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2019.05.04 「森村」の謎
10連休ということで完全お休みモードで、この1週間ほどを過ごしてきたわけだが、休みも残り3日。立ち合い開始前日は、もう休みではないとみると、残り2日である。
幸い、この間の海外市場、NYダウ等の歩みを見ると、ほぼ平穏、特にNYダウ、日経平均先物は強含みなので、残るは06日の動きだけということになる。

そこで、今回は、久しぶりにのんびりと、植物のことを書きたいと思う。
道志の私の田舎家に生えているなんじゃもんじゃの木(以前に書いたことがあるが、私が数年前に発見)は例年GWに咲くので、この時期、いつ咲くかと注意しているわけだが、1週間前は2分咲き、02日は5分咲き(息子一家の報告)なので、明日行くとちょうど見頃を見られるかと楽しみにしている。
前にも書いたことのある自宅に植えてある1才なんじゃもんじゃは今満開だが、同じく植えてある「1才」の付かないかないなんじゃもんじゃは、相変わらずなしのつぶてで、咲く気配がない。

それはそうと、なんじゃもんじゃの花を図鑑やネットで調べると、そろいもそろって、木全体が真っ白と言っていいくらいの状態だ。確かに初めて見たら、なんじゃもんじゃと嘆息したくもなろうが、さほど風情のあるものではない。
それに対して、道志のなんじゃもんじゃの花は、木にパラパラと70個とかかせいぜい100個超くらいしか咲いていない。そのかわり、一つ一つがこの世のものとも思えない美しさ、神々しさだ。蓮の台(うてな)=蓮台が木のあちこちに舞っているという感じなのである。ここで念のため蓮の台がどういうものか確かめようとしたが、いくら探しても、図が載っていない。お分かりにならない方も多かろうと思うので、やむなく、無理に言い換えると、まあ蓮の花ということになろう。私は寺で育ったので蓮の台を日常、毎日のように見ていたし、そういう形の和菓子もよく食べたのでくっきりと思い浮かべるのだが。
こういうことを書くのももしかしたら、道志のなんじゃもんじゃは、通常言われるなんじゃもんじゃ(「花は雪が積もったかのように見える」と書かれる)とは少し違う亜種のようなものなのではないかという疑問が、最近生じてきたからである。
この疑問を確かめるために、来年はネット等に載っている有名どころのなんじゃもんじゃの花を実際に見てみようと思っている。

【モリムラマンネングサ】
森村万年草(モリムラマンネングサ、モリムラマンネンソウ)という植物をご存じだろうか。
私もつい最近まではこの名前を知らなかったくらいだから、そうポピュラーな植物ではないが、実物の写真等を見ればこれなら見たことがあると思い至る方は、結構多いだろう。
さてこの草の名前を知ろうとしても分からない。難渋の末「金平糖のような植物」で検索したら簡単に見つかった(ただし今同じことをやったらダメだった。ヤフーなどは日によって出てくるものが違うのでこういうことも起きる)。
私は数年前にスーパーで、その時だけたまたま外に置いて売っていた2鉢を買い求め、名も忘れ庭に植えておいたのだが、かなり増えて、そのうち、これを大いに増やし1区画全体をこれで埋め尽くしたらということを思いつき、実行に移した。ただよく増えると言っても放置していては限界がある。ところが、散歩途中でこの植物が道路と歩道の間の隙間といったところに、「ド根性・・・」(以前TVでそういう番組をよくやっていた)といった体で生えているのを見かけた。それで注意して見ていると、いろんなところに生えている。その後は、そうした生息地域を見つけるのが散歩の目的・楽しみの一つにさえなっていた。
道路と擁壁の境目、側溝の脇、歩道の植え込みの木の下、廃屋の石段の脇等々、いたるところに生えているのである。その多くは無断でとっても何の問題もないものだ。残念なことに個人宅の荒れ果てた駐車場の脇などに雑草に交じって大量に生えていて嘆息したこともある。
それはともかく、こうしていくつもの採集場所を発見、うち4ヵ所は大量にあって、ほぼ取り放題、ごく一部を採集するわけだが、2・3週間後には元通りになっているくらいだから、大量に集めるのはごく簡単になった。
かくして、我が家では2区画をモリムラ庭園にし、その他の雑草が生えないようにしたいところなどにも、どんどん植えている。そんなわけで、今や我が家には雑草がほとんどなくなったとさえ言っていいくらいだ。偉大なりモリムラマンネングサ。

