが、四季報予想を32.55%上回ったわけである。通期予想も同率上回るとすると、通期の経常利益は1520程度になる。
通期の経常利益は中間期の2倍強のことが多いということも考慮すると。結局、1400~1500程度とみるのが妥当なのではないか。
この数字は会社計画の953、四季報予想の1150のいずれをも大きく上回る。
今控えめに1400とすると、1株利益は280.4円になる。配当性向30%以上なので配当は84円~85円以上となる。株価1477円〈14日終値〉の場合、利回りは5.7%程度にもなる。PTSでは1509△32(ただし出来高200株)。

ウクライナ情勢は依然予断を許さないため、今後の株価の予想も困難極まりない。不測の事態も念頭に慎重に対処。
NYダウやNQの先物が大きく下げていたため、日経平均先物も、かなり下げていたわけだが、ここにきてNYダウ、NQとも下げ幅を縮小、日経平均先物も小幅安になってきた。ただし最後がどうなるかわからない。ウクライナ情勢ともども注意深く見て行かなくてはならない。

2月14日 23時40分記
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