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いやはや、とんでもない相場だった。
日経平均1.04%安、TOPIX1.56%安に対しマザーズ指数4.05%と突出した下落率となり、市場全体でも、小型株が軒並み、大幅安となった。

マザーズ指数は10.14日に1365.49の本年最高値を付けたわけだが、以降、基本的に下げ基調に入り、安値圏で推移してきた。1150ポイント前後をボトムに1200ポイントを中心に動いていた。それが、ここにきて一段水準を切り下げて12.07日以降は1200ポイントを回復できずにいた。そして22日、とうとう9.07日以来となる1130ポイント割れとなったわけである。

11月以降のマザーズ大幅安の日をチェックしてみると、
11.10日=-81
11.17日=-45
12.03日=-33
12.07日=-51
12.22日=-48

このマザーズ大幅安の日は、また道場銘柄も総体として大きく下げている。
今日、22日も上げたのは新コスモス電機2177△277(JQ値上がり率4位)くらいなもので、他はほぼ全て(ALサービスが小幅高)値下がりした。
値上がり銘柄がマザーズで5%、東証1部で6%しかないのだから、それはいいとしても、ひどかったのが値下がり率である。
大半の銘柄が3%以上値下がり、5~6%台の値下がりも珍しくないという惨状を呈したわけである。マルマエ(推)のように一時は1312△21といいところがあった銘柄も最後は力尽き1273▼18。下落率1.39%で日経平均の下落率より大きいが、道場銘柄では下落率がこれでも最も小さい部類なのである。

縷々、今日の下げについて書いたわけだが、まあそういうとんでもない相場だったということを知っていただいたうえで、次に進もう。

コロナが一段と深刻になってきたとはいえ、こうまで小型株を売るのも行き過ぎだろう。
11.10日以降のマザーズ大幅安の日について書いたが、この5回の日の後は、おおむね、かなり戻している。例外は11.10日だが、この時は道場銘柄の運用成績が年初来高値近辺の高値圏にいたためである。12.03日の場合、横ばい程度の推移となったが、これもかなりの高値圏にあったことが影響している。
今回は今日の下げでかなりの低水準にまで来たので、確率的には、かなりの高確率で戻すとみるところだろう。

特に期待できそうなのは、まず、比較的強い動きだったマルマエ。年初来高値更新後も高値圏で踏ん張っているわけで、地合いさえよくなれば、一気に高値更新から一段高コースだろう。なんと言ってもあり得ないくらいの低PERなのだから。

Nフィールド(推)は一時817▼66まで急落、832▼51だったわけだが、この大幅下げであく抜けというか、むしろ反発力が出るような気がする。12月末、株主優待で2000円のクオカードがもらえる(権利付き最終売買は28日)。100株、約8.3万円で2000円+500円(配当)だから利回り3%でかなりおいしい話である。100株零細投資家(貶めているわけではありません)の買いを広く集めて大幅高というのは、過去にもよく見られた現象である。また私はNフィールドは第2のLITALICOとみているのだが、そのLITALICOは、今日、逆行高、年初来高値を更新している。今期予想PER(名目)は約110倍に対し、Nフィールドは同約30倍にすぎない。

新コスモスは一時2240△340と暴騰した。さらに大きく上げる可能性も十分とみるが、これに続く可能性を秘めるのがエー・アンド・デイだ。来期予想実質PERは7.5倍。新発売のパルスオキシメータのヒットいかんでは6倍台になろう。コロナ関連でもパルスオキシメータはマスクなどと違い、今後さらに需要が急増するとみられるので、評価はむしろこれからだ。さらにDSP演算処理装置は、今はよくないが来期は大きく回復が見込まれている。要するに、どこから見てもいいことばかりで、これでPER7.5倍は大化けしてくださいというようなものではないか。ちなみに浮動株比率も新コスモスの3.6%とは比ぶべくもないが、それでも13.0%とかなり小さい。

現在NYダウは小幅安、日経平均先物はわずかにプラスと、小型株向きの状態。23日の相場に期待しよう。

12月22日 23時57分記


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