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郷鉄工の惨状に、思わず、この言葉が脳裏をよぎった。
どこにあった言葉だろうと調べたら、徒然草第69段で、豆がらに煮られる豆の、豆がらに対する恨みの言葉であった。
「疎からぬおのれらしも、恨めしく、我れをば煮てからきめを見するものかな」

防衛ラインが次々破られ、理論も破綻状態で、穴があったら入りたい状態である。

ただ、ここ何年か前から、相場は主力株対小型株の対立、つまり、全面高・全面安になるのではなく、どちらか一方に物色が偏ることが多いという状況が続いている。数日前から、小型株受難傾向になりつつあり、特に28日は、東証1部は高かったが、2部、マザーズは安くJQもごくわずかの値上がりにとどまった。郷鉄工の値下がりには、27日の分に関しては、これも影響していよう。
こうなってみると、26日の引け際大きく戻したのがよくなく、27日はこの反動も出たのであろう。120円まで突っ込んでの125円引け。
最悪シナリオとして、前に言及した19日のザラ場安値の113円、終値の122円。終値としては、まだ122円を割り込まなかったわけではある。いいところまでは来たといえるが、これまでのことがあるので、残念ながら、大きなこと、はっきりしたことは言えない。

小さな声で言わせてもらえば、大きな相場で、大きく調整したとき、その相場のスタート時よりは上の水準で下げ止まる(私の認識)。今回で言えば15日に102△30でスタートといっていいだろう。

西芝電機が下げ止まらず変わらずをはさんで6立会日連続安となっている。ただ同社の場合、非常用電源で買われたので、東電の供給能力向上で夏場の計画停電なしが確定的になるなどの昨今の状況が響いているからだと考えられる。これに対して、郷鉄工の場合、ガレキ処理という、これから本格化するテーマに乗る以上、状況はまったく違うとみていいだろう。

いずれにせよ、底入れは近いとみて、しばらくは辛抱、反転を待ちたい。

郷鉄工のことばかりにかかわっていられないという方に。

5816オーナンバ(大証2部)

4月25日、引け後、前3月期の業績予想を大きく上方修正(経常利益16.0億円予想を19.5億円に)した。26日は830円で寄ったが引け値は776▼16、27日は790△14だが、まだ上方修正直前の25日終値を2円下回る。PVU(太陽光発電配線ユニット)の売り上げが急増しており、これまでの主力=薄型テレビ用ワイヤハーネスを上回って新たな主力商品に、完全になっているのだ。今期予想1株利益は実質でも100円を大きく上回る。110円前後に達する可能性もある。

4月28日 2時09分記

追記=前3月期の上方修正前の経常利益16.0億円は『会社四季報』の予想、会社の予想は15.5億円です。(5月01日23時54分記)
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