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2019.09.29
道志村で女児行方不明に思う
道志村のキャンプ場で行方不明になった小倉美咲ちゃんが、いまだ見つかっていない。
行方不明になった9.21日というと、ちょうど私ら夫婦は日帰りで道志に行っていた。事件を知ったのは帰宅後だが、知っていれば1泊して探してあげられたのにと、本気で思ったことだった。
椿オートキャンプ場というのは、よく知らないが、これを運営しているのは椿荘。民宿旅館は本館、別館で100名の宿泊が可能で、おそらく道志村でも最大級なのではないか。
実は、ここは私のところから歩いて行ける近くで、テニスコートは利用させてもらったこともある。そういうところだけに、今回の事件に、ことさら心を痛めているわけである。
以下は2012年7.29日付の当ブログ。
>2ヵ月くらい?前、月夜野(東西に長い道志村の東端にある)にクマ出現という事件があったことは、書いたと記憶しているが、今度は、ついに人間が襲われたのだ(少し古いことだが)。以下、毎日JP、山梨日日新聞等から。
>17日午前4時半ごろ、道志村の林道で、散歩をしていた東京都の老人ホーム職員の女性(59)がクマに襲われた。女性は右頬と左太ももをかかれ、けがを負ったが、命に別条はないという。クマは近くの森に逃げ込み、同村などが注意を呼び掛けている。現場は、周囲を森林に挟まれた林道で、近くにテニスコートやキャンプ場、民家がある 。女性は都留市内の病院に搬送され、治療を受けた。都留市消防本部によると、女性は「自分より大きいクマだった」と話しているという。
上記の記事のテニスコートのというのが椿荘のそれだったと記憶している。
それはともかく、道志村はいいところで、清流・道志川、そこに流れ込む多くの沢、大室山や御正体山、さらには富士山(椿大橋から望むことができる)などの景色も素晴らしい。
通常、気軽に行楽を楽しめるところのわけだが、その気軽さゆえに、今回のような事件(救助に向かったボランティアの男性も滑落、ただしその後無事帰還)も起きて不思議ないのであろう。
杉林が多く地面には下草などもほとんどないので、斜面は滑落しやすい、また道を一歩離れると同じような景色が広がるので迷子にもなりやすい。
今回の救助活動をテレビ報道などでみていると、隔靴掻痒の感に包まれる。なんと言っても救助態勢が当初は100人未満、徐々に増加して300人態勢くらいまで行ったわけだが、まさに兵力の逐次投入のミスを犯したとしか言いようがないのではないか。過去の事件を見ても、幼い子供でも、何日もすると、とんでもない遠くにまで行っているケースが結構ある。1日目で見つからなかった段階で、これは容易ならぬことになる恐れを強く感じるべきだったのではないか。そうすれば、遅くも2日目には、自衛隊を含め200人とか300人に陣容を拡大、一気に見つける気構えが重要だったと思うわけである。
29日は100人態勢にしたわけだが、30日は一気に20人程度に縮小という。
実は滑落したボランティアの田島さんにしても捜索隊が発見救助したわけではない。マスコミの報道は、この辺をいい加減にしているものがほとんどだが、各種報道をチェックすると、以下が最も正確と思われる。
>小倉さんを探していた別のボランティア男性が自力で下山する田島さんを見つけたという。(朝日新聞DIGITAL)
話がややそれるが、最近は犯人が自首して警察に行っても「逮捕」の見出しで報道されることがほとんどだ。今回のボランティア男性についても、「行方不明のボランティア男性見つかる」(テレ朝news・見出し)とか「発見されました。」(同本文)といった報道が主流だ。
マスコミミが警察等に忖度しているのではと疑いたくなるではないか。
09日未明に千葉市付近に上陸した台風15号の場合も初動ミスが指摘されている。館山市、君津市、山武市等では甚大な被害が出ているのに、当初はほとんど報道もされず、取材班が訪れることもなかった。千葉県に次いで停電の多かった神奈川県、そのうちの大半を占めた鎌倉市でも同様だった(1万戸以上が停電、現在も倒木などで通行止めのか所が複数ある)。
道志村の事件発生が9.21日、台風15号の千葉に猛威を振るいだしたのが9.08日のわけだが、21日は土曜日、08日は日曜日(かつ09日は新聞休刊日)だった。09日朝、停電中の朝6時頃にネットでニュースを検索しても、台風の目新しい情報が全くと言っていいくらいないのに唖然としたことだった。
最近、特に顕著な気がするが、土、日のテレビなどの報道は中身がスカスカな気がする。取材態勢が著しく劣化しているのではと危惧せざるをえない。視聴率低迷、親会社である新聞社の部数急減等で経費削減していることもあるのかもしれないが、報道する側の責任を自覚して、ある程度以上の品質保持をお願いしたいものである。
9月29日 20時55分記
道志村の事件等は前書きにし、株のことに行くはずが、目算が狂ってしまった。
