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2021.09.29
フロイント産業
6312 フロイント産業(JQ)
株価=883△8(9月27日終値)
出来高=26700株(9月27日) (売買単位=100株)
実質予想PER=13.8倍(2023年02月期。四季報予想の経常利益に基づき算出)
年初来安値=718円(03.05日)~910円(09.03日)=年初来高値
自信度=A
推奨度=A
推奨したのが9.27日なので、株価等は9.27日の数字が示してある。
医薬品製造装置及び医薬品添加剤の大手。食品品質保持剤や2次電池も手掛ける。
小林化工が経口真菌薬「イトラコナゾール錠50『MEEK』」の一部ロットに睡眠薬の成分を混入させ業務停止命令を受けた(2021年2.09日)ことは、記憶に新しい。
更に3.03日にはジェネリック最大手の日医工も不正行為のほか品質管理体制の不備もあって業務停止命令を受けた。
実はこうした医薬品業界の不正はジェネリックにとどまらず、近年、相次いでいる。2019年12月の協和発酵バイオのような一流と目される企業も業務停止命令を受けている。
こうしたことから、薬品供給も混乱をきたしている。ジェネリック医薬品の一部が、日医工など大手3社が十分に供給できなくなったことで、供給不足になり、それがまた先発薬への需要増→品不足を引き起こしてもいるのである。
サワイGや東和薬品などには代替需要が集中、各社は増産体制をとっている。
四季報で東和薬品の設備投資額は前期の103億円が今期予想は252億円に急増することになっている。同社は、現在山形工場の増強に動いている。
また不正が発覚した各社も、「法令順守体制の整備を早急に行うよう」という厚労省の通知を受け、種々の対策を行っており、投資が膨らむ(日医工は富山第一工場から岐阜工場への生産移管を実施中)。
以上の大きな流れの中で、受けに入っているのがフロイント産業のわけである。
同社の経常利益について、四季報でみておこう。
2021年2月期 13.44億円
2022年2月期 予11.30億円
2023年2月期 予15.30億円
2022年2月期は減益予想だが、3-5月期が前期比大幅に好転(1.54億円の赤字→2.06億円の黒字)しているうえ、上記のような特需もあって上方修正の公算大だ。
23年12月期は前号の13.30億円から、このように大きく増額されている。しかし四季報など持たない投資家激増で、このことさえ、大半の投資家には知られていないと思われる。さらに、その四季報に「表記予報上振れも。」とあるのである。表記予想がいつの期か不明だが・・・
実は9.26日の日経朝刊7面に
後発薬不足、解消「2から3年」
という10段の記事がある。この記事にフロイント産業は出てこないため、株価は全く反応しなかった(9.27日883△8、出来高も前立会日比微増)。しかし四季報の記事が頭にあれば、これで最大の恩恵を受ける企業=フロイントと分かる。よって、今後、この材料でフロイントは100円高くらいして当然と、私はみるわけである。
9月29日 17時56分記
セプテーニについて、14時05分に書いています。未読の方は、お読みください。
【29日の相場】
日経平均は640円(2.12%)の大幅安となったわけだが、これは主力大型株が大きく下げたためで、実感としては、さほどの下げではなかった。値上がり銘柄も336もあった。
JQ指数は.78%安、マザーズ指数は0.61%安だった。
配当落ち分が181円程度(推定)あるので、これを考慮すると日経平均の下落幅も459円になるわけである。
道場銘柄は健闘、幼児活動(推)のほかアドベンチャー、コシダカ、ウチヤマ(推)、AMG、ポートなどが上げ、イーグランド(推)フロイント産業などの下げ幅が小さかったことで、ダメージは小さかった。
私の場合、配当を考慮すると、ややプラス(ただし配当を税引きにするとわずかにマイナス)だった。
【セプテーニ』
幼児活動は1279円まであって1254△46。新内閣への期待もあってか子ども庁関連はベビーカレンダーも大lきく上げた。
こうなるとセプテーニということになりそうなものだが、なかなかそうならない。四季報の影響力が弱まっているのだろうか。
子会社トワステラの事業内容を、同社HPを引用して紹介しておこう。
デジタルの力で、子育てを楽しく。
育児領域におけるデジタルメディアやECサイトの企画・運営を軸に、各種事業を展開しています。
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なおPTSでは幼児1284△30、ベビーカレンダー5330△250。セプテーニは478△8。
【中本パックスが上方修正】。
