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2021.09.21
新四季報から発掘した妙味株
21日の相場は大幅安となった。その後、先物は大幅高となっているので、「新四季報銘柄」は、あれこれ考えず、前稿で発表しておいたほうがよかったかとも思うが、済んだことを、あれこれ言ってみても始まらない。
とりあえず予定していた銘柄は、ほとんどが下げて終わったので、今日の発表で良かった可能性もあろう。
今日の相場に付いては、最後に書くこととし、まずは
【新四季報から発掘した妙味株】
3131 シンデン 2070▼68
4293 セプテーニ 458±0
4320 CE HD 627△19
4434 サーバーワークス 4200▼85
4645 市進HD 354▼7
6246 テクノスマート 1398△6
6638 ミマキ 905▼35
6652 IDEC 2270▼68
6919 ケル 1037▼34
7047 ポート 943▼23
材料、注目点等については、とりあえずは書かないので、各自、新四季報をご覧になって、納得されたうえで買われるといいだろう。
いつも言っていることだが、勝手に選別せず、できる限りすべて買う方針で行くのがいい結果を生むことが多い。
【日経平均660円安を大幅プラスでしのぐ】
中国の恒大集団の資金繰り懸念が世界で強まり、世界的株安になったわけだが、日本の場合20日が休場だったので、この日の分と合わせての下げになり、下落幅が拡大した面もある。
日経平均は660円(2.17%)安、TOPIXも1.70%安だった。鉄鋼、海運、機械など中国との関係の強いところ中心に、ほぼ全面安になった。コロナがらみで空運、陸運、医薬品の3業種のみが上げた。
JQ指数は0.77%安、マザーズ指数は2.27%安。
道場銘柄は、こういう暴落には比較的強いのだが、この日は特に強かった。
高安まちまちだったが、主力どころが上げた、それもかなり大幅に上げたので、トータルでは、かなりのプラスになり、年初来高値を連日で更新した。東和ハイシス(推)、シード平和(推)、イーグランド(推)をポートフォリオの中核にされている方は、私と同様の結果になったであろう。
シード平和は820△23(JQ値上がり率28位)。出来高も急増、8.11日以来の水準にまでなった。新四季報の好内容(前稿参照)もあり、ありえないレベルの超低PERが投資家にもっと知れ渡れば、880円の年初来高値更新はおろか、900円、1000円も十分あり得よう。
東和ハイシスは3540△225まであって3440△125(JQ値上がり率20位)と続伸。ようやくこの株らしい華麗な上げを見せてくれた。出来高も17日の5700株から一気に21600株に急増しており、3795円の年初来高値更新も夢ではなくなってきた。
イーグランドは1566▼66から切り返し1657△25まであって1646△14。元気いっぱいの動きであり1700円大台替わりも近そうだ。
クレステックもイーグランドに似た値動きだったのだが、大引けでドスンときて1411▼1。高値は1448円まであった。明日に期待しよう。
アドバネクスは1286△30で始まり直後に1265△9まで押して終値は1376△120(東証1部値上がり率5位)。1270円台くらいで仕込みたかったところだが、うまく買えただろうか。出来高18400株は本年最多。
旧社名は加藤スプリング製作所。株価は400円前後が定位置だった(1990年代半ば頃)。時価1376円は高いと思われそうだが、2015年に10株→1株の株式併合を実施している。よって時価は昔の併合前の株価で言えば137.6円ということである。今期予想経常利益は会社の2.00億円に対し四季報は5.50億円である。来期の四季報予想は6.50億円。年初来高値の1706円更新も、そう無茶な話ではなかろう。
アドベンチャー6930△470、オープンドア2343△138(東証1部値上がり率10位)等のほか、日航などの航空各社も上げた。コロナの感染状況等が劇的に好転してきていることを好感しているとみていい。9月末で緊急事態宣言解除かを横目に一段高に向かいそうだ。
半導体株はマルマエ、東京応化を含め、道場銘柄以外もほぼそろって下げた。
幼児活動(推)、オプテックス、レッグス等も下げた。
戸建て住宅株はまちまちだったわけだが、フォーライフは1325△20。終値としては4.26日以来の高値となる。要注目だ。
現在、NYダウ、NQとも0.4%台のプラス。日経平均先物は配当落ち分を考慮すると実質200円程度(23時43分)のプラスになっている。
