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2011.03.28 難しい局面
大震災で大きく下げた日本株だが、アメリカ株の堅調や為替相場が協調介入もあって、ここ円安気味に推移していることもあって、大方の予想以上に戻している。
東証1部では2割弱の銘柄が大震災前の水準を回復、復興関連の中小型株では、昨年来高値を大きく上回る水準まで上げたものも珍しくない。

さて、これからの展開である。
25日のアメリカ株はNYダウ、NQとも上昇、為替も1ドル81円台前半(今後も円高局面では強調介入が期待できる)と、この面は好環境。一方CME日経平均はかなりの値下がりとなっている。
原発の方は、起きてみたらとんでもないことになっていたといった切迫した状況ではなくなったようだが、相変わらず予断を許さない状況が続く。

今後の景気を考えると、やや暗い見通しを持たざるを得ない。すなわち、大震災による犠牲者の数が、なお増加し続けていることが象徴するように、経済的損失も当初の予想をじりじり上回る予想が出てきつつある。さらにこうした予想には、計画停電の影響をほとんど考慮していないように思われる。これの実施されているところでは外食、町工場などで売り上げが2割に=8割減になったといった話をよく聞く。
こうした影響が、今後徐々に顕在化、証券会社や各企業が続々業績見通しを引き下げるといった展開も十分考えられる。

ただ、相場というものは、あくまで先を読むものである。東証1部全企業のPBRが1.08倍(3月25日)の低水準にあることも株価の下支えにはなろう。国内景気はだめでも、海外で補い業績の悪化は意外に小さいものにとどまるかもしれない。

こうした、さまざまな見方と、実際に出てくる経済指標を受けて、株価は神経質な動きを当面続けそうだ。
基本的な考え方としては、やはりここは波高し、腰を入れてやる局面ではないというスタンスがいいだろう。
最近挙げた西芝電気、滝上工業、大日本コンサルタントの復興関連3銘柄も、ここからどうなるかは、正直読みにくい。他のここ急騰した震災関連の多くに比べ、この3銘柄はファンダメンタルズも比較的良く、大きく売られるリスクは小さく、なお大きく上げる可能性もある。ただ、前に述べた世紀東急工業のように、荒っぽい動きになるのは必至ということを十分頭に入れて対処されたい。

土・日で有望株を発掘という心積もりで、それなりに努力し、候補の銘柄(復興関連)も2,3ピックアップしたのだが、上述のような相場環境、復興関連のなかにはすでに大きく崩れているものも珍しくないという状況下では、これらを推奨、買っていただくのはリスクが大きすぎるという判断に至った。とりあえず、銘柄名を出すのを差し控えるのを、お許し願いたい。

3月28日 0時56分記
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