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26日の相場はファストリ5.04%高の影響で日経平均が506円(1.77%)もの急騰となったが、TOPIX1.15%高、値下がり銘柄398でも分かるように、東証1部全体では、それほどの値上がりだったわけではない。
東証1部以外は、さらに小幅な値上がりにとどまった。2部指数は0.62%高、JQ指数に至っては0.22%安(ただし日経JQ平均は小幅プラス)。前日まで4日続落していたマザーズ指数は2.05%高だった。

こういう相場は小型株、そして道場銘柄には向いていないわけだが、道場銘柄は、それなりのプラスにとどまった。前日逆行高したイーグランド(推)が小幅高にとどまった(1570△6)ことなどが響いたわけで、2日間計では、TOPIX以上、日経平均以下くらいの結果になる。

現在は、大型株優位の展開が続いているわけで、そういう状況下での、この成績なので良しとしよう。徐々に小型株にも見直し買いが入ってくると思われるので、デンと構えて、追い風が来るのを待とう。

【メルディアの低PERはどれだけのものか?】
メルディアは872△3。10連騰後3日続落となっていたわけだが、浅押しで早くも出直ってきたわけである。終値で900円台に乗せてからがおいしい相場になりそうだ。真面目にPERなど計算する投資家も今や絶滅危惧種のようだが、この株の超低PERは早晩必ずや脚光を浴びよう。
もう一度、整理しておこう。
2023年6月期(来期)の予想実質1株利益は253.0円(四季報の予想数字に基づく)。
予想実質PER=872(円)÷253.0(円)≒3.45(倍)

2022年6月期の予想PER(鎌倉式実質PERではなく私の言う名目PER)は4.08倍である。
これはJQで低PER順で現在4位。
1位=フィスコ 1.57倍
 経常利益2.45億円に対し純利益56.80億円でこうなっているだけ。鎌倉式実質PERは51.9倍!
2位=ネクストウェア 3.39倍
経常利益0.50億円に対し純利益7.00億円でこうなっているだけ。鎌倉式実質PERは66.8倍!
3位=シー・エス・ランバー 4.00倍
 この会社の場合は上記2社とは違い、おかしな点はない。ただ、会社が10.15日に業績予想を大幅上方修正、その際今期見通しについてレンジ予想にしたので、下限、上限、中間のどれにするかという問題が残る。

以上の分析から、JQの低PER上位銘柄のトップはシー・エス・ランバー、次いでメルディアということになりそうだが、ちょっと待ってと言いたいのである。シー・エス・ランバー(5月決算)の場合、10.15日に第1四半期(6-8月)決算の発表時に通期業績予想の大幅上方修正をしているわけだが、メルディア(6月決算)の場合、第1四半期(7-9月)決算の発表は11.08日に迫っている。ここで通期業績の上方修正も十分考えられることである。
このことを考慮すると、低PERナンバー1の座は、どちらとも決めがたいというべきだろう。

最後になってしまったが、本質的なことで、非常に重要ことががある。シー・エス・ランバーの今回の大幅上方修正は、木材価格の急騰のためである。つまり市況産業会社が価格高騰で一過性の莫大な利益を手にしたわけで、こういう場合、それを割り引いて考えるというのは、相場では常識である(電炉会社が、そろって低PERなのは典型例、証券会社もこの仲間に入れていい)。
結論としては、JQの実質的な低PERナンバーワン銘柄はメルディアで決まりということである。

10月26日 22時54分記

メルディア、イーグランドは、何ら問題ないので強気堅持。
クレステックは1325△24で3連騰。600株まで減った出来高も3500株まで回復した。想定を大きく上回る円安の進行で業績の上方修正期待が高まる。

ラウンドワンは1392△37と続伸、エスケイジャパンを傘下に収めたことを好感する相場が続くとともに、コロナ鎮静化も出して効き出してきたようだ。
ウチヤマはカラオケ関連銘柄では最も出遅れているとみるが、逆にここからは最も妙味がありそうだ。369△6。

動きが悪くてどうしようもないというのが、セプテーニとフロイント産業(推)。それでもセプテーニは5日続落の後444△10と反発したが、フロイントは底なし沼に落ちたように、851▼2で6日続落。ぶん投げたくなるが、ここは辛抱のしどころだろう。

10月27日 0時07分記
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