今、私がモリムラマンネングサで考えている、壮大なプランがある。
最近の新築住宅を見ていると、庭に土を入れ草や木を植えるという習慣がなくなろうとしているのではとさえ思えてくる。とにかく「土」嫌いな人がほとんどになっているようなのである。新築の場合、2台分の駐車場(セメントで固める)をとる、その他部分もウッドデッキ等で覆い、土が出ているところを極力なくすようにしているのである。既存の住宅でも、それまであった芝生などを植えていたことろを、石などで覆うという変更をする家を見かけることが珍しくない。
「草取り」という言葉は、昔は頻用語だったが、今や草取りをしている人などめったに見ない。
考えてみれば、日本は雑草天国だ。北や南の高緯度の国は言うまでもなく、欧米各国なども大半の国は少雨で、日本のように雑草が所かまわず生えることはめったになさそうだ。
日本人が欧米人の真似をして芝生の庭にしようというのが、ハナから間違いで、ようやく、それに近年気付いたとみてもいいだろう。しかし草木のない戸建て住宅というのもさびしいではないか。

そこで私が思い付いたのが、モリムラマンネングサの活用である。
芝生代わりにモリムラマンネングサを植える。
隣家との境等のちょっとしたスペースにもモリムラマンネングサを植える。
公共の歩道等でも、植栽の下草としてなどモリムラマンネングサを植える。

モリムラマンネングサの利点

①びっしりと生えるので、雑草などが生えにくい。
芝生の場合、少し放置すると、あっと言う間に雑草だらけになる。きれいな芝生を維持するのはかなり難しい。
②日向でも日蔭でもヘイチャラ。乾燥にはめっぽう強く、世間の常識と違って過湿にも強い。
③超低コスト。
街中で見つけて採集しても良し、ネットなどで買うもよしだが、少しだけでもあれば増やすのは極めて容易なのだ。つまり、一掴みをほぐしてばらまいて地面に置くだけで、どんどん増えてくれる。本当に「置くだけ」でよく、植え込む必要もないのである。根など付いていなくてもよく、ただ地面にばらまくだけでいいのだ。
信じられないかもしれないが、本当のことである。実は、私は最近、モリムラマンネングサを採集してくると、その帰途、植え込みの木の下、道路脇などの見苦しかったりするところにモリムラマンネングサの細片をばらまいてくるようにしている。既に実績が出始めており、当初は地べたに寝ていたモリムラマンネングサが各地で立ち上がり、元気に育ち始めている。
「花咲か爺さん」ならぬ「モリムラ爺さん」である。
④撤去も簡単。
いわゆるグランドカバーを植えた場合、いろんな事情で撤去したくなるケースも出て来よう。その場合、これが結構大変だったりする。しかしモリムラマンネングサの場合、これもいたって簡単である。手シャベルさえなくてもできるくらいなのである。

と、このように素晴らしいことだらけのモリムラマンネングサなので、これを全国に広め、日本の戸建て住宅が雑草に悩まされない緑豊かな住宅にするのが、私の大望のわけである。これは住宅だけではなく、道路、歩道、公園などにも適用できることだ。行政は、最近は財政難もあって、街路樹を貧相なものに植え替えたり強剪定したりして、維持管理費用を減らそうとするなどなりふり構わぬコスト削減に走っている。そういう無理なコスト削減で街の景観を台無しにするのではなく、頭を使うコスト削減をやってほしいものだ。モリムラマンネングサの活用はそのための一つの手段たり得よう。

「モリムラ」とは?
しかしモリムラマンネングサを、いろいろ調べても、なぜそういう名前なのか、書いてあるものが見つからない。マンネングサというのは、この植物が1年中、緑色をしているからだろうから、疑問の余地はほぼない。問題は「モリムラ(森村)」である。
森村と言うと
①森村財閥、森村グループ(ノリタケカンパニーなど)
②森村誠一(作家。『人間の証明』など)
③森村桂(作家。『天国に一番近い島』など)
くらいしか思いつかない。
なぜ「森村」なのか。この謎に取り組むとしよう。しかしどう調べるか?

5月04日 22時15分記





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