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2021.03.31
日経平均大幅安をかすり傷でしのぐ
まじめに相場をやっていて、いやになるのが、日経平均の実態を全く反映しない値動きである。
インデックス運用ばかりはやって、その影響もあろうが、それ以上に影響が大なのは、ファストリの株価だろう。
値上り銘柄 値下り銘柄 日経平均
30日 541 1564 + 48円
31日 491 1650 -254円
30日と31日では、値上がり銘柄数と値下がり銘柄数は大差なかったわけだが、日経平均は30日は小幅高、31日は大幅安となった。
ファストリの株価は30日は3.17%の暴騰だった。31日も上げたが1.12%と前日に比べ上昇率は3分の1近くに縮小したため、さすがに全体を支え切るまでには至らなかったわけである。
TOPIXは30日も31日も1%前後の値下がりで、日経平均のように、実態と大きく乖離した動きにはなっていない。ファストリの株価は日経平均の場合、225銘柄中の1銘柄で、その高株価のためとんでもない影響力を発揮するが、TOPIXは2186銘柄中の1銘柄だということもあって(それ以外の理由もあるが略)、影響力は激しく落ちるわけである。
現状、東証はどのように考えているのか知らないが、私としては超値嵩株は株式分割等により単元株を誰でも容易にできるようにすべきだと思う。ファストリ、キーエンス、ソフトバンクG等々である。これ他銘柄は早急に株式分割等を実施するべきだ。ファストリの場合、50分割ないし100分割により1株の株価は1763円程度ないし881円程度になり、売買単位を100株にすれば、誰でも容易に購入できることになる。
もちろん、こうすることの狙いは買いやすさよりむしろ、日経平均株価への過度の影響力排除にあることは言うまでもない。
注=この辺のこと、実は正確な知識があるわけではないので、誤解があるやもしれない。その場合、早急に訂正の必要がある。まずい点等にお気づきの方は、やさしくご教示ください。本来、もっときちんと調べて書くべきなのだが、深夜に書く気になったため、調査が行き届いていないことをお断りしておく。
道場銘柄は値上がりする銘柄もそれなりにあり、ほぼ無傷ないし軽傷でしのぐことができたと思われる。
三菱Uリース(推)は、前日に似た動きで、最後に踏ん張り668△4と続伸。この強さを見ていると、やはり年初来高値更新のコースと思えてくる。焦点はむしろ昨年2月につけた728円高値更新があるかだろう。
テクマトリックス1967△12と引け値としては戻り高値を更新した。こちらもやはり2000円大台替わりから一段高コースが期待される。
じげん(推)は441円まであって437△9。先行きは読みにくいが、どこかでアッと驚くようなことになる(いい意味で)気がするが・・・
この他、UTグループ、ウイルテック、ケイアイスター不動産、新コスモス電機、A&D、、イノベーション、岡本工作などが上げた。
マルマエ(推)は1415円で寄り付き1418△40まであったのだが、その後1320▼58まで急落、終値は1341▼37。上方修正は、かなりの程度予想されていたことであり、それが、株価のこういう動きにつながったという後講釈は可能だろうが、本質を見逃してはいけないだろう。同社の業績は急速に向上しており、保守的予想の好きな会社は、ああいう数字を出したが、再度のもう一段の上方修正となろう。
四季報は22年8月期の予想経常利益を16.3億円としている。前号の19.8億円予想から減額したわけだが、21年8月期予想が会社7.62億円、四季報8.8億円だった時点では、かなり荒唐無稽の感があったわけだが、今回の上方修正で10.00億円(私は10.5億円前後で着地と読む)になったとなると、16.3億円にそれなりの信憑性が出てきたと言えよう。実質1株利益は89.0円。時価のPERは15.1倍に過ぎない。少し長い目で見れば1530円高値更新もあり得よう。
銀行株は、軒並み下げた。野村證券に続き三菱UFJ証券HDも多額損出の見込みと発表したことが影響しているのかもしれない。十六銀行2209▼52のほか、ふくおかFG、めぶきFG等もそろって大きく下げた。ただ、引け後三菱UFJ FGが2021年3月期業績目標を大きく上方修正したことでPTSでは603△11.3と上げ、地銀株にもPTSで値上がり率上位に顔を出している銘柄がいくつかある。4.01日は十六銀行等にも好影響がありそうだ。
ルネサンス、ゼンショー、ブロンコビリー、アルテサロン等も下げたが、こうした銘柄は、コロナ感染状況の悪化が、微妙に影響しているのかもしれない。
アメリカ株はNYダウ、NQとも小動きだが、下げ過ぎた日経平均先物はかなりのプラスとなっている。