9月21日 23時21分記
とりあえず予定していた銘柄は、ほとんどが下げて終わったので、今日の発表で良かった可能性もあろう。
今日の相場に付いては、最後に書くこととし、まずは
【新四季報から発掘した妙味株】
3131 シンデン 2070▼68
4293 セプテーニ 458±0
4320 CE HD 627△19
4434 サーバーワークス 4200▼85
4645 市進HD 354▼7
6246 テクノスマート 1398△6
6638 ミマキ 905▼35
6652 IDEC 2270▼68
6919 ケル 1037▼34
7047 ポート 943▼23
材料、注目点等については、とりあえずは書かないので、各自、新四季報をご覧になって、納得されたうえで買われるといいだろう。
いつも言っていることだが、勝手に選別せず、できる限りすべて買う方針で行くのがいい結果を生むことが多い。
【日経平均660円安を大幅プラスでしのぐ】
中国の恒大集団の資金繰り懸念が世界で強まり、世界的株安になったわけだが、日本の場合20日が休場だったので、この日の分と合わせての下げになり、下落幅が拡大した面もある。
日経平均は660円(2.17%)安、TOPIXも1.70%安だった。鉄鋼、海運、機械など中国との関係の強いところ中心に、ほぼ全面安になった。コロナがらみで空運、陸運、医薬品の3業種のみが上げた。
JQ指数は0.77%安、マザーズ指数は2.27%安。
道場銘柄は、こういう暴落には比較的強いのだが、この日は特に強かった。
高安まちまちだったが、主力どころが上げた、それもかなり大幅に上げたので、トータルでは、かなりのプラスになり、年初来高値を連日で更新した。東和ハイシス(推)、シード平和(推)、イーグランド(推)をポートフォリオの中核にされている方は、私と同様の結果になったであろう。
シード平和は820△23(JQ値上がり率28位)。出来高も急増、8.11日以来の水準にまでなった。新四季報の好内容(前稿参照)もあり、ありえないレベルの超低PERが投資家にもっと知れ渡れば、880円の年初来高値更新はおろか、900円、1000円も十分あり得よう。
東和ハイシスは3540△225まであって3440△125(JQ値上がり率20位)と続伸。ようやくこの株らしい華麗な上げを見せてくれた。出来高も17日の5700株から一気に21600株に急増しており、3795円の年初来高値更新も夢ではなくなってきた。
イーグランドは1566▼66から切り返し1657△25まであって1646△14。元気いっぱいの動きであり1700円大台替わりも近そうだ。
クレステックもイーグランドに似た値動きだったのだが、大引けでドスンときて1411▼1。高値は1448円まであった。明日に期待しよう。
アドバネクスは1286△30で始まり直後に1265△9まで押して終値は1376△120(東証1部値上がり率5位)。1270円台くらいで仕込みたかったところだが、うまく買えただろうか。出来高18400株は本年最多。
旧社名は加藤スプリング製作所。株価は400円前後が定位置だった(1990年代半ば頃)。時価1376円は高いと思われそうだが、2015年に10株→1株の株式併合を実施している。よって時価は昔の併合前の株価で言えば137.6円ということである。今期予想経常利益は会社の2.00億円に対し四季報は5.50億円である。来期の四季報予想は6.50億円。年初来高値の1706円更新も、そう無茶な話ではなかろう。
アドベンチャー6930△470、オープンドア2343△138(東証1部値上がり率10位)等のほか、日航などの航空各社も上げた。コロナの感染状況等が劇的に好転してきていることを好感しているとみていい。9月末で緊急事態宣言解除かを横目に一段高に向かいそうだ。
半導体株はマルマエ、東京応化を含め、道場銘柄以外もほぼそろって下げた。
幼児活動(推)、オプテックス、レッグス等も下げた。
戸建て住宅株はまちまちだったわけだが、フォーライフは1325△20。終値としては4.26日以来の高値となる。要注目だ。
現在、NYダウ、NQとも0.4%台のプラス。日経平均先物は配当落ち分を考慮すると実質200円程度(23時43分)のプラスになっている。
9月21日 23時21分記
くま
いつも拝見しております。
3131シンデンを調べた上で素晴らしいと思い、買わせて頂きました。
私は割安・好業績・高配当で配当性向が明確な銘柄が大好きです。
最近、先生が紹介される銘柄に上記のような銘柄が多くなったように感じます。
銘柄選別の変化などあったのでしょうか?
