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相場について書く前に、新型コロナの日本の状況について触れておこう。

以下に示したのは、東京都の2.01日から2.28日までの各日の新規コロナ感染者数である。
最上段は2.01日から07日分、最下段は2.22日から2.28日分である。
新聞なり、テレビなりが、早くこういう形で報じてくれればと思うのだが、東京都を含め、どこもやらない。
やむなく、東京都の棒グラフで示してあるデータをもとに、自分で作ったというわけである。

 月  火  水  木  金   土  日
393  556  676  734  577   639  429
276  412  491 434  307  369   371
266  350  378  445  353   327  272
178  275  213  340   270   337 329

テレビのように、日々の数字ばかり言われても、傾向が今一つ分かりにくいが、こうすると、かなりはっきりしてくる。
同じ曜日で比べると、ほぼ一貫して減り続けてきていた。増えたのは2.17日(水)まで1回もなかった。
ところが、18日(木)445人、19日(金)353人と2日連続で前週の11日(木)434人、12日(金)307人と比べ増加した。
そして27日(土)337人、28日(日)329人も、2日連続で前週の20日(土)434人、21日(日)307人と比べ増加したわけである。
3.07日で緊急事態宣言の全面解除というシナリオに黄信号がともった感がある。このことも頭に置いて、3.01日以降の東京都等の新規感染者数を見ていく必要がある。

アメリカの長期金利急上昇で、株式市場に激震があったわけだが、これが今後どういうことになっていくか、問題が大きいだけに、重大な関心・懸念をもって注視していく必要がある。
金利上昇傾向がなお続きそうということになれば、成長株(グロース株)へは逆風となる。ここ、アメリカ株で、NYダウに比べハイテク株比率の高いNQ(総合指数)の下げがきついのや、日本で半導体株の下落が激しいのは、金利上昇局面では、こうした銘柄が売られることが多いためである。
とは言え、これは一般論で、日本株で言えば、JQやマザーズ、また一部市場の小型株では、ハイテク(IT、DX関連を含む)株でも割安な銘柄は多くあり、こうした銘柄も一緒くたに今後も売られるのか、選別が強まるのか等は、今後の値動きを見ながら判断していくところだろう。

2.26日のNYダウは470ドル(1.50%)安、NQは73ポイント(0.56%)高だった。
これを受けての日経平均先物は289円(1.0%)高となっている。前稿で「せめて400円高以上」とした願いには届かなかったが、それなりのプラスにはなった。

今後の相場がどう展開するか、コロナの動向も絡んで難しい局面である。持ち株がIT、DX関連等やコロナ追い風銘柄の比率が高い方は、3.01日、そういう銘柄の強調場面では多少なりと、時流に乗る銘柄へのチェンジ等の対策を講じることをお勧めしておく。

【オーエムツー(推)】
最新の推奨銘柄のうち、ここではオーエムツーについて、材料等について書くことにする。
私は注目銘柄等の場合、四半期ごとの数字(主に経常利益)をチェックしていて、その実績をもとに、会社や四季報が出している数字でいいか、最新の数字からして上方修正が必至だったりしないかを見ていて、それをもとに独自の予想数字も、当ブログで、かなり頻繁に公表している。
難しいことではなく、誰でもできることであり、またそのやり方も、拙著や当ブログで書いているのだが、車の両足運転同様、実行する投資家は稀有のようだ。
以下にパンチ工業について書いた実例(2.21日の稿より)を再掲しておく。

       4-6 7-9  10ー12  1-3
各四半期    24  348   633   予425
累計     24   372   1005  予1430


このような数字を出して1-3月期の予425はあり得ず、上方修正必至との結論を導き、投資の参考にするわけである。
今回のオーエムツーに関しても、こういう表を作れば、私の意図や予想数字はおのずと、それなりにお分かりになるだろう。とりあえず、読者諸氏も実際にこういう表を作ってみられることをお勧めする。データは四季報のバックナンバーがあれば、それらの数字をつなぎ合わせる、ない場合はオーエムツーのHPのIR情報で決算短信の何期分かを見ればよい。

2月28日 21時29分記
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