3月31日 23時56分記
インデックス運用ばかりはやって、その影響もあろうが、それ以上に影響が大なのは、ファストリの株価だろう。
値上り銘柄 値下り銘柄 日経平均
30日 541 1564 + 48円
31日 491 1650 -254円
30日と31日では、値上がり銘柄数と値下がり銘柄数は大差なかったわけだが、日経平均は30日は小幅高、31日は大幅安となった。
ファストリの株価は30日は3.17%の暴騰だった。31日も上げたが1.12%と前日に比べ上昇率は3分の1近くに縮小したため、さすがに全体を支え切るまでには至らなかったわけである。
TOPIXは30日も31日も1%前後の値下がりで、日経平均のように、実態と大きく乖離した動きにはなっていない。ファストリの株価は日経平均の場合、225銘柄中の1銘柄で、その高株価のためとんでもない影響力を発揮するが、TOPIXは2186銘柄中の1銘柄だということもあって(それ以外の理由もあるが略)、影響力は激しく落ちるわけである。
現状、東証はどのように考えているのか知らないが、私としては超値嵩株は株式分割等により単元株を誰でも容易にできるようにすべきだと思う。ファストリ、キーエンス、ソフトバンクG等々である。これ他銘柄は早急に株式分割等を実施するべきだ。ファストリの場合、50分割ないし100分割により1株の株価は1763円程度ないし881円程度になり、売買単位を100株にすれば、誰でも容易に購入できることになる。
もちろん、こうすることの狙いは買いやすさよりむしろ、日経平均株価への過度の影響力排除にあることは言うまでもない。
注=この辺のこと、実は正確な知識があるわけではないので、誤解があるやもしれない。その場合、早急に訂正の必要がある。まずい点等にお気づきの方は、やさしくご教示ください。本来、もっときちんと調べて書くべきなのだが、深夜に書く気になったため、調査が行き届いていないことをお断りしておく。
道場銘柄は値上がりする銘柄もそれなりにあり、ほぼ無傷ないし軽傷でしのぐことができたと思われる。
三菱Uリース(推)は、前日に似た動きで、最後に踏ん張り668△4と続伸。この強さを見ていると、やはり年初来高値更新のコースと思えてくる。焦点はむしろ昨年2月につけた728円高値更新があるかだろう。
テクマトリックス1967△12と引け値としては戻り高値を更新した。こちらもやはり2000円大台替わりから一段高コースが期待される。
じげん(推)は441円まであって437△9。先行きは読みにくいが、どこかでアッと驚くようなことになる(いい意味で)気がするが・・・
この他、UTグループ、ウイルテック、ケイアイスター不動産、新コスモス電機、A&D、、イノベーション、岡本工作などが上げた。
マルマエ(推)は1415円で寄り付き1418△40まであったのだが、その後1320▼58まで急落、終値は1341▼37。上方修正は、かなりの程度予想されていたことであり、それが、株価のこういう動きにつながったという後講釈は可能だろうが、本質を見逃してはいけないだろう。同社の業績は急速に向上しており、保守的予想の好きな会社は、ああいう数字を出したが、再度のもう一段の上方修正となろう。
四季報は22年8月期の予想経常利益を16.3億円としている。前号の19.8億円予想から減額したわけだが、21年8月期予想が会社7.62億円、四季報8.8億円だった時点では、かなり荒唐無稽の感があったわけだが、今回の上方修正で10.00億円(私は10.5億円前後で着地と読む)になったとなると、16.3億円にそれなりの信憑性が出てきたと言えよう。実質1株利益は89.0円。時価のPERは15.1倍に過ぎない。少し長い目で見れば1530円高値更新もあり得よう。
銀行株は、軒並み下げた。野村證券に続き三菱UFJ証券HDも多額損出の見込みと発表したことが影響しているのかもしれない。十六銀行2209▼52のほか、ふくおかFG、めぶきFG等もそろって大きく下げた。ただ、引け後三菱UFJ FGが2021年3月期業績目標を大きく上方修正したことでPTSでは603△11.3と上げ、地銀株にもPTSで値上がり率上位に顔を出している銘柄がいくつかある。4.01日は十六銀行等にも好影響がありそうだ。
ルネサンス、ゼンショー、ブロンコビリー、アルテサロン等も下げたが、こうした銘柄は、コロナ感染状況の悪化が、微妙に影響しているのかもしれない。
アメリカ株はNYダウ、NQとも小動きだが、下げ過ぎた日経平均先物はかなりのプラスとなっている。
3月31日 23時56分記
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