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2021.11.17
クレステックは驚異的大増配か
私はクレステックの株価が、検討すればするほど超割安だという結論に達し、近いうちに書く予定にしていた。さらに、ここ急動意を示してきたAMG(推)も、改めて、細かく決算短信やIR等を検討の結果、こちらもクレステックに優るとも劣らない有望銘柄だという結論に達した。
そこで、まずは、クレステックについて書くことにした。
AMGについては後日に譲るが、本日、急騰(1126△96)後、それなりに下げた(1069△39)ので、この水準なら、なお買ってもいいだろう。ただし、いつも言っていることだが、推奨銘柄は、推奨直後に買うのが大原則である。
【クレステック】
>株式上場以降、期末と中間の年2回の配当実施を基本方針としつつ、配当の金額につきましては、配当性向30%以上を目標に、安定性と成長性のバランスを重視し、経営環境の変化に対応するための持続的な投資に必要な内部留保、中長期的な業績見通し及び資金状況等を総合的に勘案して業績連動型の配当を実施していく方針にあります。(同社HP)
2022年6月期配当予想について、会社は11.12日の第1四半期決算の発表に際し、58円(前期は45円)としている。
同期の予想経常利益9.53億円(前年同期比10.6%減益)、純利益5.88億円、1株利益190.87円を受けてのものである。
190.87(円)×0.3(=30%)≒57.26(円)
で小数点以下切り上げ(切り上げがこういう際では日本企業では一般的である=鎌倉雄介の研究結果)で、58円配当になる。
四季報は同期の予想経常利益を会社予想の9.53億円に対し11.00億円としている。1株利益は220.6円としていながら、予想配当は会社予想と同じ58円である。
しかし、これは、クレステックが上記のように「配当性向30%以上を目標に」としている以上、おかしい。担当者がこの30%以上の方針を知らなかったと想像される。
また同期の業績が減益ではなく、大幅な増益になりそうというのは今や市場の常識と言っていいだろう。株価推移がそれを裏付ける。
>クレステックの今期予想経常利益は会社計画では9.53億円(前期は10.67億円)だが、12日発表の第1四半期の経常利益3.71億円からして、これはほぼあり得ない。私は13.5億円~15億円とみる。(11.14日)
経常利益1株利益 配当 利回り
会社 9.53億円 190.87円 58円 3.72%
四季報 11.00憶円 220.6円 58円 3.72%
四季報修正 11.00憶円 220.6円 67円 4.29%
鎌倉雄介 14.00億円 280.8円 85円 5.45%
要するにクレステックの、今期の経常利益が14億円とかそれに近い数字になった場合、配当は会社予想の58円→85円と、とんでもない増配になるわけである。
さらに、この場合
利回り=5.45%
PER=4.91倍(鎌倉式実質PER)
となる。
成長力のある、問題のない企業の場合、利回りは4.5%程度が上限で、5%以上はあり得ない高水準である。またPER5倍未満も同業各社との比較で群を抜く低さであることは、すでに書いたとおりだ
11月17日 20時20分記
17日の日経平均は120円(0.40%)安だったわけだが、小型株指数の下落率は1.02%に達した。主力株が比較的小さな下げにとどまり上げる銘柄もそれなりにあったのに対し、小型株の大半が下げたわけである。値上がり銘柄410に対し値下がり銘柄は1706もあった。
最近の相場は物色が一部の人気株に集中、その反動で、小型の人気離散気味の銘柄は売られるという流れになっている。
メルディア771▼27、東和ハイシス(推)2882▼104は、その典型だ。
逆に人気集中組の方は、マルマエ3200△155(東証1部値上がり率22位)、KIスター不9210△120、UTグループ4445△10などだ。ただしアドベンチャーは180円高まであったが終値は10640▼270と5日ぶりに下げた。
動きが変わったようだと、前々稿で書いた3銘柄も人気集中組の一種とみていいかもしれない。ポート1360△75、ケル1399△80(JQ値上がり率21位)、リバーエレクトロニクス1456△77(同23位)と、そろって大幅高となった。
AMG(推)は1059△29で始まり直後に1126△96まで急伸したが、大引け間際には1051△21と、この日の安値をつけ終値は1069△39という、まさにめまぐるしい値動きだった。
この会社、調べれば調べるほど魅力的で、いろいろなことが分かってきて、まさに魅力いっぱいである。この辺の研究成果は、近日中に公表するとして、時価近辺なら、積極的に買っていいだろう。推奨銘柄は、あくまで推奨直後に(上がってからではない)買っていただきたいが、今回の場合、地合いの急変等がない限り、なお買い場と考えるので、こう書いているわけである。