引け後、2022年2月期決算について、中間期予想、通期予想とも、大幅上方修正を発表した(決算発表は10.08日)。増配の発表はなかったが、これは10.08日の決算発表時にある可能性大。
KTKの例もあるので不安要素はあるが、PTSでは1963△60。出来高も4400株とかなりある。
現在NYダウは150ドル(0.45%)高、日経平均先物も大きく上げている。
今日を横ばいでしのぎ明日は大幅高と行きたいものである。
9月29日 23時37分記
株価=883△8(9月27日終値)
出来高=26700株(9月27日) (売買単位=100株)
実質予想PER=13.8倍(2023年02月期。四季報予想の経常利益に基づき算出)
年初来安値=718円(03.05日)~910円(09.03日)=年初来高値
自信度=A
推奨度=A
推奨したのが9.27日なので、株価等は9.27日の数字が示してある。
医薬品製造装置及び医薬品添加剤の大手。食品品質保持剤や2次電池も手掛ける。
小林化工が経口真菌薬「イトラコナゾール錠50『MEEK』」の一部ロットに睡眠薬の成分を混入させ業務停止命令を受けた(2021年2.09日)ことは、記憶に新しい。
更に3.03日にはジェネリック最大手の日医工も不正行為のほか品質管理体制の不備もあって業務停止命令を受けた。
実はこうした医薬品業界の不正はジェネリックにとどまらず、近年、相次いでいる。2019年12月の協和発酵バイオのような一流と目される企業も業務停止命令を受けている。
こうしたことから、薬品供給も混乱をきたしている。ジェネリック医薬品の一部が、日医工など大手3社が十分に供給できなくなったことで、供給不足になり、それがまた先発薬への需要増→品不足を引き起こしてもいるのである。
サワイGや東和薬品などには代替需要が集中、各社は増産体制をとっている。
四季報で東和薬品の設備投資額は前期の103億円が今期予想は252億円に急増することになっている。同社は、現在山形工場の増強に動いている。
また不正が発覚した各社も、「法令順守体制の整備を早急に行うよう」という厚労省の通知を受け、種々の対策を行っており、投資が膨らむ(日医工は富山第一工場から岐阜工場への生産移管を実施中)。
以上の大きな流れの中で、受けに入っているのがフロイント産業のわけである。
同社の経常利益について、四季報でみておこう。
2021年2月期 13.44億円
2022年2月期 予11.30億円
2023年2月期 予15.30億円
2022年2月期は減益予想だが、3-5月期が前期比大幅に好転(1.54億円の赤字→2.06億円の黒字)しているうえ、上記のような特需もあって上方修正の公算大だ。
23年12月期は前号の13.30億円から、このように大きく増額されている。しかし四季報など持たない投資家激増で、このことさえ、大半の投資家には知られていないと思われる。さらに、その四季報に「表記予報上振れも。」とあるのである。表記予想がいつの期か不明だが・・・
実は9.26日の日経朝刊7面に
後発薬不足、解消「2から3年」
という10段の記事がある。この記事にフロイント産業は出てこないため、株価は全く反応しなかった(9.27日883△8、出来高も前立会日比微増)。しかし四季報の記事が頭にあれば、これで最大の恩恵を受ける企業=フロイントと分かる。よって、今後、この材料でフロイントは100円高くらいして当然と、私はみるわけである。
9月29日 17時56分記
セプテーニについて、14時05分に書いています。未読の方は、お読みください。
【29日の相場】
日経平均は640円(2.12%)の大幅安となったわけだが、これは主力大型株が大きく下げたためで、実感としては、さほどの下げではなかった。値上がり銘柄も336もあった。
JQ指数は.78%安、マザーズ指数は0.61%安だった。
配当落ち分が181円程度(推定)あるので、これを考慮すると日経平均の下落幅も459円になるわけである。
道場銘柄は健闘、幼児活動(推)のほかアドベンチャー、コシダカ、ウチヤマ(推)、AMG、ポートなどが上げ、イーグランド(推)フロイント産業などの下げ幅が小さかったことで、ダメージは小さかった。
私の場合、配当を考慮すると、ややプラス(ただし配当を税引きにするとわずかにマイナス)だった。
【セプテーニ』
幼児活動は1279円まであって1254△46。新内閣への期待もあってか子ども庁関連はベビーカレンダーも大lきく上げた。
こうなるとセプテーニということになりそうなものだが、なかなかそうならない。四季報の影響力が弱まっているのだろうか。
子会社トワステラの事業内容を、同社HPを引用して紹介しておこう。
デジタルの力で、子育てを楽しく。
育児領域におけるデジタルメディアやECサイトの企画・運営を軸に、各種事業を展開しています。
ベビフル=Instagram フォロワー30万人突破!
