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2021.02.13
梅一輪 一輪ほどの寒さかな
連日、道場銘柄も決算発表が相次いでいるが、これについては明日書くことにし、今日はのんびり久しぶりに、株を離れて書いてみよう。
我が家には、今2本、梅の木がある。中古住宅を2006年3月に買ったのだから、もう15年になろうとしている。築年数では築31年になる。購入した時、それなりに、いろいろな木が植えられてはいたが、梅や桜などはなく、私が後から植えたわけである。他には、ミモザ(房アカシア)、なんじゃもんじゃ、ウルシ、イチョウ、ユスラウメ、ハギ、アナベル、エンジェルトランペット、ミカン、レモン、オリーブ、ブルーベリー、ザクロ、大葉ベニガシワ等も植えたので、今や、もうどこにも植え場所がなく、鉢に植えたまま、思い悩んでいるものもある。カクレミノ、夏ミカン、ビワ、アンデスの乙女などである。放置され思い悩まされている身にもなってみろと怨嗟の声が聞こえてきそうである。
さて梅の木だが、白梅の方は、なんと去年の11月の25日ころに一輪だけ咲いた。あまりの早さに驚いたが、狂い咲きというやつで、以降追随するものなく、1月になってようやく咲き出し、1月下旬から2月初めには満開になった。一方、紅梅の方は、つぼみはつけても、寒さに開花に至らず、日だけ過ぎて行った。それが、ここに来ての晴天でようやく順次開花、今日は7分咲きくらいまで来た。それなりの寒さが続いているので、しばらく白梅、紅梅のそろい咲きを楽しめそうである。
白梅が一輪だけ咲いた、と書いたが、これで思い出すことがある。
少年時代、中学〇年コースという月刊の学習雑誌を読んでいた。その中で次の俳句が紹介されていた。
梅一輪 一輪ほどの寒さかな
なるほどなどと思っていたら、次号に、あれは間違いで正しくは
梅一輪 一輪ほどの暖かさ
だという謝罪・訂正文が掲載された。
俳句に詳しい人なら、いやそうでなくても、すぐ気付いて当然だろうが、しかし読者は中学生なのだから、ほとんどの読者が騙されたであろう。もちろん私もその一人で、特に私の場合、似たようなことがごっちゃになる癖と言うか頭脳的欠陥があって、これで大学入試や自動車運転免許試験などでも苦労したわけで、この誤植で、大いに迷惑した。どちらが正しいのか混乱をきたしたのである。
この1文を書いたためクリアになったが、何十年もあやふやのまま生きてきたわけである。
言うまでもないが、一応、書いておくと
梅一輪一輪ほどの暖かさ
これは江戸時代の俳人、服部嵐雪の作である。(恥ずかしながら、これも今初めてクリアに知った。)
梅一輪一輪ほどの寒さかな
これは鎌倉雄介の作であるとしたら、ミスをした編集者から文句を言われるかしらん。
2月13日 21時05分記
我が家には、今2本、梅の木がある。中古住宅を2006年3月に買ったのだから、もう15年になろうとしている。築年数では築31年になる。購入した時、それなりに、いろいろな木が植えられてはいたが、梅や桜などはなく、私が後から植えたわけである。他には、ミモザ(房アカシア)、なんじゃもんじゃ、ウルシ、イチョウ、ユスラウメ、ハギ、アナベル、エンジェルトランペット、ミカン、レモン、オリーブ、ブルーベリー、ザクロ、大葉ベニガシワ等も植えたので、今や、もうどこにも植え場所がなく、鉢に植えたまま、思い悩んでいるものもある。カクレミノ、夏ミカン、ビワ、アンデスの乙女などである。放置され思い悩まされている身にもなってみろと怨嗟の声が聞こえてきそうである。
さて梅の木だが、白梅の方は、なんと去年の11月の25日ころに一輪だけ咲いた。あまりの早さに驚いたが、狂い咲きというやつで、以降追随するものなく、1月になってようやく咲き出し、1月下旬から2月初めには満開になった。一方、紅梅の方は、つぼみはつけても、寒さに開花に至らず、日だけ過ぎて行った。それが、ここに来ての晴天でようやく順次開花、今日は7分咲きくらいまで来た。それなりの寒さが続いているので、しばらく白梅、紅梅のそろい咲きを楽しめそうである。
白梅が一輪だけ咲いた、と書いたが、これで思い出すことがある。
少年時代、中学〇年コースという月刊の学習雑誌を読んでいた。その中で次の俳句が紹介されていた。
梅一輪 一輪ほどの寒さかな
なるほどなどと思っていたら、次号に、あれは間違いで正しくは
梅一輪 一輪ほどの暖かさ
だという謝罪・訂正文が掲載された。
俳句に詳しい人なら、いやそうでなくても、すぐ気付いて当然だろうが、しかし読者は中学生なのだから、ほとんどの読者が騙されたであろう。もちろん私もその一人で、特に私の場合、似たようなことがごっちゃになる癖と言うか頭脳的欠陥があって、これで大学入試や自動車運転免許試験などでも苦労したわけで、この誤植で、大いに迷惑した。どちらが正しいのか混乱をきたしたのである。
この1文を書いたためクリアになったが、何十年もあやふやのまま生きてきたわけである。
言うまでもないが、一応、書いておくと
梅一輪一輪ほどの暖かさ
これは江戸時代の俳人、服部嵐雪の作である。(恥ずかしながら、これも今初めてクリアに知った。)
梅一輪一輪ほどの寒さかな
これは鎌倉雄介の作であるとしたら、ミスをした編集者から文句を言われるかしらん。
2月13日 21時05分記
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