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2021.11.23
AMGの配当倍増の含意を読む
AMG(推)についての本格的な分析は、少しお待ちいただくこととし、替わって、同社の今期業績が会社予想を大きく上回ると私がみる根拠を、18日付けでに書いた論理的根拠とは離れた、やや情緒的観点から書いてみよう。
以下は11.11日の会社発表。
配当予想の修正に関するお知らせ
当社は、企業価値の増大をはかるとともに、株主の皆様への配当を経営の重要課題の一つであると考えており、業績及び財政状態等を総合的に勘案して決定することを基本方針としております。
この基本方針のもと、当期の業績及び今後の事業展開を勘案し、2022 年3月31 日を基準日とする期末配当金につきましては、2021 年5月13 日に公表した配当予想から 15 円増配し、1株当たり 30円に修正することといたしました。
「当期の業績及び今後の事業展開を勘案し」というところがみそである。特に「当期の業績」に注目。
今期の配当(期末一括なので=期末配当)は15円予想だったわけだが、前期が記念配当5円と普通配当15円で計20円配当だったのを、記念配当5円を落とす計画だったわけである。
業績について言うと、経常利益は前期が9.78億円で今期予想は9.80億円だから、横ばいを予想しているわけである。
中間決算(4-9月期)で経常利益は1.90億円計画に対し3.50億円という結果になったわけだが、会社は通期予想の前期比横ばいの9.80億円を変更しなかった。
その一方で当期の業績(及び今後の事業展開)を勘案して、予想配当は15円→30円に大幅増配するというのである。
配当倍増と聞くと、逆に業績とはあまり関係ない(利益倍増はなかろう)と思う方も出て来よう。
しかし、これは記念配当という特別なものを除いて考えると、話が見えてくる。
近年の配当重視の流れからして、減益になるわけでもなく記念配当を落とすのは、むしろ珍しい。よって今回の増配は
20円→30円へ1.5倍にしたとみた方がいい。
私は経常利益は14億円前後とみているわけだが、これは前期9.78億円の1.43倍である。「今後の事業展開」も加味して1.5倍にしたとみれば、話はぴったり合うというわけである。
ややできすぎた話、論理の展開という批判もあろうが、重要なのは、「配当予想の修正に関するお知らせ」中の「当期の業績(及び今後の事業展開)を勘案し」の含意がどういうことかということである。
そこには、今期業績に対する並々ならぬ自信が込められており、となれば、今期の業績は公表の会社計画を大きく上回るとみて大過なかろう。
このように読めば、同社株への投資に、一段と自信をもって臨めるわけである。私は、このように、多面的にできうる限りの情報を集め、自信の度合いに応じた資金配分にして、株式投資を行っている。
11月23日 21時31分記
23日のNYダウは現在、90ドル(0.25%)前後のプラス、NQも同程度のプラスとなっている。
日経平均先物は40円前後のマイナスとなっている。
ヨーロッパ各国でコロナ感染者が急増しているわけだが、比較的落ち着いていたNY州でも増加傾向が出てきたという。
日本は、なお鎮静化したままだが、今後の動向には細心の注意を払っていくところだ。依然GO TOトラベルを虎視眈々と狙っている(こんなところにお金を使うのは愚の骨頂。黙っていてもみんな旅行に行くのだから)政府なれば、、また潮目の変わり目を読めず逆噴射する恐れが十分ある。
為替が1ドル115円台に乗せてきた。4年8ヵ月ぶりの円安水準。一応は輸出関連には好材料だが、悪い円安という見方もあり、昔のように、単純に好材料とも言い切れないのには注意。
11月23日 23時56分記
以下は11.11日の会社発表。
配当予想の修正に関するお知らせ
当社は、企業価値の増大をはかるとともに、株主の皆様への配当を経営の重要課題の一つであると考えており、業績及び財政状態等を総合的に勘案して決定することを基本方針としております。
この基本方針のもと、当期の業績及び今後の事業展開を勘案し、2022 年3月31 日を基準日とする期末配当金につきましては、2021 年5月13 日に公表した配当予想から 15 円増配し、1株当たり 30円に修正することといたしました。
「当期の業績及び今後の事業展開を勘案し」というところがみそである。特に「当期の業績」に注目。
今期の配当(期末一括なので=期末配当)は15円予想だったわけだが、前期が記念配当5円と普通配当15円で計20円配当だったのを、記念配当5円を落とす計画だったわけである。
業績について言うと、経常利益は前期が9.78億円で今期予想は9.80億円だから、横ばいを予想しているわけである。
中間決算(4-9月期)で経常利益は1.90億円計画に対し3.50億円という結果になったわけだが、会社は通期予想の前期比横ばいの9.80億円を変更しなかった。
その一方で当期の業績(及び今後の事業展開)を勘案して、予想配当は15円→30円に大幅増配するというのである。
配当倍増と聞くと、逆に業績とはあまり関係ない(利益倍増はなかろう)と思う方も出て来よう。
しかし、これは記念配当という特別なものを除いて考えると、話が見えてくる。
近年の配当重視の流れからして、減益になるわけでもなく記念配当を落とすのは、むしろ珍しい。よって今回の増配は
20円→30円へ1.5倍にしたとみた方がいい。
私は経常利益は14億円前後とみているわけだが、これは前期9.78億円の1.43倍である。「今後の事業展開」も加味して1.5倍にしたとみれば、話はぴったり合うというわけである。
ややできすぎた話、論理の展開という批判もあろうが、重要なのは、「配当予想の修正に関するお知らせ」中の「当期の業績(及び今後の事業展開)を勘案し」の含意がどういうことかということである。
そこには、今期業績に対する並々ならぬ自信が込められており、となれば、今期の業績は公表の会社計画を大きく上回るとみて大過なかろう。
このように読めば、同社株への投資に、一段と自信をもって臨めるわけである。私は、このように、多面的にできうる限りの情報を集め、自信の度合いに応じた資金配分にして、株式投資を行っている。
11月23日 21時31分記
23日のNYダウは現在、90ドル(0.25%)前後のプラス、NQも同程度のプラスとなっている。
日経平均先物は40円前後のマイナスとなっている。
ヨーロッパ各国でコロナ感染者が急増しているわけだが、比較的落ち着いていたNY州でも増加傾向が出てきたという。
日本は、なお鎮静化したままだが、今後の動向には細心の注意を払っていくところだ。依然GO TOトラベルを虎視眈々と狙っている(こんなところにお金を使うのは愚の骨頂。黙っていてもみんな旅行に行くのだから)政府なれば、、また潮目の変わり目を読めず逆噴射する恐れが十分ある。
為替が1ドル115円台に乗せてきた。4年8ヵ月ぶりの円安水準。一応は輸出関連には好材料だが、悪い円安という見方もあり、昔のように、単純に好材料とも言い切れないのには注意。
11月23日 23時56分記
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