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30日の相場は大幅安となった。日経平均は241円(0.83%)安、TOPIXは0.57%安だった。それでも大引けにかなり近くまで小型株指数はプラスを維持、騰落銘柄数も値上がり銘柄のほうが多かったのだが、最後には、結局、小型株指数も0.25%安(大型株指数は0.78%安)と下げ、騰落銘柄数も値上がり928、値下がり1146と、値下がり銘柄のほうが多くなった。それでも、前日とは反対で、小型株及び中型株の下げは限定的だったわけである。

こうした中、道場銘柄は、まずまずの動きで、レッグスやFPGの持ち株がそれなりに多い方の収支はプラスになったであろう。

レッグスは2340△301(東証1部値上がり率4位)。2023年12月期のEBITDA(営業利益+減価償却費)25億円目標を会社は掲げているわけだが、4.28日発表の第1四半期決算からすると、この目標の達成も、そう難しくないだろう。

FPGも725△39(同27位)と上げた。

引け後、道場銘柄の2つ(3つと言うべきか)で、材料の発表があった。

あんしん保証=5.12日付けでマザーズから東証1部へ。PTSでは410△36

ケイアイスター不動産=以下のIRを引け後に出している。PTSでは3777△117

当社の木材調達の状況について

現在、各報道にありますように、海外での木材需給の逼迫や新型コロナウイルスの世界的な広がりによる木材輸送コンテナ不足等の影響を受け、国内の木造住宅業界においても木材の安定調達が懸念される状況が生じております。つきましては、当社グループにおける主力事業の戸建分譲住宅事業における木材調達状況について、下記の通りお知らせ致します。

1. 戸建分譲住宅事業における木材調達状況
当社の戸建分譲住宅事業は、規模において業界トップグループに属しており、今後のさらなる成長戦略を実行するため、従前より当社の資材調達力を活かすことで、複数の調達先からの資材購入、及び資材確保を先行して進めてまいりました。これらの取り組み等により、今期の計画における、本年 12 月末までの住宅販売計画分につきましては、すでに木材確保は完了している状況となっております。
また、2021 年 4 月 13 日に、さらなる安定的な木材の確保、SDGs/サステイナビリティへの取り組みを推進するため、当社、株式会社三栄建築設計、株式会社オープンハウスの三社による「一般社団法人日本木造分譲住宅協会」を設立しております。既存の資材調達力に加え、今回の社団法人の取り組みを通じ、国産木材の積極的な活用を推進することによって、来年 1 月以降も安定的な木材資材の確保を進めてまいります。
2. 当社連結業績への影響について
本件の影響を踏まえた通期の業績予想を今後公表する予定です。また、今後公表すべき事項が生じた場合は速やかに開示いたします。なお、本年 4 月における当社の分譲住宅の受注額は前年同月比で約 2倍に伸張する見込みであり、足元の業績は順調に推移しております。

「ウッドショック」などと言われることもあるようだが、ケイアイスターに限って、そういうことは無縁だというわけである。
ただPTSで株価が上げたのは、2で「分譲住宅の受注額は前年同月比で約 2倍に伸張する見込み」とあることに反応したものだろう。

三栄建築設計=同社もケイアイスター不動産の1と全く同じIRを出している。オープンハウスを含む3社で日本木造分譲住宅協会」を設立して取り組んできたことが奏功したということである。3社は、いずれはSDGs関連としても評価されるかもしれない。
なおIRは出していないが、シード平和(推)も三栄建築設計傘下なので好影響があっていい。

いずれにせよ、「本年 4 月における当社の分譲住宅の受注額は前年同月比で約 2倍に伸張する見込みであり、足元の業績は順調に推移しております。」というケイアイスターの発表は、戸建て住宅株各社の株価にも大きな好影響をもたらすだろう。
このことについては、連休中のどこかで書く予定である。

4月30日 21時23分記

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