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2021.11.18
AMGの今期経常利益が大上方修正必至とみる根拠
依然として主力大型株に物色が偏り、小型株には厳しい展開が続く。
それでも、道場銘柄は前稿で強気を書いたクレステックが1673△113(東証2部値上がり率3位)と急伸するなどしたので、トータルでは小幅プラスとなった。値動きを注視、動きのいいものに付いていき持ち高を増やす、逆に動きの悪いものは多少なりと外しポートフォリオに占める比率を落とすことも必要だ。
ここでは、前稿で書いたように、AMG(推)について書くこととする。
この会社は、今大きく変わろうとしているように思う。このことが、投資家に理解され浸透すれば、株価は大きく居所を変えよう。
ただ、これを書くと長くなりそうなので、今回は、今期決算に絞って書いてみたい。
11.11日に2022年3月期中間決算を発表した。経常利益は3.50億円で計画の1.90億円を大きく上回ったわけだが、通期予想の9.80億円(前期は9.78億円)を変更しなかった。
しかし、これはおかしく、クレステック同様、いずれ大幅上方修正となろう。
だがこう言っているだけでは、株価は大きくは上がれない。何とか、具体的な根拠を提示し、だからkのようにとんでもない増益になるということを示そうというのが、本稿の目的である。
同社の売り上げの54%(2021年3月期)を占めるのが分譲マンション事業だ。本事業はメルディア同様、下半期に売り上げが偏りがちで、今期もそうである(決算短信)。実際にどうなっているか。引き渡し時に売り上げが計上されるので、以下に各期の引き渡し戸数を示す。
4-6月期=36戸
4-9月期=47戸
と決算短信にある。私は47戸というのは7-9月期のことかと思った。あまりに少なかったからである。しかしよく読んでも第2四半期累計とあるから4-9月期のことである。
年間販売戸数(予定)は190戸だから下半期(10-3月期)の販売戸数(=引き渡し戸数)は190−47で143戸になる。
47戸の売り上げが17.58億円だったから、比例計算では143戸の売り上げは53.49億円になる。そうすると、年間では71.07億円になる。
同社の売り上げ構成ごとの中間期の売り上げ実績→年間での売り上げ予想(マンション以外は、とりあえず中間期の2倍とする)を、以下に示す。
マンション 17.6億円→71.1億円
注文建築 16.2億円→32.4億円
戸建て分譲 27.8億円→55.6億円
不動産等 2.5億円→5.0億円
賃貸 0.6億円→1.2億円
合計 64.3億円→165.3億円
同社の今期の予想売上高は160.0億円である。上記の計算では、これを5.3億円上回ることになる。
しかも、これはマンション以外は下半期の売り上げを中間期と同じとしたもので、実際には、もう少し増える可能性が大きい。
例えば、前期買収の戸建てのTAKI HOUSEは業績好調で下半期のほうが売り上げは伸びそうだ。また10.01日に高垣組を100%子会社化したが、同社はかなりの規模の会社であり、それなりの上乗せ要因になるのは必至だ。
ただでさえ4-6月期で、経常利益が前年同期(1.28億円の赤字)を4.78億円も上回っていて、大幅上方修正必至なのに、売り上げも想定より最低でも5.3億円上回りそうというのである。
今期の会社の予想経常利益=四季報予想値は9.80億円(前期は9.78億円)のわけだが、バラ色の数字を言えば、
9.80億円+4.78億円(中間期で前年同期を上回った分)+アルファ(下半期にマンション販売が集中すること等の要因分)
で15億円。
ここまではいかないにしても、12億円~14億円程度は十分ありうるのではないか。この14億円という数字は、なんと前稿で書いたクレステックについての私の予想経常利益と同じである。
株価は、ここ5連騰で18日は1089△20となった。しかし、これでも年初来安値からは37%しか上げていない。大幅上方修正必至の好業績、次回にも書く予定の企業変貌、その他の材料を考慮すると、相場は、まだ始まったばかり、2合目か3合目とみていいだろう。
11月18日 23時29分記
追記=ここ4237フジプレミアムの株価が上げている(11.11日318円→18日399円。現在PTSでは410円)。「ペロブスカイト型」と呼ばれるコスト半減の新型太陽電池が材料と思われる。「ペロブスカイト型」と言えば確かに本命はフジプレミアムだろうが、次に挙げられるのがテクノスマートだ。人気が波及するのを期待しよう。(23時44分記)
