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前日のNYダウは2997ドル(12.9%)安と、過去最大の下落となった。
注=ただし、これは下落幅であって、下落率としては過去4番目になる。最大の下落率だったのは、やはり1987年10.19日のブラックマンデーで、10.16日(金)2246ドルだったNYダウが508ドル安を演じたわけで、下落率は22.6%。今回の12.9%の1.8倍弱になる。
ちなみにこの時の日経平均は20日3836円安となったわけだが、下落率は19日と20日の合計で16.9%だった。

これを受けての17日の日本株だが、13日のNYダウが1985ドル(9.36%)高したときに429円(2.46%)安だった(16日)こともあって、複雑な動きを見せることになった。すなわち、はじめは単純にNYダウ暴落につられて急落、623円安まであった。その後は落ち着きを取り戻し、上記のようなことにも頭が行ったか猛反発、一時は555円高まであった。その後は前日終値を挟んで上下動、結局9円(0.06%)高で終えた。
ただしファストリ4.83%安の影響が大きく、騰落銘柄数的には値上がり1873、値下がり273と圧倒的に値上がりする銘柄が多かった。また大型株の値上がり率は小さかったが小型株の値上がり率は4.82%に達した。
JQ指数は2.12%高(前日上げていたので上昇率が小さくなったと思われる)、マザーズ指数は6.11%高だった。

当道場銘柄は、ほとんどが上げた。
ウィザス(推)は464円まであって456△39。コロナの影響はほとんど受けず業績も絶好調なので、地合いさえ落ち着けば大きく戻すことが期待できよう。なお新四季報では2020年3月期の経常利益は前号比0.5億円減の14.00億円(会社計画は13.7億円)だが、これは「費用前倒し」のため(四季報)であり、悪材料視するに当たらない。21年3月期は15.5億円と大幅増益予想。現下の経済・社会情勢を考慮すると、いかに素晴らしい業績かがよく分かろう。

正興電機(推)は925円まであって916△41と続伸。新四季報では2020年12月期の予想経常利益は会社計画の15.45億円とほぼ同じ15.50億円、21年12月期は16.5億円予想だ。この経済情勢でも順調に利益を伸ばすことに注目したい。

メニコンは高値から3割以上も下げた反動も手伝ってか4015円まであって3955△490(東証1部値上がり率22位)。

NSW(推)、JBCC(推)、JFEシステムズ(推)のSI関連も、そろって上げた。

とりあえず、このように17日は、小型株に限って言えば大きく上げた。ただ、これで底入れかと言うと、とてもそういう雰囲気ではない。とは言え、ここまで下げたら極端に悲観的になるのはむしろ危険だろう。コロナに注意を払いつつ、慎重に帰趨を見きわめたい。
NYダウは2万ドルを割り込んだ後、2万ドルを回復、その後はかなり戻し現在はプラス圏で乱高下中。日経平均先物・大証夜間は500円を超す下げから下げ幅を縮小、現在は300円前後の下げとなっている。最後はどうなるか判定不能だ。

いずれにせよ、連日、激しい乱高下となっており、先行きもあまり明るくない。1日で高いところも結構あるので、持ち高をあまり減らしていない方は特にそうだが、そういう時をうまくつかんで持ち高を減らすようにしよう。
私は旅行に行く前にかなり処分、10日に続き17日もそれなりに売ったので、資金繰り的には楽になり持ち高もかなり少ないので、少々の下げは、どんと来いと言えるくらいの心境だ。
ある程度はチャンスに買い出動できるように資金を確保、ここぞというときに備えたい。

新四季報が出たが、こういう状況ではどうにもならないので(半分は言い訳)、実は、ほとんど読んでいない。これはという銘柄を見つけてチェックしても上げていない、場合によっては安値更新中だったりする。よかったと思う一方、これじゃあ困るんだよなとも思う。
そういうわけで、旅の疲れもあるので、今週中には読了、来週早々には、有望銘柄を紹介できればと考えている。

3月17日 23時56分記
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