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都知事選の前、私は当ブログで、「山本太郎氏への公開質問状」という記事を書こうかと、それなりにまじめに思い悩んだことがある。
山本太郎(敬称略、以下同)宛てにしたのは、彼を支持しているとかではなく、天皇への直訴状を出したくらいの方だから、何らかの反応くらいはしてくれるかもと考えたからである。
何を質問しようとしたかと言うと、小池候補(当時)の学歴詐称問題をなぜあなたともあろう人が選挙戦で訴えないのかということである。
しかし、情勢を見るに小池候補人気は圧倒的で、今(その当時)何をやったところで無駄玉になるだけなのは明々白々なのでやめた。そして予想どおり都知事選では小池候補が圧勝した。

小池百合子という人物は、調べれば調べるほど虚飾にまみれた人間で、こういう人が都知事という職にあって、さらには首相の座も目指していると思われるとなれば、これを黙って見過ごしているのは、どう考えても、やはりいけない。
石井妙子(『女帝』の著者)、黒木亮をはじめ、小池の「噓」を、膨大な時間を費やして暴き、世に問うているまじめな方がいる。にも拘わらず、世の中に、こうした方たちが暴いた小池の「噓」に全く気付いていない方の方が圧倒的に多い。だからこそ、あの都知事選の投票結果になったわけであろう。

そういう状況なので、私が蟷螂の斧かもしれないが、ここに一文を草し、世に真実を知らしめようと思ったわけである。
私は大局観を重視する人間で、逆に些末なことにはこだわらないので、細かなことを重箱の隅をつつくように調べ尽くすといったことは苦手であり嫌いでもある。

今回、石井、黒木その他の方々の書いたものを、かなり読んで、また、テレビ等で小池が発した言葉を想起したりした。その結果、小池の正体について不遜ながら小生ほどよく知っているものはいないと言ったら言い過ぎだが、大局観を持って小池の噓を一般の人々に伝えうる人物としては小生は最も適任な人物の少なくとも一人という思いを持つに至った。
そこで、ここでは石井、黒木にもできなかったこと、簡略に小池の化けの皮を剥ぐという難事業に挑もうというわけである。

『女帝』を何人かの人に読んでもらうと、異口同音に「小池」の噓のひどさに驚愕する。みんなそれまでは小池シンパかどうかはともかく、小池がそういう人物だなどとは露思っていなかった方である。だから、全国民が『女帝』を読めば、それで事足れりとも言えるのだが、同書は今日の文春の広告でも20万部突破どまりである。1億2000万余人は読んでいないわけである。

【ショーンKを都知事に戴いていていいのか】
詳細に正確に書こうとすると、結局、石井、黒木の書いた物等を熟読されたいになりかねないので、そうした愚は犯さず「神は細部に宿る」戦法で行こうと思う。
これは噓か真か、良い悪いを見抜こうというとき、細かい具体的事象から判断する手法である。
分かりやすい例を挙げると、国語辞典を選ぶとき、あるいは百科事典を選ぶとき、国語辞典なら「男」、百科事典なら「PER(株価収益率)」といった言葉を引いてみて、そのそれぞれの辞事典の書きぶりを比較するのである。そうすれば、その辞事典の出来の良し悪しが比較的簡単にかなりよく分かる。

小池の場合、「カイロ大学首席卒業」が最も好例である。
注=カイロ大学卒業の方は、問題がある意味複雑なのでダメなのである。ただほとんど知識のない方のため、これについても簡単に触れておこう。
カイロ大卒業疑惑をめぐってはカイロ大が6.08日に「小池氏が1976年に卒業したことを証明する」という声明を出した。これで納得した純朴と言うか疑うことを知らない人がいっぱいのようだ。しかし石井、黒木等の調査、カイロ大が怪しげな卒業証書を出すなどしても不思議でないような大学であることからして、同大の声明にたいした意味はないとだけ言っておこう。
結論だけ言えば小池はコネでカイロ大2年に編入、情実で同大を卒業した(ことにしてもらった)のが事実と思われる。
注=黒木が次のように書いている。
エジプトは、「腐敗認識指数」で世界180ヶ国中105位(ランキングが低いほど腐敗度が高い)という汚職や不正が横行する国である。大学の卒業証書など、カネとコネでなんとでもなる。このことは、カイロ大学の学長も2015年にテレビで認めている。

