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25日の相場は中小型株中心に幅広く買われ日経平均は108円(0.48%)高、TOPIXも0.51%高だった。値上がり銘柄は1614で75%超に達した。JQは0.36%高、マザーズは1.15%高だった。

24日の日経朝刊に「自社株買い候補銘柄堅調」という見出しの記事がある。
その中に、安川電機が今月11日に発表した業績見通しで、営業利益が市場予想を下回ったが、同時に発表した自社株買いが好感され、翌日の株価は小反発したとある。

たが、この説明はおそらく間違っていよう。ここ3ヵ月くらい、決算や業績見通しを発表した企業の、その後の株価を見ていると、
好業績→株高
悪業績→株安
というふうには全くなっていないからである。
その企業の規模、つまり外国人や機関投資家が買うような銘柄は、業績が悪くとも小幅な下げにとどまるかもしくは逆に上げるケースがほとんどだ。前にも書いたが、日本電産の永守会長が1.17日、記者会見、今期業績の大幅な下方修正を発表したことが、転機となった感があるが、こうした景気敏感株などでは業績悪が悪材料にならなくなっているのである。
22日にデンカ、24日にキヤノンが、ともに業績の下方修正を発表(ともに引け後)している。
デンカは翌23日3350△45と続伸した。キヤノンは25日、さすがに3084▼80だったが、あの悲惨な決算でこの小幅下げである。

当道場銘柄で見てみよう。
コシダカ、ネオスが、好決算発表で翌日は急伸したが、その後ほぼ一本調子に下げ続けていることは、すでに書いたとおりである。この両銘柄は25日もそろって続落となった。
これに対し、ラクト・ジャパンは4.12日(金)引け後に期待外れの決算を発表したわけだが、15日こそ小幅安したが翌日からは戻り基調に転じ、ついに25日は4610△305で、年初来高値を更新した(2分割の権利落ちが好影響を及ぼしたことも考えられるが)。

コシダカのこの下げ(25日でついに9立会日連続安)など、説明不能と言っていいくらいである。ネオスの下げについて、あれこれ解説がなされるが、どうもそういうことではないように思う。なぜなら、まったく同じようにコシダカも下げ続け、またチェンジも25日の下げで6日続落で、小型株には、こうした例が珍しくないからである。慣性の法則で、いったん下落軌道に入ったらなかなか足抜きできないかのような値動きになるわけである。

我々投資家は、こうしたことをしっかり頭に入れて、売り買いを判断する必要がある。
私は、コシダカについて、ここまで連続安したことであり、業績も考慮すると、そろそろ反発のタイミングとみて、24日、少し買ったことは書いた。その後も下げたわけだが、下げれば下げただけ転機は近いわけである。25日も、前日終値より下の値段では買い増しを進め、何とか終値の1526円より下の1523円平均で700株買った。

東京応化(推)は3625円まであって3595△65。
日経記事の自社株買いであるが、すでに書いたように、同社は自社株買いに積極姿勢を明らかにしている。決算発表に合わせての自社株買い発表が多いことからして、決算発表が要注目だ。5.15日のわけだが12月決算会社なので1Q決算となるので、ここでの自社株買い発表は確率は低そうだが、それでもゼロではないだろう。しかも為替が会社の想定を大きく上回る円安で推移しているので、好決算なり好見通しの発表が期待できよう。

日本駐車場(推)が176△3の高値引け。ついに4.02日につけた年初来高値面合わせとなった。引け新値でもある。出来高も142万株弱と3.26日以来の多さとなった。10連休突入直前のわけだが、10連休で各地の行楽地の大賑わいが伝えられることを予想しての買いが入って来た可能性があろう。いずれにせよ、長らく待たせてくれたが、ついに爆発の時が来たのかもしれない。ただ、200円とかとんでもない値段を付けた時の対処は誤まらないようにしよう。そういうすっ高値は瞬間であることがほとんどなのである。

現在NYダウは大幅安、連れて日経平均先物もかなりの下げになっている。10連休前、最後の売り場と心得ていた向きには困ったものだが、まあ運命愛で行くしかないだろう。

4.26日 0時11分記
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