11月17日 23時39分記
そこで、まずは、クレステックについて書くことにした。
AMGについては後日に譲るが、本日、急騰(1126△96)後、それなりに下げた(1069△39)ので、この水準なら、なお買ってもいいだろう。ただし、いつも言っていることだが、推奨銘柄は、推奨直後に買うのが大原則である。
【クレステック】
>株式上場以降、期末と中間の年2回の配当実施を基本方針としつつ、配当の金額につきましては、配当性向30%以上を目標に、安定性と成長性のバランスを重視し、経営環境の変化に対応するための持続的な投資に必要な内部留保、中長期的な業績見通し及び資金状況等を総合的に勘案して業績連動型の配当を実施していく方針にあります。(同社HP)
2022年6月期配当予想について、会社は11.12日の第1四半期決算の発表に際し、58円(前期は45円)としている。
同期の予想経常利益9.53億円(前年同期比10.6%減益)、純利益5.88億円、1株利益190.87円を受けてのものである。
190.87(円)×0.3(=30%)≒57.26(円)
で小数点以下切り上げ(切り上げがこういう際では日本企業では一般的である=鎌倉雄介の研究結果)で、58円配当になる。
四季報は同期の予想経常利益を会社予想の9.53億円に対し11.00億円としている。1株利益は220.6円としていながら、予想配当は会社予想と同じ58円である。
しかし、これは、クレステックが上記のように「配当性向30%以上を目標に」としている以上、おかしい。担当者がこの30%以上の方針を知らなかったと想像される。
また同期の業績が減益ではなく、大幅な増益になりそうというのは今や市場の常識と言っていいだろう。株価推移がそれを裏付ける。
>クレステックの今期予想経常利益は会社計画では9.53億円(前期は10.67億円)だが、12日発表の第1四半期の経常利益3.71億円からして、これはほぼあり得ない。私は13.5億円~15億円とみる。(11.14日)
経常利益1株利益 配当 利回り
会社 9.53億円 190.87円 58円 3.72%
四季報 11.00憶円 220.6円 58円 3.72%
四季報修正 11.00憶円 220.6円 67円 4.29%
鎌倉雄介 14.00億円 280.8円 85円 5.45%
要するにクレステックの、今期の経常利益が14億円とかそれに近い数字になった場合、配当は会社予想の58円→85円と、とんでもない増配になるわけである。
さらに、この場合
利回り=5.45%
PER=4.91倍(鎌倉式実質PER)
となる。
成長力のある、問題のない企業の場合、利回りは4.5%程度が上限で、5%以上はあり得ない高水準である。またPER5倍未満も同業各社との比較で群を抜く低さであることは、すでに書いたとおりだ
11月17日 20時20分記
17日の日経平均は120円(0.40%)安だったわけだが、小型株指数の下落率は1.02%に達した。主力株が比較的小さな下げにとどまり上げる銘柄もそれなりにあったのに対し、小型株の大半が下げたわけである。値上がり銘柄410に対し値下がり銘柄は1706もあった。
最近の相場は物色が一部の人気株に集中、その反動で、小型の人気離散気味の銘柄は売られるという流れになっている。
メルディア771▼27、東和ハイシス(推)2882▼104は、その典型だ。
逆に人気集中組の方は、マルマエ3200△155(東証1部値上がり率22位)、KIスター不9210△120、UTグループ4445△10などだ。ただしアドベンチャーは180円高まであったが終値は10640▼270と5日ぶりに下げた。
動きが変わったようだと、前々稿で書いた3銘柄も人気集中組の一種とみていいかもしれない。ポート1360△75、ケル1399△80(JQ値上がり率21位)、リバーエレクトロニクス1456△77(同23位)と、そろって大幅高となった。
AMG(推)は1059△29で始まり直後に1126△96まで急伸したが、大引け間際には1051△21と、この日の安値をつけ終値は1069△39という、まさにめまぐるしい値動きだった。
この会社、調べれば調べるほど魅力的で、いろいろなことが分かってきて、まさに魅力いっぱいである。この辺の研究成果は、近日中に公表するとして、時価近辺なら、積極的に買っていいだろう。推奨銘柄は、あくまで推奨直後に(上がってからではない)買っていただきたいが、今回の場合、地合いの急変等がない限り、なお買い場と考えるので、こう書いているわけである。
11月17日 23時39分記
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