さて「カイロ大学首席卒業」に戻ろう。
私が小池という人に強い疑念を抱くようになったきっかけがこの件である。ワールドビジネスサテライト(テレビ東京の23時からのニュース番組)時代から、多少の疑念は抱いていたが、「首席卒業」でさらに強い疑念を抱くようになったのである。
森喜朗と小池がテレビに出ていた時、森が小池について、この人はカイロ大を首席で卒業・・・と発言、それに小池が照れたように卒業生(同級生とか同期性とかだったかもしれない)2人ですけどねといった趣旨の発言をした。この時のことを私は今でも鮮明に記憶している。

その後、今回、都知事選に絡み再び学歴詐称疑惑が浮上する中、舛添要一も参戦してきた。彼は大学が1個人に関し卒業を証明することなどありえないとし、そのうさん臭さを指摘しているが、ここで取り上げるのはそういうことではなく、舛添は小池が「首席で卒業したというのは、学生が1人だったからなの」と説明した、自分は40年近く騙されてきたと怒りを込めて書いていることである。
別に3人というのもあったように思うが今確認できない。要するに、首席卒業を売りにデビューしたが、自身これはやばいと思い学生が1人だの2人だのと言ってごまかそうとしたわけである。
なおカイロ大文学部社会学科の卒業生は100人とか150人くらいのようである(黒木がどこかで書いていたと記憶するが出典はやや怪しい)いずれにせよかなりの数なのである。現在の学生総数は20万人とも言われる超マンモス大学なのである。

いろいろ追及を受ける中、小池は首席発言を事実上撤回している。
その後、言い訳に使い出したのが、以下のことである。ここが面白いというか、小池の詭弁師の面目躍如たるところであり、私の独自の研究成果なので、よくお読みいただきたい。
教授(か誰か)にあなたの成績は「グッド」だったと言われた。
グッド、良い、すごく良いと話を盛って行って、ついに首席にしてしまったというような言い訳である。
大体、いろいろ調べても、この程度の話になるわけだが、もう少し探求を進める。
そうすると、同大の成績評価は4段階評価で(本当はアラビア語で書くべきなのだが、やむなく英語で書く)
次のようになっている。上から
エクセレント
ベリーグッド
グッド
アクセタブル
(ここまでが合格ライン)
(以下の場合は落第で留年。)
ウィーク
ベリーウィーク

要するに「グッド」)は日本人が「グッド」と聞いて感じる語感=「良い」とはかなり違う。
古い話で恐縮だが、私の大学時代の成績表は



不可
の4段階評価だった。
これでも良はそうほめられたものではないが、それでも4段階中の2番目、合格ラインの3段階中でも2番目だから、まあまあとは言えよう。
しかし小池の「グッド」は6段階中の3番目、合格ラインの4段階中では3番目だから、日本の良以下である。
グッドと言えば聞こえはいいが日本の良かそれ以下でしたでは、自慢どころか、小声でしか言えない評価なのである。もちろん、この話自体が疑問だらけのわけだが、ここでは触れない。

このほか、とにかく、小池の話はいい加減なわけだが、数字が絡むと、特にでたらめ、自分に都合よく歪曲するのである。コロナ感染者数もそうだが、ここは別の分かりやすい話を述べよう。

日本人初のカイロ大卒業生で、小池もよく知っている方で小笠原良治という方がいる。大東文化大名誉教授である。
小池は小笠原さえ10年かかってカイロ大を卒業しているが自分は4年で卒業したと言っている。
ところが、これも調べると小笠原は7年で卒業しているのだ。人のことは下方修正、自分のことは上方修正である。
蛇足ながら、こういう話もある。小池がカイロ時代に同居していた女性(石井に小池に関する資料一切を託した人)と一部屋に住むことになった時、順序は忘れたがともかく寒い時には日当たりがいい方を取り暑くなったら交換を申し入れるわけである(『女帝』)。
本当に調べれば調べるほど、小池の言行は、汚い言葉についなりそうだが、でたらめ、ごまかし、ご都合主義に満ち満ちているのである。

