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2020.06.21
新型コロナと今後の株価
当道場銘柄の今後についての私の見方は、前稿であらかた書いたので、それを読んでいただくとして、ここでは、今後の相場見通しについて、多少書いてみよう。「多少」と言うのは、今そういうことを論じるのは時期尚早と思うし、また見通し難と考えるからである。
今後の世界の株価を考えるとき、やはり新型コロナがどうなるかに大きく左右されるとみるのが当然だろう。
これについては、日本で普通に暮らしていると、情報が分かり易くきちんと伝えられるということがないので、ほとんどの人は、判断不能だろう。
アメリカでは経済再開を進めた州の多くで感染が拡大、第2波到来懸念が高まっている。アップルは営業を再開した店舗の内11店舗を20日から一時閉鎖する。
またブラジルでは感染者の急増が止まらず、19日には累計感染者数がアメリカに続いて100万人を突破した。新型コロナを「ちょっとした風邪」と軽視するボルソナロ大統領の「経済活動を止めさせないことが至上命題」とする政策が、こうした事態を招いたとみられている。
また中国、韓国等、ほぼ終息したかに見え、国もそういう見方からかやや油断した感のある国でも、再び感染者がかなり出る事態になっている。
オーストラリア、ニュージーランドの2国も、沈静化の方向にあり、ニュージーランドの場合、首相は「勝利宣言」をし、英米メディアも絶賛していたわけだが、6.16日、新規感染者が2人確認され、感染者数0の記録は24日で途切れた。オーストラリアも感染者がやや増加傾向にあり油断できない状況のようだ。
日本(と言うより今や東京と言ったほうがいいだろう)の場合、依然として微妙な数字(感染者数)が続く。一部、外国(オーストラリア、、ニュージーランドを含む)からの入国を認める方向で調整しているが、この辺に危うさを感じなくもない。先んじてやるべき時にはほぼ必ず遅れ、慎重であるべき時にはやや先走るという愚は結構犯すのが日本だ。今は愚を犯すかどうかの瀬戸際だろう。もう少し、数字の帰趨を見極めてから最終判断すべきだろう。
ただ、ヨーロッパ各国はじめ、世界の多くの国では、沈静化しているのは確かである。
経済再開を急ぎ過ぎた場合、コロナを甘く見過ぎた場合には、必ずと言っていいくらいしっぺ返しを食らっている(文在寅韓国大統領、ジョンソン・イギリス首相、アーダーン・ニュージーランド首相等)のが、ここまでの各国の対応と結果を見て浮かび上がる教訓である。
株式市場的には、アメリカの感染者数が、今後どうなるかが、最も注目すべきことだろう。トランプ大統領は批判もものかは3ヵ月ぶりに選挙集会を開催したが、空席が目立ち陣営からはコロナ感染者さえ出たという。いずれにせよ、バイデン候補に水をあけられトランプ再選はほぼなくなったとみていいだろう。これの株式市場への影響も、投資家としては考えて行く必要がある。ついでに言えば、安倍首相の方も命運は尽きかけているとみるところだろう。
19日のNYダウは209ドル(0.80%)安。ただNQは0.03%高。最近はNYダウが大幅安でもNQは堅調と言う場合が結構あるので要注意だ。NYダウ先物はさらに358ドル下げている。
日経平均先物は189円安。
22日の、日本株がどうなるか、読みにくい。
最近はNYダウ等に比べ日経平均の健闘が目立つわけだが、これが新型コロナで日本がそこそこ抑え込んでいることへの評価なのか、それ以外の理由によるものか、判然としない。10万円給付金がある程度投資に行っていることも、マザーズ等の小型株高の背景にはあるようだ。
いずれにせよ、今の株高には、安定感が乏しく、注意深く行くことは忘れないようにしたい。
6月21日 22時28分記
今後の世界の株価を考えるとき、やはり新型コロナがどうなるかに大きく左右されるとみるのが当然だろう。
これについては、日本で普通に暮らしていると、情報が分かり易くきちんと伝えられるということがないので、ほとんどの人は、判断不能だろう。
アメリカでは経済再開を進めた州の多くで感染が拡大、第2波到来懸念が高まっている。アップルは営業を再開した店舗の内11店舗を20日から一時閉鎖する。
またブラジルでは感染者の急増が止まらず、19日には累計感染者数がアメリカに続いて100万人を突破した。新型コロナを「ちょっとした風邪」と軽視するボルソナロ大統領の「経済活動を止めさせないことが至上命題」とする政策が、こうした事態を招いたとみられている。
また中国、韓国等、ほぼ終息したかに見え、国もそういう見方からかやや油断した感のある国でも、再び感染者がかなり出る事態になっている。
オーストラリア、ニュージーランドの2国も、沈静化の方向にあり、ニュージーランドの場合、首相は「勝利宣言」をし、英米メディアも絶賛していたわけだが、6.16日、新規感染者が2人確認され、感染者数0の記録は24日で途切れた。オーストラリアも感染者がやや増加傾向にあり油断できない状況のようだ。
日本(と言うより今や東京と言ったほうがいいだろう)の場合、依然として微妙な数字(感染者数)が続く。一部、外国(オーストラリア、、ニュージーランドを含む)からの入国を認める方向で調整しているが、この辺に危うさを感じなくもない。先んじてやるべき時にはほぼ必ず遅れ、慎重であるべき時にはやや先走るという愚は結構犯すのが日本だ。今は愚を犯すかどうかの瀬戸際だろう。もう少し、数字の帰趨を見極めてから最終判断すべきだろう。
ただ、ヨーロッパ各国はじめ、世界の多くの国では、沈静化しているのは確かである。
経済再開を急ぎ過ぎた場合、コロナを甘く見過ぎた場合には、必ずと言っていいくらいしっぺ返しを食らっている(文在寅韓国大統領、ジョンソン・イギリス首相、アーダーン・ニュージーランド首相等)のが、ここまでの各国の対応と結果を見て浮かび上がる教訓である。
株式市場的には、アメリカの感染者数が、今後どうなるかが、最も注目すべきことだろう。トランプ大統領は批判もものかは3ヵ月ぶりに選挙集会を開催したが、空席が目立ち陣営からはコロナ感染者さえ出たという。いずれにせよ、バイデン候補に水をあけられトランプ再選はほぼなくなったとみていいだろう。これの株式市場への影響も、投資家としては考えて行く必要がある。ついでに言えば、安倍首相の方も命運は尽きかけているとみるところだろう。
19日のNYダウは209ドル(0.80%)安。ただNQは0.03%高。最近はNYダウが大幅安でもNQは堅調と言う場合が結構あるので要注意だ。NYダウ先物はさらに358ドル下げている。
日経平均先物は189円安。
22日の、日本株がどうなるか、読みにくい。
最近はNYダウ等に比べ日経平均の健闘が目立つわけだが、これが新型コロナで日本がそこそこ抑え込んでいることへの評価なのか、それ以外の理由によるものか、判然としない。10万円給付金がある程度投資に行っていることも、マザーズ等の小型株高の背景にはあるようだ。
いずれにせよ、今の株高には、安定感が乏しく、注意深く行くことは忘れないようにしたい。
6月21日 22時28分記
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