株については、別稿で深夜に。
行方不明になった9.21日というと、ちょうど私ら夫婦は日帰りで道志に行っていた。事件を知ったのは帰宅後だが、知っていれば1泊して探してあげられたのにと、本気で思ったことだった。
椿オートキャンプ場というのは、よく知らないが、これを運営しているのは椿荘。民宿旅館は本館、別館で100名の宿泊が可能で、おそらく道志村でも最大級なのではないか。
実は、ここは私のところから歩いて行ける近くで、テニスコートは利用させてもらったこともある。そういうところだけに、今回の事件に、ことさら心を痛めているわけである。
以下は2012年7.29日付の当ブログ。
>2ヵ月くらい?前、月夜野(東西に長い道志村の東端にある)にクマ出現という事件があったことは、書いたと記憶しているが、今度は、ついに人間が襲われたのだ(少し古いことだが)。以下、毎日JP、山梨日日新聞等から。
>17日午前4時半ごろ、道志村の林道で、散歩をしていた東京都の老人ホーム職員の女性(59)がクマに襲われた。女性は右頬と左太ももをかかれ、けがを負ったが、命に別条はないという。クマは近くの森に逃げ込み、同村などが注意を呼び掛けている。現場は、周囲を森林に挟まれた林道で、近くにテニスコートやキャンプ場、民家がある 。女性は都留市内の病院に搬送され、治療を受けた。都留市消防本部によると、女性は「自分より大きいクマだった」と話しているという。
上記の記事のテニスコートのというのが椿荘のそれだったと記憶している。
それはともかく、道志村はいいところで、清流・道志川、そこに流れ込む多くの沢、大室山や御正体山、さらには富士山(椿大橋から望むことができる)などの景色も素晴らしい。
通常、気軽に行楽を楽しめるところのわけだが、その気軽さゆえに、今回のような事件(救助に向かったボランティアの男性も滑落、ただしその後無事帰還)も起きて不思議ないのであろう。
杉林が多く地面には下草などもほとんどないので、斜面は滑落しやすい、また道を一歩離れると同じような景色が広がるので迷子にもなりやすい。
今回の救助活動をテレビ報道などでみていると、隔靴掻痒の感に包まれる。なんと言っても救助態勢が当初は100人未満、徐々に増加して300人態勢くらいまで行ったわけだが、まさに兵力の逐次投入のミスを犯したとしか言いようがないのではないか。過去の事件を見ても、幼い子供でも、何日もすると、とんでもない遠くにまで行っているケースが結構ある。1日目で見つからなかった段階で、これは容易ならぬことになる恐れを強く感じるべきだったのではないか。そうすれば、遅くも2日目には、自衛隊を含め200人とか300人に陣容を拡大、一気に見つける気構えが重要だったと思うわけである。
29日は100人態勢にしたわけだが、30日は一気に20人程度に縮小という。
実は滑落したボランティアの田島さんにしても捜索隊が発見救助したわけではない。マスコミの報道は、この辺をいい加減にしているものがほとんどだが、各種報道をチェックすると、以下が最も正確と思われる。
>小倉さんを探していた別のボランティア男性が自力で下山する田島さんを見つけたという。(朝日新聞DIGITAL)
話がややそれるが、最近は犯人が自首して警察に行っても「逮捕」の見出しで報道されることがほとんどだ。今回のボランティア男性についても、「行方不明のボランティア男性見つかる」(テレ朝news・見出し)とか「発見されました。」(同本文)といった報道が主流だ。
マスコミミが警察等に忖度しているのではと疑いたくなるではないか。
09日未明に千葉市付近に上陸した台風15号の場合も初動ミスが指摘されている。館山市、君津市、山武市等では甚大な被害が出ているのに、当初はほとんど報道もされず、取材班が訪れることもなかった。千葉県に次いで停電の多かった神奈川県、そのうちの大半を占めた鎌倉市でも同様だった(1万戸以上が停電、現在も倒木などで通行止めのか所が複数ある)。
道志村の事件発生が9.21日、台風15号の千葉に猛威を振るいだしたのが9.08日のわけだが、21日は土曜日、08日は日曜日(かつ09日は新聞休刊日)だった。09日朝、停電中の朝6時頃にネットでニュースを検索しても、台風の目新しい情報が全くと言っていいくらいないのに唖然としたことだった。
最近、特に顕著な気がするが、土、日のテレビなどの報道は中身がスカスカな気がする。取材態勢が著しく劣化しているのではと危惧せざるをえない。視聴率低迷、親会社である新聞社の部数急減等で経費削減していることもあるのかもしれないが、報道する側の責任を自覚して、ある程度以上の品質保持をお願いしたいものである。
9月29日 20時55分記
道志村の事件等は前書きにし、株のことに行くはずが、目算が狂ってしまった。
株については、別稿で深夜に。
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