さらに付け加えると、平気で噓をつくということにも驚かされる。
多少はそういう傾向もある、くらいなら許せるが、そんなレベルではなく、追い込まれると、平然と噓が出るようなのである。
誰でも検証できる分かりやすい話を示そう。
4年前の都知事選、小池は鳥越俊太郎候補に対し「この人なら勝てると言って、政策も何もない、病み上がりの人をただ連れてくればいいというものではないんです。」と街頭演説で言っていた(7.17日秋葉原駅前)。ところが鳥越にガンサバイバーへの差別・偏見だと詰め寄られても、「言ってないです、記憶にないですね。」と笑って否定した。『女帝』では、「言ってないです」と言われた鳥越の方がかえって取り乱したと書いている。可哀そうな鳥越さん(これは鎌倉雄介個人の感想です)。

日本のマスコミは、新聞、テレビ等、ほとんどが小池の息がかかっているようで、小池に不利な情報は遮断、ために小池の噓は隠蔽されたままになっている。
田中角栄の場合、立花隆が『文芸春秋』で「田中角栄研究~その金脈と人脈」を発表、田中逮捕につながるわけだが、小池の場合、文春(田中の場合月刊誌、小池は週刊誌)で追及されたところまでは同じだが、その後の展開は、まるで違う。

【権力におもねるマスコミ】
私が当ブログではあまり歓迎されそうにないテーマである本稿を書こうとしたのは、大半の日本人が小池の噓に騙され、ショーンKと選ぶところがない人物を都知事に戴いていていいのかという危機感からだが、これ以上に今の日本が忖度、隠蔽まみれで報道されるべき事実が巧妙にネグレクトされていることへの危機感からである。

小池の学歴詐称疑惑は単に学歴の問題ではない。学歴なんか問題ではないという反論がすぐ出てくるが、問題は学歴ではなく、平気で嘘をつく人間性、弱者への思いやりなどどこにも無く自分ファーストの人柄が問題なのである。もちろん、政策遂行能力も大いに問題なわけだが、ここでは論じない。
ところが日本のマスコミは大新聞、テレビ等、ほとんど小池の学歴詐称問題について報道しようとしない。それでいてカイロ大の疑惑否定発言は喜々として報道する。大新聞、テレビ等は朝堂院大覚の言う小池の肉弾攻撃に轟沈させられたのだろうか。それでもこうしたところは、いろいろなつながりで小池の息がかかっていて逆らえないのかとも思うが、日本共産党、LITERA(私もよくは知らないがかなり左寄り・反安倍色の強いニュースサイト)、山本太郎なども、私の知る限り小池の学歴詐称問題を取り上げない。
田中角栄の時は立花隆の指摘に対し、そんなことは知っていたと言いながらも、追随報道したわけだが、今回も小池に関し石井の書いたようなことは(少なくともかなりの部分)知っていたはずである。それでも追随せず無視を貫いているわけである。

もう一つ、同様の事例がある。
伊藤詩織強姦事件もそうだが、もっと分かりやすい事件がある。
2019年4.30日に行われた「退位礼正殿の儀」での安倍首相の「国民代表の辞」でのとんでもない発言である。驚天動地と言うか、こんな方を首相に戴いていていいのかと絶句したくなる事件だが、これもほぼ黙殺され今に至っている。
「天皇、皇后両陛下の末永くお健やかであらせられますことを願っていません。」と言ったのである。
紙を取り出して文書を読んだわけだが、もちろん、こんな風に書かれていたはずがなく、「願って」の後の逡巡からしても「願って已みません。」を誤読したと推測される。
これも単に麻生に代表される国語力不足の問題にとどまらない重要な問題をはらむ。
①大事な式典なのに下読みもせずに臨んだのか。
②「已みません」が読めなくとも「願ってや(止、已)まない」という慣用表現さえ知っていればなんとかなったはず。
③上記の慣用表現も知らなかったとしても「願っております」とかなんとか言いつくろうこともできただろうに。
話が興奮のあまりつい枝葉末節の方に行ってしまった。
ここで重要なのは、この大問題をほとんどのマスコミが報道しなかったということである。読者諸氏でも大半の方が初耳なのではないか。
麻生の「みぞうゆう(未曾有)事件」の時はあれだけ騒いだのに、安倍の「でんでん事件」(参院本会議で「訂正云々という指摘」を「訂正でんでんという指摘」と発言)は報道したかどうか程度の扱い、、そしてその後の「願っていません事件」では完全に黙殺したわけである。

我々はこうした頼りないマスコミのもと、日々を生きている。
気骨のある言論人はいないのか。

7月18日 23時45分記





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