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現在、日経平均先物は191円高になっている。ここアメリカ株(NYダウ、NQ指数)が安くても日本株(日経平均、TOPIX)は高いことが珍しくない。
海外投資家の間で、日本株割安、組み入れ比率が少なすぎるという見方が強まっていることも、こういう現象の背景にありそうだ。
アメリカ株のPERが18倍台なのに対し、日本株は14倍台と割安というわけだ。ただし日本とアメリカのPERは、ほとんどいつもアメリカのほうが高く、私の記憶では2ポイントか3ポイント弱、日本が低いことが普通だった。それでも日米の景気の先行きに差がないとすれば、現時点での日本株割安説は妥当なわけだ。しかし、実際は、米中貿易摩擦で、アメリカが世界的に優位で、このため、アメリカ株高が相対的に割高(高PER)でよいというのが、これまでの世界的コンセンサスだったとも言えるわけで、日経が書く日本株割安論には、多少なりと危ういものがある。

21日のNYダウは57ドル高、22日も現時点で32ドル高、そして為替も1ドル108.5円台とまずまずの水準というわけで、日経平均先物は大幅高となっているわけである。

流れに逆らわず行くところだが、物色動向がどうなっているかの見極めが重要となる。内需株か外需株か、グロース株かバリュー株か、それとも、こうしたものの循環物色か。

10月22日 23時52分記
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