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2020.03.17
誰にも予想不能な相場が続く
前日のNYダウは2997ドル(12.9%)安と、過去最大の下落となった。
注=ただし、これは下落幅であって、下落率としては過去4番目になる。最大の下落率だったのは、やはり1987年10.19日のブラックマンデーで、10.16日(金)2246ドルだったNYダウが508ドル安を演じたわけで、下落率は22.6%。今回の12.9%の1.8倍弱になる。
ちなみにこの時の日経平均は20日3836円安となったわけだが、下落率は19日と20日の合計で16.9%だった。
これを受けての17日の日本株だが、13日のNYダウが1985ドル(9.36%)高したときに429円(2.46%)安だった(16日)こともあって、複雑な動きを見せることになった。すなわち、はじめは単純にNYダウ暴落につられて急落、623円安まであった。その後は落ち着きを取り戻し、上記のようなことにも頭が行ったか猛反発、一時は555円高まであった。その後は前日終値を挟んで上下動、結局9円(0.06%)高で終えた。
ただしファストリ4.83%安の影響が大きく、騰落銘柄数的には値上がり1873、値下がり273と圧倒的に値上がりする銘柄が多かった。また大型株の値上がり率は小さかったが小型株の値上がり率は4.82%に達した。
JQ指数は2.12%高(前日上げていたので上昇率が小さくなったと思われる)、マザーズ指数は6.11%高だった。
当道場銘柄は、ほとんどが上げた。
ウィザス(推)は464円まであって456△39。コロナの影響はほとんど受けず業績も絶好調なので、地合いさえ落ち着けば大きく戻すことが期待できよう。なお新四季報では2020年3月期の経常利益は前号比0.5億円減の14.00億円(会社計画は13.7億円)だが、これは「費用前倒し」のため(四季報)であり、悪材料視するに当たらない。21年3月期は15.5億円と大幅増益予想。現下の経済・社会情勢を考慮すると、いかに素晴らしい業績かがよく分かろう。
正興電機(推)は925円まであって916△41と続伸。新四季報では2020年12月期の予想経常利益は会社計画の15.45億円とほぼ同じ15.50億円、21年12月期は16.5億円予想だ。この経済情勢でも順調に利益を伸ばすことに注目したい。
メニコンは高値から3割以上も下げた反動も手伝ってか4015円まであって3955△490(東証1部値上がり率22位)。
NSW(推)、JBCC(推)、JFEシステムズ(推)のSI関連も、そろって上げた。
とりあえず、このように17日は、小型株に限って言えば大きく上げた。ただ、これで底入れかと言うと、とてもそういう雰囲気ではない。とは言え、ここまで下げたら極端に悲観的になるのはむしろ危険だろう。コロナに注意を払いつつ、慎重に帰趨を見きわめたい。
NYダウは2万ドルを割り込んだ後、2万ドルを回復、その後はかなり戻し現在はプラス圏で乱高下中。日経平均先物・大証夜間は500円を超す下げから下げ幅を縮小、現在は300円前後の下げとなっている。最後はどうなるか判定不能だ。
いずれにせよ、連日、激しい乱高下となっており、先行きもあまり明るくない。1日で高いところも結構あるので、持ち高をあまり減らしていない方は特にそうだが、そういう時をうまくつかんで持ち高を減らすようにしよう。
私は旅行に行く前にかなり処分、10日に続き17日もそれなりに売ったので、資金繰り的には楽になり持ち高もかなり少ないので、少々の下げは、どんと来いと言えるくらいの心境だ。
ある程度はチャンスに買い出動できるように資金を確保、ここぞというときに備えたい。
新四季報が出たが、こういう状況ではどうにもならないので(半分は言い訳)、実は、ほとんど読んでいない。これはという銘柄を見つけてチェックしても上げていない、場合によっては安値更新中だったりする。よかったと思う一方、これじゃあ困るんだよなとも思う。
そういうわけで、旅の疲れもあるので、今週中には読了、来週早々には、有望銘柄を紹介できればと考えている。
3月17日 23時56分記
注=ただし、これは下落幅であって、下落率としては過去4番目になる。最大の下落率だったのは、やはり1987年10.19日のブラックマンデーで、10.16日(金)2246ドルだったNYダウが508ドル安を演じたわけで、下落率は22.6%。今回の12.9%の1.8倍弱になる。
ちなみにこの時の日経平均は20日3836円安となったわけだが、下落率は19日と20日の合計で16.9%だった。
これを受けての17日の日本株だが、13日のNYダウが1985ドル(9.36%)高したときに429円(2.46%)安だった(16日)こともあって、複雑な動きを見せることになった。すなわち、はじめは単純にNYダウ暴落につられて急落、623円安まであった。その後は落ち着きを取り戻し、上記のようなことにも頭が行ったか猛反発、一時は555円高まであった。その後は前日終値を挟んで上下動、結局9円(0.06%)高で終えた。
ただしファストリ4.83%安の影響が大きく、騰落銘柄数的には値上がり1873、値下がり273と圧倒的に値上がりする銘柄が多かった。また大型株の値上がり率は小さかったが小型株の値上がり率は4.82%に達した。
JQ指数は2.12%高(前日上げていたので上昇率が小さくなったと思われる)、マザーズ指数は6.11%高だった。
