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今回の大震災ほど、避難場所(防災拠点)のあり方が問われたことは、ないだろう。
それは被害の甚大さ以上に避難が長期化しているからである。

本来、私のような門外漢の出る幕ではないのだが、TVに出まくっている防災の専門家などの言っていることを聞いていると、こりゃだめだと思わざるを得なくなり、あえて筆を執る次第だ。

今回は避難所に常備すべきものに的を絞って書くこととする。
現行の避難所の常備しているものは、毛布、カンパン、飲料水、懐中電灯プラスαくらいなのではないか。結局以前に書いた交番と同じで、戦後まもなくのまま、シーラカンスかカブトガニかムカシトンボ状態なのである。

以下に書くことは、網羅する意図は毛頭なく、現在の避難所ではまったく無視されていて無いであろうものを中心にする。

①生活上必須のもの

カセットコンロおよびカセットボンベ・・・これがあれば停電、ガス停止時でも、湯を沸かす・煮炊きするなどが可能だ。

湯たんぽ・・・かなり前の稿で論じたように、これとカセットコンロさえあれば寒さが大いに緩和される。少量の水、それも飲料に適さないものでもいい、があれば使えるのも頼もしい。

携帯トイレ・・・どういうものが最もいいかは良く検討する必要があるが、例えば通販で容量900CCのものが男性用・女性用とも4900円で売っている。

ランタン・・・LED乾電池式、LED充電式などいろいろある。

薬・・・着の身着のままで避難する人が多数いる想定で考えると、慢性病、持病的なもので命にかかわりかねない病気用の基本的なものプラスαはそろえておくべきだ。専門家の意見を聞いて決めればいいが、私の知見で例を挙げれば、降圧剤、糖尿病治療薬、胃壁保護のガスター10のようなもの。

食糧・・・カンパンと決まっているような感があるが、温かいもの等もっと真剣に、避難の長期化(物資が届かないままの)も考えて選択したい。例えばカップラーメン(うどん)があれば、お湯を作るのは比較的簡単だから、温かいものが食べられるのである。

衣類・・・よくリサイクル市等で大量の着古した衣類が売られたり無料で配られたりするが、ああいうものを大量に常備しておく。いろんな年齢、男と女、巨人に小人といるだろうが、こうすればかなりの程度対応できる。
新品の下着類もある程度は備えておきたい。

このほか紙おむつ、粉ミルク、老眼鏡等々もっといろいろありうるだろうが、基本的で重要なもののみ挙げた。

次に避難所の設計思想にかかわるような、もう少し大掛かりなもの、インフラ的なものについて

②避難所をどう作るか

ヘリポート・・・今回の大震災では、道路網や港湾等の破壊で、長く避難所に物資が届かず、1日1人おにぎり1個といった惨状が伝えられた。こうした事態に対処するため、各避難所にはヘリコプターが着陸できるスペースを確保すべきだ。学校のグラウンドが近くにあるのならそれでもいい。ただ液状化とか、そこから避難所まで運べるか等十分に検討すべきは言うまでもない。出来ることなら耐震性に優れた避難所にし、その屋上も避難できるようにしておき、そこがヘリポートにもなるというのが理想だ。

プロパンガス・・・プロパンガスのボンベを設置。もちろんがっちり作り震度7くらいには耐えられるつくりにしておく。そしてプロパンで煮炊きできるようにしておけば、前述のカセットコンロともども、料理、湯沸し等は万全だ。

入浴・・・どうすれば一番いいか私には知識がないが、いずれにせよ、煮炊きが出来る以上、そう難しいことではない。五右衛門風呂風なものを作っておき、廃材で沸かすといった方法を含め、いろいろあろう。
基本的には、避難所に耐震の大きな浴場を備えておくのが望ましい。

屋外湯沸かし場・・・かまど的なものを作っておくとか、こうしたものも破壊されることも考えるなら、レンガ等を用意、かまどをこれで作り簡単に大量のお湯がわかせるようにしておきたい。
当然大なべも常備しておく。

水・・・断水していても飲み水(ペットボトルの水を用意しておくべきは言うまでもない)は比較的何とかなるだろうが、問題は仮設トイレ、食器洗い、洗面・歯磨き、入浴等に使う水の確保だ。学校を避難所にする場合なら、プールに常時水を張っておくだけで、何とかなるかもしれない。

冷蔵庫・・・今回は寒い時期の被災だったが暑い時期ではこれが必須だ。アイスノン、保冷材等、冷凍食品等も。

冷房・・・専門的知識がないので他の人の意見を承りたい。
何百人もの被災者を収容する体育館的な避難場所以外に、いくつかの冷房できる部屋を用意しておき、体調不良な人はそちらに移ってもらうのも一法だろう。

非常用電源・・・専門的知識がないので、あまり書くべきでなかろうが、これがあるといろいろ役立ちそうだ。

テレビ・・・避難している人は、ラジオだけでなくテレビで情報を知りたい思いは非常に強いはずである。停電時でも見られるテレビを備えるべきだ。

通信手段・・・携帯電話も含め通常の通信手段がたたれているときでも、外部と連絡の取れる何らかの通信手段を備えておきたい。衛星電話(経費の問題が生じそうだが)以外でも何かありそうだが・・・

(未完)

なお、以上は、基本的にいわゆる「広域避難場所」を想定してのものです。
ただ多くは「避難場所(ミニ防災拠点)」にも援用できるものです。

4月02日 16時12分記
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