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この疑問は誰でも抱く素朴な疑問であろう。

しかし、不思議なことに、これへの答えは、どこを見ても見つからないように思う。
だが、そう不思議がることはない。私が抱くこういう疑問がうやむやになったり、誰も心では思っているのかもしれないが口には出さないということは、これまで、我が人生で幾度となく経験して来たことだから。

どうしてそうなるのか、今なお私には分からないが、私の発想、性格、頭脳構造といったところが、大多数の日本人と、かなり違うことに遠因があるのではとは思っている。

注=ワープロ(どう表現すべきか困るのだが要するに一昔前の表現でいうところのワープロ)で、ある言葉をひらがなで入力し漢字変換すると十中八九、一番目におかしなのが出てくる。使用頻度の一番高そうなのは、ほぼ2番目にある。また「せいとう」を変換すると
1政党2清等3姓等4勢等5生等6正等7正統(常にこうかは断言できないが)と出る。2~6は一体どういうとき使うというのだろうか。
私は常々疑問と怒りを持っているのだが、人に話しても、はかばかしい反応を示す人はいない。
上記のことと同じ構造なのであろう。
いずれ、ワープロの件はそういう会社に連絡し善処を申し入れたいと思っているが、果たしていない。ほんとは、俺に全面委託してやらせろ。素晴らしいものを作ってやる、無償でもいいぞ(よくよく考えると、私の才能は自分で言うのもなんだが、この方面は株式投資以上にあると思っているのである)と言いたいのだが、よし、任せようなどという慧眼の志の御仁が対応する可能性はゼロだろう。

話を戻そう。
私は先日、この5.7mに対する解答に、ついにたどり着いたのである。
例によって、これを聞くと、なあんだと言う人が多いのが予想されるが、真実とはそういうものである。また、私自身がさほどの頭脳の持ち主ではないから、そういう類のことしか発見できないとも言えるのは認める。
しかし、いずれにせよ、あなたが現時点では思っていない解答であったら、素直に感動していただきたい。

東京電力は、HPで福島第一原発の津波対策について掲載、過去の知見、科学的分析等から(この辺あまり正確ではないが論旨に大きな影響ないので許されよ)津波の予想最大高を見積もり、さらに余裕をみて5.7mとしたといった趣旨の記述を掲載していた(すでに削除済み)。
この記述を東電が批判を受けて削除したという記事(週刊誌だったと思う)=東電の無神経かつ削除遅れを批判する趣旨の記事=を読んで、私は5.7mの謎が解けたのである。

つまり、東電は福島第一原発の近くで起きた津波についてのみ分析して3~4m程度(一説に0.7m)とかみて5.7mに設定したのではないかということである。
この仮説を裏付けるいくつかの事実もある。
つまり、例えば浜岡原発(今最も危険とされる)の想定津波高は2mかそこいらであったはずだ(砂丘で防がれるとかいうドン・キホーテ的発想もあって低くなっている面もあるらしいが)し、さらに関西・九州方面の原発は、軒並み2~3m程度の、ほとんど考えられないような低い想定高だったはずである。

どうしてこういうことになっているか?
結論としては、当該原発近くで過去に起きた津波をもとに、多少の安全をみて少し上乗せして決定したとしか考えられないではないか。
もちろん、その根底には、コストを押さえたいという欲求が強くあったわけである。ために「当該原発近く」といっても、かなりの距離まで延長して、あるいは日本全土に拡げて考慮すべきなのに、逆にかなり縮小して、自らに都合よく決めたと考えられる。だから、福島第一原発から三陸海岸など、今となっては目と鼻の先と言ってもいい距離なのに、無視したのだろう。明治三陸津波は38.2m(遡上高)もあったのに。

注=津波の高さには「実波高」(海岸での平均海水面からの高さ)と「遡上高」(陸上部で到達した最高高度)とがあるわけだが、ここでは、論旨に大きな影響はないので、この点は論じない。

地震は、この辺は地震のないところといった経験からの見方はまったく無意味なことが分かってきているし、山にしても昔は「死火山」などと教えていたのが、いまやこういう用語が死語になったので分かるように、ほとんどの山は噴火する可能性があることが分かってきている。また「活断層」などといっても、実は分かっているのは一部で、未知の活断層の方が多いのかもしれないくらいで、ほとんど当てにならないことも分かってきている。

津波にしてもまったく同じである。今まで大きな津波はなかったからといって今後ないなど言えないことは自明のことなのだ。
だから東電や政府は、かなり前の時点で、福島でも三陸並の津波が来る可能性に気付くべきであって(気付いた人はいるに決まっているが、その人の立場等々で言い出せなかったり、言っても無視されたのだろう)、早急に対策を講じなければならなかったのだ。

福島第一原発というのは「古い」(一番目は「振るい」が出てくる!!)原発だから、まだ富士山が休火山だった頃ではないか。そういう時代に、コスト優先で5.7mが決定されたのだろうというのが、私の結論である。

4月23日 16時12分記

追記=wikipedia「福島第一原子力発電所」に以下の記述がある。

当時、発電所の立地点では継続的な潮位観測を実施しておらず小名浜港のデータが参考にされたが、その観測結果(1951年~1961年)は次のようになっており、こうした情報を元に防波堤の設計などが実施された[11]。

高極潮位:O.P+3.122m(チリ地震津波)

これは防波堤についてであるが、この3.122mというのは、まさに私の推定と一致するし、何より小名浜港(福島県いわき市)のデータで決めたというのは、私の推理を裏付けるものだ。
意地悪な言い方をすれば、お前が騒がなくても分かっていたことだと揶揄されそうな気がしないでもないが・・・

なお、福島第一原発の立地調査が始まったのは1960年。1965年初版発行の『世界大百科事典』(平凡社)の「火山」の稿には「日本の火山分布」として△活・休火山 ▲死火山として図が掲載されている。1971年に入社しての私の初めての仕事が、この事典の改定だから、この時点でも「死火山」は、まだ使われいた(改定版でもそのままだと思うが調べてない)のである。

(4月23日 16時45分記)
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