当道場銘柄は、ほとんどが上げた。
ウィザス(推)は464円まであって456△39。コロナの影響はほとんど受けず業績も絶好調なので、地合いさえ落ち着けば大きく戻すことが期待できよう。なお新四季報では2020年3月期の経常利益は前号比0.5億円減の14.00億円(会社計画は13.7億円)だが、これは「費用前倒し」のため(四季報)であり、悪材料視するに当たらない。21年3月期は15.5億円と大幅増益予想。現下の経済・社会情勢を考慮すると、いかに素晴らしい業績かがよく分かろう。
正興電機(推)は925円まであって916△41と続伸。新四季報では2020年12月期の予想経常利益は会社計画の15.45億円とほぼ同じ15.50億円、21年12月期は16.5億円予想だ。この経済情勢でも順調に利益を伸ばすことに注目したい。
メニコンは高値から3割以上も下げた反動も手伝ってか4015円まであって3955△490(東証1部値上がり率22位)。
NSW(推)、JBCC(推)、JFEシステムズ(推)のSI関連も、そろって上げた。
とりあえず、このように17日は、小型株に限って言えば大きく上げた。ただ、これで底入れかと言うと、とてもそういう雰囲気ではない。とは言え、ここまで下げたら極端に悲観的になるのはむしろ危険だろう。コロナに注意を払いつつ、慎重に帰趨を見きわめたい。
NYダウは2万ドルを割り込んだ後、2万ドルを回復、その後はかなり戻し現在はプラス圏で乱高下中。日経平均先物・大証夜間は500円を超す下げから下げ幅を縮小、現在は300円前後の下げとなっている。最後はどうなるか判定不能だ。
いずれにせよ、連日、激しい乱高下となっており、先行きもあまり明るくない。1日で高いところも結構あるので、持ち高をあまり減らしていない方は特にそうだが、そういう時をうまくつかんで持ち高を減らすようにしよう。
私は旅行に行く前にかなり処分、10日に続き17日もそれなりに売ったので、資金繰り的には楽になり持ち高もかなり少ないので、少々の下げは、どんと来いと言えるくらいの心境だ。
ある程度はチャンスに買い出動できるように資金を確保、ここぞというときに備えたい。
新四季報が出たが、こういう状況ではどうにもならないので(半分は言い訳)、実は、ほとんど読んでいない。これはという銘柄を見つけてチェックしても上げていない、場合によっては安値更新中だったりする。よかったと思う一方、これじゃあ困るんだよなとも思う。
そういうわけで、旅の疲れもあるので、今週中には読了、来週早々には、有望銘柄を紹介できればと考えている。
3月17日 23時56分記
ツバサ
いつもブログ楽しみに読ませて頂いて
おります、ご無事に帰国されたようで
お疲れ様でした。
さて今回の暴落中自分も
海外におり、去年の推奨銘柄のウィザスが
あまりの下げっぷりに
調子に乗ってつい買いまくってしまい、
どうなるかなと思っていました。
元々は進学塾屋さんでしたが今は
通信制高校の運営の方が柱となっていて
今回の私立高校無償化でお金を払うのは
国なわけでコロナ不況とは無縁なのではと
思っています。コナミと提携してEスポーツ
のコースも新設され更に入学者が増えるのではと考え今日のストップ高で売ろうかな
と迷いましたが、取り敢えず600位は戻る
かなーと我慢してみました。
先生のお見立てを良ければお聞かせください、いつもありがとうございます
おります、ご無事に帰国されたようで
お疲れ様でした。
さて今回の暴落中自分も
海外におり、去年の推奨銘柄のウィザスが
あまりの下げっぷりに
調子に乗ってつい買いまくってしまい、
どうなるかなと思っていました。
元々は進学塾屋さんでしたが今は
通信制高校の運営の方が柱となっていて
今回の私立高校無償化でお金を払うのは
国なわけでコロナ不況とは無縁なのではと
思っています。コナミと提携してEスポーツ
のコースも新設され更に入学者が増えるのではと考え今日のストップ高で売ろうかな
と迷いましたが、取り敢えず600位は戻る
かなーと我慢してみました。
先生のお見立てを良ければお聞かせください、いつもありがとうございます
2020/03/18 Wed 20:11 URL [ Edit ]
鎌倉雄介
> ツバサ さん。
ご覧の通りの目まぐるしく動く相場ですので、
タイムラグのある、こういう欄でどうこう書いても始まらないというのが
正直なところです。
昨日ストップ高したウィザス、富士フィルムとも、前引け段階では大幅安。
一方、昨日大きく下げたメニコンは4300△485と暴騰。
予測不能なのですから、大きく上げたところは一部は売るという戦略が
やはりこういう時には一番いいように思います。
決めつけてやると外れた時が悲惨なことになります。
ご覧の通りの目まぐるしく動く相場ですので、
タイムラグのある、こういう欄でどうこう書いても始まらないというのが
正直なところです。
昨日ストップ高したウィザス、富士フィルムとも、前引け段階では大幅安。
一方、昨日大きく下げたメニコンは4300△485と暴騰。
予測不能なのですから、大きく上げたところは一部は売るという戦略が
やはりこういう時には一番いいように思います。
決めつけてやると外れた時が悲惨なことになります。
2020/03/19 Thu 11:47 URL [ Edit ]
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