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24日の日経平均は32円(0.13%)高だったわけだが、これは例によって実態とかけ離れた数字なので、注意されたい。

     値上り 値下り 日経平均
23日   459  1626   ▼236
24日   514  1536   △32

つまり、騰落銘柄数でみると、23日と24日は大差なく、両日とも値下がり銘柄が圧倒的に多かったわけだが、、23日の236円安に対し24日は32円高となったわけである。
これはもちろん、日経平均採用銘柄中心に主力大型株に値上がりするものが多かった一方、その他銘柄は大半が値下がりしたためである。
こういういびつな現象について、日経は触れたがらず(日経平均の信頼性に疑念を生じさせかねないためであろう)、その他のマスコミは株式相場について自信を持ってかけるレベルの記者をほとんど抱えていない(私の推測)ため、問題点を自覚さえしていない。
25日の日経朝刊は24日の相場について、以下のように書いている。
>日経平均株価は小幅反発。米インテルの好決算を受け、半導体関連株などが買われた。新型肺炎の感染拡大で警戒された香港ハンセン指数が落ち着いた動きになったことも支えになった。もっとも上値では短期筋が利益確定売りを出した。

指数大型は0.18%上げたが、指数中型、小型とも値下がり、特に小型は0.64%というかなりの値下がりだった。単純平均も0.44%の値下がりだった。大型株の影響が大のTOPIXさえ0.06%の値下がりだったのである。
JQ指数は0.64%安、マザーズは1.16%の大幅安だった。

日経新聞の株式欄は、かつては【新興】などの欄もあったのだが、今は【株式】だけになり、ほとんど日経平均のことしか書かない。23日付けには末尾にJPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反落。とある。TOPIXの扱いが、ほとんど誰も知らない
JPX日経インデックス400以下の扱いなのは笑止だろう。

新型肺炎ついては日経の25日の書きぶりでも分かるように、日本では(私も含め)比較的軽く見られていた節がある。しかし、日々感染の広がりが報道され、さらには武漢の交通遮断、人から人への感染確認等、事態の深刻化がはっきりしつつある。

24日のNYダウは170ドル(0.58%)安、NQも0.93%安だった。
CME日経平均先物は217円(0.91%)安、為替も1ドル109.30円と大きく円高が進んでいる。
この後の新型肺炎のの感染動向を、日本の市場がどう受け止めるか、27日の東証の値動きを見ないことには、何とも言えない。
いずれにせよ、新たな懸念材料が明確に出てきたわけで、その動向には注意を怠れない。
SARSの時の対応遅れを教訓に今回は中国政府も比較的迅速に対応している。どの程度信用していいか疑問なしとしないが、感染力は今回のはSARSよりはかなり弱いという(ただし変異を起こしSARSのようになる懸念もあるとのことなので、ある程度は、そういう事態も念頭に置いておく必要はある)。

今さら、新型肺炎関連を買ってもと思うので、ほとんどそうした銘柄に関心もないが、悔やまれることはある。
かつての推奨銘柄のニイタカが暴騰したのを見逃したことである。
1.21日1870△96、22日2222△352、23日2330△108
12.27日に発表した中間期決算が好内容だったところに、今回の事態で除菌・消毒剤で特需が期待できるだけに、万年割安株のイメージ払しょくのチャンスだろう。

新型肺炎次第で相場は大きく変わるわけだが、これはとりあえず考慮に入れない前提で、道場銘柄について簡単に触れておこう。

ディップ(推)、メニコン(推)は、ここ快調に上げている。
ディップの場合、8年以上も前になるが2011年11.16日に推奨した時が22080円。その後100分割、5分割を実施しているので、22080円は現在の株価と比較するには500で割って44.16円ということになる。それが1.24日は3585△95で、昨年来高値=上場来高値3620円に迫った。大昔と比べてもしようがないが、事実として81倍になったわけである。
これだけ化けた実績のある銘柄であり、また今後の急成長につながる材料も有するので、かなりの自信を持って推奨した(11.06日3045円)わけだが、なかなか素直には上げてくれなかった。しかし、今こうしてディップらしい軽やかな上昇気流入りした以上、上値は想像を絶するものになる夢さえあるのではないか。

メニコンは1.07日くらいから人が変わったかのように、すいすい上げている。24日は6連騰となる5180△110。四季報等でここ5年以上の業績推移をみれば、いかに快調に業績を伸ばしているかが容易にわかる。
エムスリーは2021年3月期の税前利益(経常利益)は2015年3月期比2.6倍になる予想だ(四季報予想)。
メニコンは同期間、経常利益は3.1倍になる予想だ(同)。
もちろん、だからと言ってメニコンがエムスリー並みのPERまで買っていいということには直ちになるわけではないが、比較してメニコンの目標値を考えるのは、それなりに意味はあろう。
エムスリーの来期予想実質PERは73.6倍
メニコンの  来期予想実質PERは30.7倍
言いたいのは、メニコンが12416円(PER73.6倍)になるだろうということではなく、上記のような分析からすると、もうこんなに上げたんだからそろそろ売り時かなではなく、天井ははるか上かもしれないぞという視点を持って、株価を見て行くべきだろうということである。とりあえずは5500円まではあるかくらいの気構えで。

両毛システムズは決算発表が1.28日。2020年3月期の経常利益は会社計画で7.4億円。ところが4-9月期で6.72億円だった。消費増税前の駆け込み需要のせいもあるが、それにしても、あと0.68憶円で通期の会社計画に達する。28日の4-12月期決算で経常利益は7.4億円を上回る可能性は大だろう。そうすれば必然的に、通期予想も上方修正になるわけである。四季報予想は9.4億円(前号の8.9億円予想から増額)だが、これを上回る数字を会社が出せば面白いが、慎重な会社なので、どうなるか。

東京エレデバ、東京応化は上げたわけだが、これはインテルの好決算を受け、日本でも東京エレクトロン、レーザーテック、内外テックなど半導体関連が上げたのと連動してのもの。世界景気が好調を維持できれば半導体関連はなお上げをけん引する存在であり、関連銘柄の株価も好調に推移するだろう。

正興電機(推)は投資家心理次第のところがあり、読みが難しい。言えることは蓄電システムの分を入れなくても増益予想のわけで、固めにみてもある程度は売れるだろうから業績面の心配はないだろう。

ウィザス(推)は612円まであって633▼14で5日続落となった。1.08日に603円まで突っ込んで640▼37と急落した時も出来高が急増12.4万株余になった。今回も同様で9.5万株余に急増した。ただこうした現象は珍しくもないというか、むしろ普通のことに最近はなっている。つまり株価の大幅安局面で出来高が膨らみ、新高値といった局面で意外に出来高は膨らまないという現象が、少なくとも小型株では頻発しているのである。理由ははっきりしないが個人投資家の買い意欲の小ささ、先行きへの自信のなさが影響しているのかもしれない。
いずれにせよ、ファンダメンタルズからすれば、この株価は下げ過ぎだ。新型肺炎もあるので、一時的にはさらなる下げも無きにしも非ずだが、基本的に、ここは底値圏とみていいだろう。少なくとも、売りなど考えるのは愚の骨頂だろう。環境さえ好転すれば、そこは買い場になろう。

1月26日 23時11分記



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