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2020.04.29
コロナ終息を読む相場か
28日の相場は小動きだった。前日のNYダウ、NQがともに大幅安だったわけだが、最近の日本株(日経平均、TOPIX)は、直接的な連動性は薄れている(ただし2、3日間で見た場合は連動性はそれなりにある)ように思う。
日経平均は12円(0.06%)安、TOPIXは0.13%高だった。大型株指数のみマイナスで中型株指数、小型株指数はプラスだった。騰落銘柄数も値上がりの方がかなり多かった。
業種別では、空運、電気機器、精密機器などの値上がりが目立った。化学、陸運、繊維製品などは値下がりした。こうしてみると、新型コロナがらみで売られた銘柄が買われる一方、買われた銘柄が売られたことが鮮明である。
日本のコロナ状況は、東京都の感染者数が28日は一転112人に急増(26日72人、27日39人)したわけだが、29日は再び47人と低水準に戻った。日曜日は保健所等で休みのところが多くて翌月曜日の感染者数が激減する(非常時にこんなことでいいのだろうかと思うが)ということを加味すると、感染者数の減少(それもかなりの)傾向は、ほぼ明らかと言っていいだろう。それでも、緊急事態宣言は5.07日以降も延長の方向がほぼ確定的なようだ。しかし、株式市場は、実態を織り込もうとしているということだろう。
世界では、一段と、外出規制等の緩和に踏み込む国が増えている。各国の増加感染者数も改善の方向だ。
NY州では入院率が一段と低下したとしてクオモ知事が経済再開に言及した。
こうしたことから、日本の株式相場も、物色の方向が、大きく変化する可能性が十分ある。かといって、にわかに、ここで空運株を買うといった決断に踏み切る勇気はなかなか持てないが、少なくとも、コロナ状況の悪化を前提にした投資行動は、とりあえず控えたほうがよさそうだ。
28日の当道場銘柄の値動きを振り返っておこう。
ウィザス(推)は510△10と続伸。物色動向の変化や為替動向にも左右されないので、問題は出来高だけだろう。個人投資家が姿勢を高めてくることが期待される。
シグマクシス(推)は一時は23円安まであったが1530△37の高値引け。今期業績予想が増益の好業績企業への人気は一段と高まっている。シグマクシスも予断は許さないが期待していいだろう。
JBCC(推)、JFEシステムズ(推)、船井総研、両毛システムズのSI関連も上げたが、これらもJFEシステムズの好決算で分かるように、今期決算に期待が持てる。
ディップ(推)、UTグループ(当道場銘柄ではない)なども、そろって大きく上げた。コロナで悪影響が甚大として、極端に売り込まれた(ディップの場合、昨年末の3470円→837円=4.06日)わけだが、今後のコロナ終息を読んだ場合、これら派遣業界は、もっとも鋭角的に業績が回復しそうだ。かなり、ここかなり上げたので、どこで入るかは難しいが、物色対象として、値動きを注視していくところだ。
PCN、エコスは、ここ大きく上げた反動もあってか、下げた。歯愛メディカル(推)も反落した。
NYダウは現在410ル高、日経平均先物も559円高になっている。
4月29日 22時44分記
日経平均は12円(0.06%)安、TOPIXは0.13%高だった。大型株指数のみマイナスで中型株指数、小型株指数はプラスだった。騰落銘柄数も値上がりの方がかなり多かった。
業種別では、空運、電気機器、精密機器などの値上がりが目立った。化学、陸運、繊維製品などは値下がりした。こうしてみると、新型コロナがらみで売られた銘柄が買われる一方、買われた銘柄が売られたことが鮮明である。
日本のコロナ状況は、東京都の感染者数が28日は一転112人に急増(26日72人、27日39人)したわけだが、29日は再び47人と低水準に戻った。日曜日は保健所等で休みのところが多くて翌月曜日の感染者数が激減する(非常時にこんなことでいいのだろうかと思うが)ということを加味すると、感染者数の減少(それもかなりの)傾向は、ほぼ明らかと言っていいだろう。それでも、緊急事態宣言は5.07日以降も延長の方向がほぼ確定的なようだ。しかし、株式市場は、実態を織り込もうとしているということだろう。
世界では、一段と、外出規制等の緩和に踏み込む国が増えている。各国の増加感染者数も改善の方向だ。
NY州では入院率が一段と低下したとしてクオモ知事が経済再開に言及した。
こうしたことから、日本の株式相場も、物色の方向が、大きく変化する可能性が十分ある。かといって、にわかに、ここで空運株を買うといった決断に踏み切る勇気はなかなか持てないが、少なくとも、コロナ状況の悪化を前提にした投資行動は、とりあえず控えたほうがよさそうだ。
28日の当道場銘柄の値動きを振り返っておこう。
ウィザス(推)は510△10と続伸。物色動向の変化や為替動向にも左右されないので、問題は出来高だけだろう。個人投資家が姿勢を高めてくることが期待される。
シグマクシス(推)は一時は23円安まであったが1530△37の高値引け。今期業績予想が増益の好業績企業への人気は一段と高まっている。シグマクシスも予断は許さないが期待していいだろう。
JBCC(推)、JFEシステムズ(推)、船井総研、両毛システムズのSI関連も上げたが、これらもJFEシステムズの好決算で分かるように、今期決算に期待が持てる。
ディップ(推)、UTグループ(当道場銘柄ではない)なども、そろって大きく上げた。コロナで悪影響が甚大として、極端に売り込まれた(ディップの場合、昨年末の3470円→837円=4.06日)わけだが、今後のコロナ終息を読んだ場合、これら派遣業界は、もっとも鋭角的に業績が回復しそうだ。かなり、ここかなり上げたので、どこで入るかは難しいが、物色対象として、値動きを注視していくところだ。
PCN、エコスは、ここ大きく上げた反動もあってか、下げた。歯愛メディカル(推)も反落した。
NYダウは現在410ル高、日経平均先物も559円高になっている。
4月29日 22時44分記
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