amanoppo=ママ、パパ、子どものギフトのお店
ベビフルデジタルコミュニケーションラボ=育児関連商材のコミュニケーション支援
なおPTSでは幼児1284△30、ベビーカレンダー5330△250。セプテーニは478△8。
【中本パックスが上方修正】。
引け後、2022年2月期決算について、中間期予想、通期予想とも、大幅上方修正を発表した(決算発表は10.08日)。増配の発表はなかったが、これは10.08日の決算発表時にある可能性大。
KTKの例もあるので不安要素はあるが、PTSでは1963△60。出来高も4400株とかなりある。
現在NYダウは150ドル(0.45%)高、日経平均先物も大きく上げている。
今日を横ばいでしのぎ明日は大幅高と行きたいものである。
9月29日 23時37分記
これまで道場を購読していたおかげで、アフコロ出遅れ銘柄としてクルーズ船予約運営会社の6577ベストワンドットコムにいち早く着目することができました。ありがとうございました。
2021/09/29 Wed 20:33 URL [ Edit ]
辛酸なめ男
6626SEMITECに注目していたものの、
勢いよく上がるのを呆然と見つめるだけでしたので、第二のSEMITECを探すべく6957芝浦電子を見つけ出しました。
1Q決算も絶好調で四季報コメントも期待の持てるものでした。
21.01-03 と21.04-06の業績を見ると様変わりしているように思えます。
サーミスタセンサは環境対応技術として
今後需要が拡大することが予想されますし、今期の進捗を考えると上方修正されるとも思われ、PER20倍以下は安すぎると感じますがいかがでしょうか。
勢いよく上がるのを呆然と見つめるだけでしたので、第二のSEMITECを探すべく6957芝浦電子を見つけ出しました。
1Q決算も絶好調で四季報コメントも期待の持てるものでした。
21.01-03 と21.04-06の業績を見ると様変わりしているように思えます。
サーミスタセンサは環境対応技術として
今後需要が拡大することが予想されますし、今期の進捗を考えると上方修正されるとも思われ、PER20倍以下は安すぎると感じますがいかがでしょうか。
2021/09/30 Thu 12:15 URL [ Edit ]
鎌倉雄介
ご存じかもしれませんが、一応、説明を。
SEMITECは8.12日に2022年3月期の予想経常利益を21.4億円→30.10億円に上方修正。
8.13日は6500△1000のストップ高で大引け比例配分。
芝浦電子の場合は、5000円前後だった株価が9.08日の5330△290と急伸、以降も上げ続け9.29日は6540△200。
両社の2023年3月期の予想実質PERを計算すると
SEMITEC13.9倍、芝浦電子13.5倍
とほとんど同じです。2023年3月期の増益率は芝浦電子がはるかに高いのは優位な点ではあります。
以上のようなわけで、SEMITECに比べ出遅れだから買いと言うのは、やや無理があります。
事業内容、将来性等から見て買いと言うのはあり得ます。
ただ、市場環境が不透明な中、こういうすでにかなり上がってしまった銘柄を
ここで買うのは、それなりにリスクも高いとみておくべきです。
6000円大台乗せ前に気づき買い出動すればよかったわけですが・・・
私は新四季報をチェックしていて、2023年3月期の予想経常利益50.5億円(前号は49.5億円)に
赤線を引きマークはしたのですが、有望銘柄として書き出すことはしていません。
9.15日に390円高、16日も6110△70とかなり挙げた後だったからです。
SEMITECは8.12日に2022年3月期の予想経常利益を21.4億円→30.10億円に上方修正。
8.13日は6500△1000のストップ高で大引け比例配分。
芝浦電子の場合は、5000円前後だった株価が9.08日の5330△290と急伸、以降も上げ続け9.29日は6540△200。
両社の2023年3月期の予想実質PERを計算すると
SEMITEC13.9倍、芝浦電子13.5倍
とほとんど同じです。2023年3月期の増益率は芝浦電子がはるかに高いのは優位な点ではあります。
以上のようなわけで、SEMITECに比べ出遅れだから買いと言うのは、やや無理があります。
事業内容、将来性等から見て買いと言うのはあり得ます。
ただ、市場環境が不透明な中、こういうすでにかなり上がってしまった銘柄を
ここで買うのは、それなりにリスクも高いとみておくべきです。
6000円大台乗せ前に気づき買い出動すればよかったわけですが・・・
私は新四季報をチェックしていて、2023年3月期の予想経常利益50.5億円(前号は49.5億円)に
赤線を引きマークはしたのですが、有望銘柄として書き出すことはしていません。
9.15日に390円高、16日も6110△70とかなり挙げた後だったからです。
2021/09/30 Thu 20:18 URL [ Edit ]
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