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2020.05.28
マキヤの妥当株価は1000円~1500円
9890 マキヤ(JQ)
株価 735△20(05月27日終値)
出来高=10600株(05月27日) (売買単位=100株)
実質予想PER=8.1倍(2021年3月期。会社計画の経常利益に基づき算出)
03月13日=616円~794円=05月20日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆
前日付けで推奨したマキヤは754△19と、小型株、特に東証1部以外の小型株には売られるものが多かった中、人気を集め終始堅調で、出来高も急増した。そこで、ここではマキヤの材料や、なぜここで詳述するか等について書こう。
28日の相場は日経平均が497円(2.32%)もの急騰になったにも関わらず、上げるのは大型株がほとんどだった。
2部、JQ、マザーズでは、騰落銘柄数を見ると、そろって値下がり銘柄数の方が多かった。異常なまでに大型株に偏った相場で、やりにくいことおびただしいが、いい株は必ず上がるという信念のもと、頑張るしかない。
こういう時は一発必中で大化け株を適中させるのが、最大の妙薬であり、防御策だというのは、私が経験で覚えたことである。そういうことで必中銘柄を血眼で探していたわけだが、ついに発見。
それは灯台下暗し、前日推奨したマキヤだったというわけである。
【業務スーパーで躍進】
株式市場で、業務スーパーと言えば神戸物産である。同社株は28日は5360△220で、年初来高値圏にある。
マキヤは静岡地盤に総合ディスカウント店「エスポット」展開(四季報)とあるようにディスカウント店のイメージが強いが、近年は業務スーパーに力を入れていて、前期は1新店、今期は3新店で、業務スーパーはついに59店にもなり全店88店の67%を占める。
前稿で書いたように、経常利益は前期9.64億円が今期予想は13.00億円と、このご時世、驚異的な増益予想である。
今期予想1株利益は実質で91.1円である。純利益が経常利益に比し、著しく少ないので、こういう場合は名目の純利益と実質の純利益の平均を1株利益算出に際して採用するという、鎌倉理論の変更ルールを使って算出すると1株利益は74.6円、予想PERは9.9倍になる。
それでは同業他社のPER(実質値)は、どうなっているだろうか。
3038 神戸物産=40.3倍(四季報の予想数字を使うと32.9倍)(2020年10月期)
3160 大光= =19.3倍(2021年5月期)
8142 トーホー=25.9倍(2021年1月期)
9890 マキヤ = 9.9倍(2021年3月期)
各社の業態は多少違うとか、業績の伸びの違い・将来性等も考慮しなければならないが、こうした点でも、マキヤは神戸物産に次ぐ位置にいる。となると、上記のようにマキヤのPERが他社に比べ異常に低いのが、問題視されなくてはならない。
分かりやすい例を挙げて説明しよう。
大光はマキヤと売り上げがほとんど同じである。
予想経常利益はマキヤ13.00億円に対し大光は6.80億円だ。
時価総額はマキヤ77.5億円に対し大光は93.2億円だ。
予想経常利益はマキヤは大光の1.91倍なので、時価総額も大光の1.91倍になるとすると、178.1億円になる。これは株価1690円になる。
各社のPERは超高PERの神戸物産を除いて大光、トーホーの平均をとると22.6倍になる。これをマキヤに適用すると株価は1686円になる。
奇しくもどちらで計算しても1690円程度が人並みに評価した株価となる。
とりあえずは控えめに1000円
次はPER15倍の1119円
ある程度同業他社並みに買ってPER20倍の1492円
要するに時価の735円というのは、実態を全く反映していない超割安株価であり、今後1000円から1100円程度は、控えめにみてもあっていい、中期的には1500円程度が妥当な株価だということである。
ここ小型株にはきつい相場展開になっているが、29日は、マキヤを先頭に、小型株、当道場銘柄が活躍する相場になりそうだ(半分は期待込みで)。
5月28日 23時20分記
株価 735△20(05月27日終値)
出来高=10600株(05月27日) (売買単位=100株)
実質予想PER=8.1倍(2021年3月期。会社計画の経常利益に基づき算出)
03月13日=616円~794円=05月20日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆
前日付けで推奨したマキヤは754△19と、小型株、特に東証1部以外の小型株には売られるものが多かった中、人気を集め終始堅調で、出来高も急増した。そこで、ここではマキヤの材料や、なぜここで詳述するか等について書こう。
28日の相場は日経平均が497円(2.32%)もの急騰になったにも関わらず、上げるのは大型株がほとんどだった。
2部、JQ、マザーズでは、騰落銘柄数を見ると、そろって値下がり銘柄数の方が多かった。異常なまでに大型株に偏った相場で、やりにくいことおびただしいが、いい株は必ず上がるという信念のもと、頑張るしかない。
こういう時は一発必中で大化け株を適中させるのが、最大の妙薬であり、防御策だというのは、私が経験で覚えたことである。そういうことで必中銘柄を血眼で探していたわけだが、ついに発見。
それは灯台下暗し、前日推奨したマキヤだったというわけである。
【業務スーパーで躍進】
株式市場で、業務スーパーと言えば神戸物産である。同社株は28日は5360△220で、年初来高値圏にある。
マキヤは静岡地盤に総合ディスカウント店「エスポット」展開(四季報)とあるようにディスカウント店のイメージが強いが、近年は業務スーパーに力を入れていて、前期は1新店、今期は3新店で、業務スーパーはついに59店にもなり全店88店の67%を占める。
前稿で書いたように、経常利益は前期9.64億円が今期予想は13.00億円と、このご時世、驚異的な増益予想である。
今期予想1株利益は実質で91.1円である。純利益が経常利益に比し、著しく少ないので、こういう場合は名目の純利益と実質の純利益の平均を1株利益算出に際して採用するという、鎌倉理論の変更ルールを使って算出すると1株利益は74.6円、予想PERは9.9倍になる。
それでは同業他社のPER(実質値)は、どうなっているだろうか。
3038 神戸物産=40.3倍(四季報の予想数字を使うと32.9倍)(2020年10月期)
3160 大光= =19.3倍(2021年5月期)
8142 トーホー=25.9倍(2021年1月期)
9890 マキヤ = 9.9倍(2021年3月期)
各社の業態は多少違うとか、業績の伸びの違い・将来性等も考慮しなければならないが、こうした点でも、マキヤは神戸物産に次ぐ位置にいる。となると、上記のようにマキヤのPERが他社に比べ異常に低いのが、問題視されなくてはならない。
分かりやすい例を挙げて説明しよう。
大光はマキヤと売り上げがほとんど同じである。
予想経常利益はマキヤ13.00億円に対し大光は6.80億円だ。
時価総額はマキヤ77.5億円に対し大光は93.2億円だ。
予想経常利益はマキヤは大光の1.91倍なので、時価総額も大光の1.91倍になるとすると、178.1億円になる。これは株価1690円になる。
各社のPERは超高PERの神戸物産を除いて大光、トーホーの平均をとると22.6倍になる。これをマキヤに適用すると株価は1686円になる。
奇しくもどちらで計算しても1690円程度が人並みに評価した株価となる。
とりあえずは控えめに1000円
次はPER15倍の1119円
ある程度同業他社並みに買ってPER20倍の1492円
要するに時価の735円というのは、実態を全く反映していない超割安株価であり、今後1000円から1100円程度は、控えめにみてもあっていい、中期的には1500円程度が妥当な株価だということである。
ここ小型株にはきつい相場展開になっているが、29日は、マキヤを先頭に、小型株、当道場銘柄が活躍する相場になりそうだ(半分は期待込みで)。
5月28日 23時20分記
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