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2020.03.19
底なしの下げが続く。専守防衛で
前稿で以下のように書いた。
>いずれにせよ、連日、激しい乱高下となっており、先行きもあまり明るくない。1日で高いところも結構あるので、持ち高をあまり減らしていない方は特にそうだが、そういう時をうまくつかんで持ち高を減らすようにしよう。
18日の相場でも、このことは当てはまり、そうした投資行動が、ダメージを軽減し、何とか生き延びて行く方策として有効なことを示した。以下はこの日の高値と終値がいかに様変わりになったかを示したものである。
両毛システムズ=2144△134→1953▼57
正興電機(推)=947△31→860▼56
メニコン(推)=4025△70→3815▼140
東エレデバ=2096△101→1968▼27
といった具合である。
トランプ政権が総額1兆ドルの景気刺激策の検討に入ったことを好感、17日のNYダウは1049ドル(5.19%)の急反発となった。日本市場が開くころには、すでにNYダウ先物は大きく下げていたため、日経平均は143円の比較的小幅な上げで始まったが、それでも高値では385円高まであった。しかし後場後半になるとNYダウ先物の下げ幅拡大もあって急速に崩れ313円安まであって終値は285円(1.68%)安だった。
ただしこれはソフトバンクGの10.90%の暴落が大きく響いていて、実態としては騰落銘柄数(値上がり857、値下がり1274)で分かるように、そう大きな下げだったわけではない。指数大型、同中型とも小幅プラスで同小型のみ1%近いマイナスだった。このため大型株の影響の大きいTOPIXは0.19%のプラスだった。
JQ指数は0.29%高、マザーズ指数は1.20%安だった。
ウィザス(推)は買い気配で始まり、12時57分には536△80のストップ高となった。その後は全般安に引きずられ479円まで下押しする場面があって494△38。私を含め、ウィザスを主力にしておいた方は、救われたことであろう。
成学社740△56のほか明光ネットも高く、コロナで買える銘柄がほとんどない中、注目を集めたということだろう。
NYダウは現在2万ドルを割り込んでなお下げ止まらない状況にある。連れて日経平均先物も300円を大きく上回る下落となっている。
新型コロナウイルスに収束の兆しが全く見られず、世界各国で入国禁止・外出禁止といった措置が急速に広がっている状況では
何兆ドルの対策も心に響かない。
アビガンが中国で効果が確認された(17日発表)わけだが、富士フィルムはストップ高したものの、相場全般には全く効かなかった。劇的に治癒するわけではないので、株式相場全般にまで波及する力はないということだろう。
となると、ワクチンも開発に成功したとしても実際に使えるようになるのは遠い先の話であり、たいして期待できそうにない。
やはり、各国で新規の感染者数が大きく減少するということが顕著に分かるようになることが何より重要だろう。それが各国の取った対策の効果によるものであれ、気温の上昇によるものであれ、結果さえ出ればいいわけである。
残念ながら、ここはやはり持ち高を極力少なくし、専守防衛で身を守り、事態の好転を待つしかなさそうだ。
3月19日 0時44分記
>いずれにせよ、連日、激しい乱高下となっており、先行きもあまり明るくない。1日で高いところも結構あるので、持ち高をあまり減らしていない方は特にそうだが、そういう時をうまくつかんで持ち高を減らすようにしよう。
18日の相場でも、このことは当てはまり、そうした投資行動が、ダメージを軽減し、何とか生き延びて行く方策として有効なことを示した。以下はこの日の高値と終値がいかに様変わりになったかを示したものである。
両毛システムズ=2144△134→1953▼57
正興電機(推)=947△31→860▼56
メニコン(推)=4025△70→3815▼140
東エレデバ=2096△101→1968▼27
といった具合である。
トランプ政権が総額1兆ドルの景気刺激策の検討に入ったことを好感、17日のNYダウは1049ドル(5.19%)の急反発となった。日本市場が開くころには、すでにNYダウ先物は大きく下げていたため、日経平均は143円の比較的小幅な上げで始まったが、それでも高値では385円高まであった。しかし後場後半になるとNYダウ先物の下げ幅拡大もあって急速に崩れ313円安まであって終値は285円(1.68%)安だった。
ただしこれはソフトバンクGの10.90%の暴落が大きく響いていて、実態としては騰落銘柄数(値上がり857、値下がり1274)で分かるように、そう大きな下げだったわけではない。指数大型、同中型とも小幅プラスで同小型のみ1%近いマイナスだった。このため大型株の影響の大きいTOPIXは0.19%のプラスだった。
JQ指数は0.29%高、マザーズ指数は1.20%安だった。
ウィザス(推)は買い気配で始まり、12時57分には536△80のストップ高となった。その後は全般安に引きずられ479円まで下押しする場面があって494△38。私を含め、ウィザスを主力にしておいた方は、救われたことであろう。
成学社740△56のほか明光ネットも高く、コロナで買える銘柄がほとんどない中、注目を集めたということだろう。
NYダウは現在2万ドルを割り込んでなお下げ止まらない状況にある。連れて日経平均先物も300円を大きく上回る下落となっている。
新型コロナウイルスに収束の兆しが全く見られず、世界各国で入国禁止・外出禁止といった措置が急速に広がっている状況では
何兆ドルの対策も心に響かない。
アビガンが中国で効果が確認された(17日発表)わけだが、富士フィルムはストップ高したものの、相場全般には全く効かなかった。劇的に治癒するわけではないので、株式相場全般にまで波及する力はないということだろう。
となると、ワクチンも開発に成功したとしても実際に使えるようになるのは遠い先の話であり、たいして期待できそうにない。
やはり、各国で新規の感染者数が大きく減少するということが顕著に分かるようになることが何より重要だろう。それが各国の取った対策の効果によるものであれ、気温の上昇によるものであれ、結果さえ出ればいいわけである。
残念ながら、ここはやはり持ち高を極力少なくし、専守防衛で身を守り、事態の好転を待つしかなさそうだ。
3月19日 0時44分記
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