それでも、道場銘柄は前稿で強気を書いたクレステックが1673△113(東証2部値上がり率3位)と急伸するなどしたので、トータルでは小幅プラスとなった。値動きを注視、動きのいいものに付いていき持ち高を増やす、逆に動きの悪いものは多少なりと外しポートフォリオに占める比率を落とすことも必要だ。
ここでは、前稿で書いたように、AMG(推)について書くこととする。
この会社は、今大きく変わろうとしているように思う。このことが、投資家に理解され浸透すれば、株価は大きく居所を変えよう。
ただ、これを書くと長くなりそうなので、今回は、今期決算に絞って書いてみたい。
11.11日に2022年3月期中間決算を発表した。経常利益は3.50億円で計画の1.90億円を大きく上回ったわけだが、通期予想の9.80億円(前期は9.78億円)を変更しなかった。
しかし、これはおかしく、クレステック同様、いずれ大幅上方修正となろう。
だがこう言っているだけでは、株価は大きくは上がれない。何とか、具体的な根拠を提示し、だからkのようにとんでもない増益になるということを示そうというのが、本稿の目的である。
同社の売り上げの54%(2021年3月期)を占めるのが分譲マンション事業だ。本事業はメルディア同様、下半期に売り上げが偏りがちで、今期もそうである(決算短信)。実際にどうなっているか。引き渡し時に売り上げが計上されるので、以下に各期の引き渡し戸数を示す。
4-6月期=36戸
4-9月期=47戸
と決算短信にある。私は47戸というのは7-9月期のことかと思った。あまりに少なかったからである。しかしよく読んでも第2四半期累計とあるから4-9月期のことである。
年間販売戸数(予定)は190戸だから下半期(10-3月期)の販売戸数(=引き渡し戸数)は190−47で143戸になる。
47戸の売り上げが17.58億円だったから、比例計算では143戸の売り上げは53.49億円になる。そうすると、年間では71.07億円になる。
同社の売り上げ構成ごとの中間期の売り上げ実績→年間での売り上げ予想(マンション以外は、とりあえず中間期の2倍とする)を、以下に示す。
マンション 17.6億円→71.1億円
注文建築 16.2億円→32.4億円
戸建て分譲 27.8億円→55.6億円
不動産等 2.5億円→5.0億円
賃貸 0.6億円→1.2億円
合計 64.3億円→165.3億円
同社の今期の予想売上高は160.0億円である。上記の計算では、これを5.3億円上回ることになる。
しかも、これはマンション以外は下半期の売り上げを中間期と同じとしたもので、実際には、もう少し増える可能性が大きい。
例えば、前期買収の戸建てのTAKI HOUSEは業績好調で下半期のほうが売り上げは伸びそうだ。また10.01日に高垣組を100%子会社化したが、同社はかなりの規模の会社であり、それなりの上乗せ要因になるのは必至だ。
ただでさえ4-6月期で、経常利益が前年同期(1.28億円の赤字)を4.78億円も上回っていて、大幅上方修正必至なのに、売り上げも想定より最低でも5.3億円上回りそうというのである。
今期の会社の予想経常利益=四季報予想値は9.80億円(前期は9.78億円)のわけだが、バラ色の数字を言えば、
9.80億円+4.78億円(中間期で前年同期を上回った分)+アルファ(下半期にマンション販売が集中すること等の要因分)
で15億円。
ここまではいかないにしても、12億円~14億円程度は十分ありうるのではないか。この14億円という数字は、なんと前稿で書いたクレステックについての私の予想経常利益と同じである。
株価は、ここ5連騰で18日は1089△20となった。しかし、これでも年初来安値からは37%しか上げていない。大幅上方修正必至の好業績、次回にも書く予定の企業変貌、その他の材料を考慮すると、相場は、まだ始まったばかり、2合目か3合目とみていいだろう。
11月18日 23時29分記
追記=ここ4237フジプレミアムの株価が上げている(11.11日318円→18日399円。現在PTSでは410円)。「ペロブスカイト型」と呼ばれるコスト半減の新型太陽電池が材料と思われる。「ペロブスカイト型」と言えば確かに本命はフジプレミアムだろうが、次に挙げられるのがテクノスマートだ。人気が波及するのを期待しよう。(23時44分記)
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