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2019.10.30
松風、宝印刷、メニコンが快調に上げる
30日の相場は、指数等では実態が分からない奇妙なことになった。
日経平均株価が131円、0.57%の値下がりになったのに対しTOPIXは0.19%の値上がりになった。騰落銘柄数でみると、値上がり1341に対し値下がり757だから、TOPIXの方が実感を反映していそうだ。ファストリ2.24%安に加え、日本電気5.83%安、東エレク31%安などの影響が、こうした日経平均の大幅下げにつながったわけである。
鎌倉式実感日経平均を算出すると(1341-757)÷6から97円高となる。つまり0.42%のプラスである。TOPIXの値上がり率0.19%も、実態というか実感に比べ低いわけである。これは主力株がほぼ横ばいで、小型株ばかり上げた相場だったためである。
大型株指数はわずかにプラス、中型株指数はわずかにマイナスだったのに対し、小型株指数は0.94%とかなりのプラスだったのである。
というように東証1部は小型株がかなり買われたわけだが、ではJQやマザーズも買われたかというと、そうではなく、JQ0.08%安、マザーズ0.83%安だった。
こうした物色動向は、当道場向きである(推奨銘柄等は小型株が大半だが、マザーズはほとんどなく、中心は東証1部である)。
主力どころの多くが値上がりした。
松風(推)は安寄り後切り返し1728円まであって1716△21。引け新値となった。出来高も着実に増加しており、いよいよ、24日に付けた1769円が視野に入ってきた。
宝印刷は「近々、一気に1745円高値更新となる公算はかなり大きいとみる。つまり、ここは仕込み場であろう。」(10.29日)と書いたわけだが、後場に入って一気に高値を更新、1760△37の高値引けとなった。出来高の30600株というのは、この数か月で最多である。「翻訳事業に英文開示拡大の追い風」(四季報)が吹いているが、クラウド活用のAI翻訳事業も開始している。
年50円配当だったわけだが2020年5月期は54円に増配の予定だ。11月中間期に27円の中間配当。この配当狙いの買いもそろそろ期待できよう。来期は56円程度への増配もありうる。54円でも年間配当利回りは3.07%になる。
トランザクション(推)は956△13と3連騰。前日下げたソルクシーズも955△15と反発、出来高もここ5日連続で増加している。
メニコンは一時3855△155と急伸した。悪い癖を発揮、終値は3785△85だが、それでも、ついに本格反騰に入ったようだ。前向きに見ると、どうしてこんな安い株価なんだろうとなる。よく見れば、年初来高値も、そう遠くないところにある。かくして、4220円高値奪回もありえそうな雰囲気になってきた。お荷物変じてお宝である。
前稿で明るい見通しを書いたテックファームだが、1366△16と続伸した。実は年初来高値の1428円を付けた日(9.25日)の終値は1325▼39だった。そして30日の1366円というのは引け新値である。高値更新が期待できる値動きと言えよう。
2020年6月期の予想1株利益は会社、四季報とも7.9億円だが21年6月期について四季報は10.00億円の大幅増益を予想している。実質1株利益は96.6円となり、時価のPERは14.1倍にすぎない。
ケー・エフ・シー1973△113、橋本総業1735△95、クニミネ工業1031△42と、「新四季報から発掘した妙味株」が大きく上げた。
半導体関連(5G、I0Tを含む)は総じて軟調だったわけだが、東京応化、第一精工、アテクトも下げた。
アテクトは2017年6月の「新四季報から発掘した妙味株」だが、同年8.04日に1957△400とストップ高している。PIM工法に関しての材料発表で上げたわけだが(2017年8.06日の稿参照)、今また、同様な事態になるかもしれない雰囲気が無きにしも非ずだ。
10月31日 23時55分記
日経平均株価が131円、0.57%の値下がりになったのに対しTOPIXは0.19%の値上がりになった。騰落銘柄数でみると、値上がり1341に対し値下がり757だから、TOPIXの方が実感を反映していそうだ。ファストリ2.24%安に加え、日本電気5.83%安、東エレク31%安などの影響が、こうした日経平均の大幅下げにつながったわけである。
鎌倉式実感日経平均を算出すると(1341-757)÷6から97円高となる。つまり0.42%のプラスである。TOPIXの値上がり率0.19%も、実態というか実感に比べ低いわけである。これは主力株がほぼ横ばいで、小型株ばかり上げた相場だったためである。
大型株指数はわずかにプラス、中型株指数はわずかにマイナスだったのに対し、小型株指数は0.94%とかなりのプラスだったのである。
というように東証1部は小型株がかなり買われたわけだが、ではJQやマザーズも買われたかというと、そうではなく、JQ0.08%安、マザーズ0.83%安だった。
こうした物色動向は、当道場向きである(推奨銘柄等は小型株が大半だが、マザーズはほとんどなく、中心は東証1部である)。
主力どころの多くが値上がりした。
松風(推)は安寄り後切り返し1728円まであって1716△21。引け新値となった。出来高も着実に増加しており、いよいよ、24日に付けた1769円が視野に入ってきた。
宝印刷は「近々、一気に1745円高値更新となる公算はかなり大きいとみる。つまり、ここは仕込み場であろう。」(10.29日)と書いたわけだが、後場に入って一気に高値を更新、1760△37の高値引けとなった。出来高の30600株というのは、この数か月で最多である。「翻訳事業に英文開示拡大の追い風」(四季報)が吹いているが、クラウド活用のAI翻訳事業も開始している。
年50円配当だったわけだが2020年5月期は54円に増配の予定だ。11月中間期に27円の中間配当。この配当狙いの買いもそろそろ期待できよう。来期は56円程度への増配もありうる。54円でも年間配当利回りは3.07%になる。
トランザクション(推)は956△13と3連騰。前日下げたソルクシーズも955△15と反発、出来高もここ5日連続で増加している。
メニコンは一時3855△155と急伸した。悪い癖を発揮、終値は3785△85だが、それでも、ついに本格反騰に入ったようだ。前向きに見ると、どうしてこんな安い株価なんだろうとなる。よく見れば、年初来高値も、そう遠くないところにある。かくして、4220円高値奪回もありえそうな雰囲気になってきた。お荷物変じてお宝である。
前稿で明るい見通しを書いたテックファームだが、1366△16と続伸した。実は年初来高値の1428円を付けた日(9.25日)の終値は1325▼39だった。そして30日の1366円というのは引け新値である。高値更新が期待できる値動きと言えよう。
2020年6月期の予想1株利益は会社、四季報とも7.9億円だが21年6月期について四季報は10.00億円の大幅増益を予想している。実質1株利益は96.6円となり、時価のPERは14.1倍にすぎない。
ケー・エフ・シー1973△113、橋本総業1735△95、クニミネ工業1031△42と、「新四季報から発掘した妙味株」が大きく上げた。
半導体関連(5G、I0Tを含む)は総じて軟調だったわけだが、東京応化、第一精工、アテクトも下げた。
アテクトは2017年6月の「新四季報から発掘した妙味株」だが、同年8.04日に1957△400とストップ高している。PIM工法に関しての材料発表で上げたわけだが(2017年8.06日の稿参照)、今また、同様な事態になるかもしれない雰囲気が無きにしも非ずだ。
10月31日 23時55分記
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