※以前は将来的に業績に影響を与える材料を重視されてたイメージです。
3131シンデンを調べた上で素晴らしいと思い、買わせて頂きました。
私は割安・好業績・高配当で配当性向が明確な銘柄が大好きです。
最近、先生が紹介される銘柄に上記のような銘柄が多くなったように感じます。
銘柄選別の変化などあったのでしょうか?
※以前は将来的に業績に影響を与える材料を重視されてたイメージです。
2021/09/22 Wed 20:10 URL [ Edit ]
KK
東和ハイシステムは、上場当初に人員増と拠点拡大で四季報の23年の予想数値くらいを目標としていました。人員増は計画通りに進んでいるので、オンライン資格確認が想定以上に伸びてるとなると23年の四季報予想よりさらなる上振れも期待できるかという目線で注視しています。
流行りのSaasではないですが、解約率の低いストックビジネスになっているので、もう少し高PERで評価されても良いのになと思ってます。
流行りのSaasではないですが、解約率の低いストックビジネスになっているので、もう少し高PERで評価されても良いのになと思ってます。
2021/09/22 Wed 20:11 URL [ Edit ]
鎌倉雄介
いや、そういう変化は全くありません。
あらゆることを考慮して最も割安な銘柄は何かが唯一の基準です。
ただ、最近は配当性向30%(以上)などと、配当性向に基準・目標を
設定する企業が増加してきたため、これで利回りが極端に高くなる銘柄を
狙うことは増えています。
PER、PBR、利回りにおいては、絶対的にこれ以下はあり得ない基準が、
現実の株価を見ていると、存在することがわかります。
時期、業態、業績見通し等により変動するので、単純ではありませんが。
利回りの場合、現状では4.5%から5%弱くらいがそれです。
シンデンの場合、今期102円配当とすると4.93%(株価2070円として)
あらゆることを考慮して最も割安な銘柄は何かが唯一の基準です。
ただ、最近は配当性向30%(以上)などと、配当性向に基準・目標を
設定する企業が増加してきたため、これで利回りが極端に高くなる銘柄を
狙うことは増えています。
PER、PBR、利回りにおいては、絶対的にこれ以下はあり得ない基準が、
現実の株価を見ていると、存在することがわかります。
時期、業態、業績見通し等により変動するので、単純ではありませんが。
利回りの場合、現状では4.5%から5%弱くらいがそれです。
シンデンの場合、今期102円配当とすると4.93%(株価2070円として)
2021/09/23 Thu 18:14 URL [ Edit ]
鎌倉雄介
同感です。
でもまあ、歯愛メディカルも寿スピリッツも、最初はこんなもので
動き出したら、あれよあれよと上げて、同業他社以上に高PERにまで
買われました。東和も4000円台替わりが期待できると考えています。
でもまあ、歯愛メディカルも寿スピリッツも、最初はこんなもので
動き出したら、あれよあれよと上げて、同業他社以上に高PERにまで
買われました。東和も4000円台替わりが期待できると考えています。
2021/09/23 Thu 18:23 URL [ Edit ]
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